『A-A』
良質な野菜を
手に入れる為には、
まず畑に向かいましょう。
畑に着きましたら、
さあ
野菜を集める時間です。
というワケで、
まずは玉ネギ畑に
向かいましょう。
ここの玉ネギは
日本一の最高級品と
言われていますが・・・
おや?
玉ネギ畑が
一面、
頑丈な檻で囲まれていますね?
一体、
どうしたのでしょう?
あ、
畑の持ち主が
いらっしゃいました。
ちょっと、
お話を伺ってみましょう。
「すいません、
この畑は一体・・・」
「なんじゃ!!
この畑の玉ネギは
全て、
今人気の料理番組、
『料理バンザーイ ナシよ!夏のスペシャル』に
使われる事に
なっとるんじゃ!!
お前さんたちみたいな
三流の料理番組に
玉ネギを
くれてやる訳にはイカン!!」
「な、なんと!
裏番組の
魔の手がここまで!」
「しかし、
お前さんたちの番組が
手に入れて来た、
究極の牛肉を
譲ってくれると言うのなら、
話は別じゃがのう・・・」
・・・この牛肉は、
ビーフカレーを作るのに
欠かせない牛肉!
しかし、
目の前に
並んでいる玉ネギも、
カレーには
欠かせない玉ネギ!
ここで諦める訳にはいきません!!
牛肉は改めて
手に入れ直すとして、
とりあえず、
目の前の
玉ネギを手に入れましょう。
こうして、
牛肉と玉ネギを
交換しました。
今度は
道を歩いていると、
道端にお嬢さんが
座りこんで、
スンスン泣いています。
「弟が急病で、
今すぐ
最高級玉ネギを
丸飲みしないと
命が危ないんです。
でも、
どうしても
最高級玉ネギが
手に入らなくて・・・
どうか、
その玉ネギと、
私のこのかんざしを
交換して下さい。」
さすがに
人の命が掛かっているのなら、
見捨てる訳には行きません。
せっかく手に入れた
玉ネギですが、
かんざしと
取り換える事にしました。
かんざしを
手に入れると、
土手で
トランペットを
吹いている少年がいます。
しばし料理を忘れ、
その音色に
聴き惚れていると、
こちらに気付いた少年が、
ツカツカと
近寄って来るでは
ありませんか。
その少年の話によると、
彼は、
一流のミュージシャンになるべく、
毎日あくせく
働いていたが、
突然、母が急死。
そのうえ、
母の形見のかんざしを
無くしてしまったのだ
と言います。
悲しみに
暮れていたところ、
母の形見とソックリなかんざしを
私が持っていたので、
こちらにやって来たのだそうです。
そして、
彼が汗水流して働いて
買ったというトランペットと、
このかんざしを
交換して欲しいと
言ってきました。
ここまで感動的な話を
聞いてしまったのなら、
取り換えない訳には行きません。
私はまたも、
かんざしと
高価なトランペットを
交換しました。
その後、
トランペットが
カラーテレビになり、
カラーテレビが
お食事券になり、
ロマン輝く
ダイアモンドリングになったりと、
次から次へと
持ち物の交換が
されていきます。
そうこうしている内に、
練馬の土地を
手に入れたのですが・・・
<A>
と、そこに困っている建設会社の人がいます。
その人の持っているビルと土地を交換しましょう。
<B>
と、そこに困っている証券会社の人がいます。
その人の持っている株券と土地を交換しましょう。
<C>
と、そこに困ってるインド人がいます。
その人の持っているカレーと土地を交換しましょう。