『A-B』
良質の野菜を手に入れる為には、
まず市場に向かいましょう。
市場にやって参りました。
糸の麻を買ったり、
テュラテュラテュラテュラったりしてないで、
さっさと
野菜のある所へ向かいます。
さすがは日本一の市場。
活気がありますね。
早速、
野菜を取り揃えましょう。
ジャガイモ、
人参、
玉ネギ、
付け合わせに
福神漬も買っておきましょう。
さあ、
これ位で良うございましょう。
それでは、
スタジオに・・・
ちょ、ちょっと待ってください!!
な、何でしょうか?
あの店は!!
店先の壁には
『カレー材料SOHP・にこにこ』
と書かれているのが
かろうじて読めます!
あのアルファベットの綴りは、
もしかして、
『ショップ』のつもり
なのでしょうか?
入り口には
暖簾のつもりなのか、
無数の『塩』と書かれた看板が
ぶら下げられています!
タバコ屋の店先に
よく見受けられるプレートですが、
何故こんなにも・・・
お店の中には
何やら機械のような物が見えます。
何故、
市場にこんなお店が!?
こんな不思議なお店、
入らない訳にはいきません!
ひょっとすると、
カレー作りにおいての
とんでもない素材が
見つかるかも知れません。
早速入ってみましょう!!
カメラさん、
気を付けて下さいね。
「御免くださ・・・」
「ぬぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ぬっ!
ようこそ!
『かれーそざいしょっぷ・ぬこぬこ』へっ!」
こ、この方、
上半身は白いヨットパーカー、
しかし、
何かしらのシミで
黄色まだらになっている・・・
更に鋭利な刃物で切られた跡が
裂けて残っている・・・
下半身はピチピチの赤いジャージ、
しかも、
後ろポケットには
『2−D 玉谷』の文字が
うっすらと・・・
尚も、
いかにも山伏といった感じの顔と体型は、
どう見ても30過ぎ・・・。
ほっぺたに付いている
うさちゃんのシールが不気味です!
「ぬ、俺の店、
カレーにバッチ ヌゥー!!」
山伏改め、
和製キリマンジャロこと店主さんは、
店に置いてある機械らしき物を
どうぞとばかりに見せてくれています。
しかし、
どれもこれも・・・
何と言いましょうか・・・
料理に使うと言うよりも、
理科の実験か
プラモの改造にしか
使わないような機械。
もしくは、
動かし方さえ
解からないような、
不気味な物体が
並んでいるのです!
そして、
店の奥にはひときわ大きなマシンが!
例えるなら、
『巨大な当たり付き自動販売機』
とでも言った所でしょうか?
「ぬっ!
いい所にぬが付いたぬ!!」
いい所に気が付いたね
と言っているようです。
「これは最高のマシンだぬ〜〜!!」
そう言いながら店主さんは、
マシンの中に次々と
珍奇な機械を放り込んでいます!
「スイッチ、オヌ!!」
ヴ・・・・・・・
ヴヴヴ・・・
今、
料理マシンは低い唸り声と共に
小刻みに動き出しました。
ガン!
ボン!
ガン!
中はまるで、
沢山のガラクタが
混ぜられているようで
うるさくてたまりません!
何かとんでもない事が
始まるのでしょうか?
しかし、
今更引き返せません!
何故なら、
後ろで一生懸命、
お店のドアをかじっている店主さんが、
料理の出来上がりを
待ち侘びているからです!
チィーーーーーーン
・・・出来上がってしまったようです。
今、店主さんが
ハッチを開きます!
中から現れたのは・・・
<A>
ロボです!ロボットです!!
額には『カレーロボ8(エイト)』と書かれています!!
<B>
な、なんと! 先程までとはまるで違う、
ごく普通の人参、玉ネギ、ジャガイモです!!
<C>
「お待ちぬぅ〜さま〜!!」
な、なんと、店主さんです。
でも、いつの間に!?