Column 嘘の話



論理パズルの本であれば必ずと言っていいほど載っている問題がある。
「○○は嘘つきである」
今回はこれについて考えてみようと思う。
さて、この○○に入る言葉として、考えられるのは、私(僕、俺)もしくは彼(彼女、あいつ等)
となるが、実際に使っていいのは彼(彼女、あいつ、山田君)等の他人しかない。
私は正直者よっていう方も居られよう。
「私は嘘つきである」
は、成立しない。皆さんお気づきのように、仮に上記を認めると面白いことが起こる。
つまり、発言した私は嘘つきであるから、上記の文は嘘となり
「私は正直者である」
と、言っている事になる。正直者であるということは、
「私は嘘つきである」
という発言を受けて、私は嘘つきとなる。
つまり、矛盾が生じていることがお分かり頂けたであろうか。
だから、「私は嘘つきだからね」などとは言ってはいけない。「嘘をつくこともある」となり、
(人によっては「嘘をつかないこともある」になる人もいるかも知れない)
言ってもいい場合は
「お前は嘘つきである」(人間関係を壊す恐れあり)
「あいつは嘘つきである」(陰口をたたくのは人間性を疑われる恐れあり)
「ニュートンは嘘つきである」(証明する知識が足りない恐れあり)
「キリンは嘘つきである」(生物学者なら知っている恐れあり)
「消しゴムは嘘つきである」(病院へ行く恐れあり)

人は1日で数十回の嘘をつくらしい。
2005.3.22

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