風の中で。

虚しさに包まれて
イヤイヤ街並作りだす
ビルの間 すり抜け
風を切るくらい
自転車で出かけよう

何も考えられない 飾る言葉もない 涙も枯れ果てた
そんな空気吸いながら タイヤは回りつづける
時間は 止まらない
走り続け疲れても 休める場所もない
花も木も草も
息切れしてるよ
きっと 君もそうでしょ?

排気ガスにまみれて
ぐったりした蝶が
私の掌におちた
震えながら
雲の上 夢見ている

ひっそりと 誰にも 気付かれないように
静かに時を刻む公園
石ころのように 落ちてるかもしれない奇跡の欠片
それを見つけ出すまで
自転車で 出かけよう
そしてやがて気付くだろう
目的地はココ
生まれ落ちたそのときから
てのひらの中 眠りつづけてたんだ

眠りから覚めるまで
タイヤは回りつづける
時間はとまらない