11月9日(日)スタイプは叫ぶ、“STAND IN THE PLACE WHERE YOU LIVE”
『イン・タイム:ザ・ベスト・オブ・REM 1988-2003』を購入。深く深く、どうしようもないほど
感動している自分を発見。
1997年、高校3年。受験の為、東京に向かう電車の中で(そう云えばあれも11月だったな)
カセット・ウォークマンから流れていたのはREMだった。「ラジオ・フリー・ヨーロッパ」、
「セントラル・レイン」、「フォール・オン・ミー」、「ザ・ワン・アイ・ラヴ」、「世界の
終わる日」、「ゲット・アップ」、「スタンド」、「オレンジ・クラッシュ」、「ニア・ワイ
ルド・ヘヴン」、そして「ルージング・マイ・レリジョン」。綺羅星の如き曲たちが、この
人生のある段階での転機を強固に支えていてくれていたのは、紛れもない事実。
当時のメンバーは不動と呼ばれたマイケル・スタイプ(vo)、ピーター・バック(gu)、
マイク・ミルズ(ba)、そしてビル・ベリー(dr)。その後、彼らはビルの大病により彼の
グループからの脱退を余儀なくされ、3人での再出発を強いられた。
こちらはこちらで大学生活に邪気なく奔走。後悔こそしていないものの、数多の失態を重ね
つつ“スタンド・アローン”への階段を踏み重ねていた。時折エア・チェックした田中宗一郎
がパーソナリティのREM特集ラジオの録音テープの存在が懐かしくもなったが(実はここから
REMに入った!)、特に彼らに重点的に触れることもなく5年余りの月日は流れていった。
そして今、再び人生の(違う段階での)転機に際して、再びREMが眼前に現れたことに
偶然を超えた邂逅を読み取ろうと欲している自分がいる。過去のキャリアを乗り越え、
新たなディレクションを目指す時、REMほど力強く響く音はそうそうあるものではない。
同時収録された新曲「アニマル」の歌詞はこう謳っている。
THE FUTURE AND THE TRUTH ON MY ROOFTOP(未来と真実が僕の屋根の上に)
IT'S CALLING ME TO WORK IT OUT(それがうまくやれと僕を呼んでいる)
IT'S CALLING ME TO WORK IT OUT(それがうまくやれと僕を呼んでいる)
REMは今もって、賛辞と尊厳に満ちた過去の曳航を乗り越えようとしている。僕は、まだ何も、
してはいない。
マイケル・ウィンターボトムの映画『めぐり逢う大地(THE CLAIM)』鑑賞。一応ウィンター
ボトムの作品は全て見ているのだろうか。彼にしては珍しくアメリカが舞台。まるでスコセッシ
の『ギャング・オブ・ニューヨーク』のようなストーリー。そしてそれよりもずっと出来が良い。