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不況、リストラ、株安、国際テロ・・・ ぜーんぶ 笑って吹き飛ばせ!!
強者の道具としての法律
どこの会社とはいえませんが、管理人が以前バイトをしていた会社でこんなことがありました。
重役との会食の後、2次会のカラオケでのこと。重役が酔った勢いで、隣にいた女子社員の
太ももあたりを触りました。もちろん女子社員は抵抗しましたが、重役に触ることを止める気配
はありません。また、他の女子社員にもセクハラまがいの言動を終始繰り返していました。そ
んな蛮行が繰り返される中、男性社員ならびに、セクハラを目撃した女性社員はなにをしてい
たのでしょうか。
実は何もしませんでした。というより、何もできなかったというのが正しいです。それはそうで
す。同僚がしたのならいざ知らず、会社の重役です。言えるはずがありません。それでは、最
近多くの会社に設置してある「セクハラ防止委員会」に告発したらどうだったのでしょうか。
実はそれも無理です。何せその「セクハラ防止委員会」そのものを作ったのが会社のトッ
プだからです。「セクハラ防止委員会」に配属されている管理職社員が上司である重役を告発
できますでしょうか。たとえ告発したとしても、重役自らが作った委員会です。手からどじょうが
逃げるようにいくらでも逃げ道を作ってしまうのです。
子供の世界でガキ大将が自分の都合のいいように遊び方を変えていく、それの会社版です。
もう一つ例えると、やすきよ漫才の「80km制限道路を時速100kmで走る車を、時速120k
mで追いかける白バイ。それでは一体その白バイを誰が捕まえるんだ?」というネタ。それの
会社版ともいえます。
そして政治でも同じ場面があります。現在、与党自民党と、野党最大政党の民主党との間で大
モメしているメディア法の一つ、「個人情報保護法案」です。
名前を聞いただけでは、個人の情報を保護する法律、たいへんいい法案だと考えがちです。
ですが、この法律の恐ろしいところは個人の情報を保護するために、例えば悪事を名指しで公
表するにはその人を一度は通さないといけない点にあります。政治家の悪事を暴くにしてもそ
の政治家に、「あなたの悪事を暴くために情報を集めています。」と断らねばならない。それを
しなければ、国民の税金を使った政治家を告発したことでその記者が逆に罪人にもなってしま
うのだ。おかしな話です。
学校で、法律は弱い人を守るためにあると習ったことも嘘だったようです。国会議
員の悪事を暴いたところで、それを帳消しにしてしまう法律をその国会議員が作ってしまうのだ
から、結局のところわれわれ弱者である国民は政治家にとって都合のよい数々の法律ができ
ていくのを見守るしかないようです。
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