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不況、リストラ、株安、国際テロ・・・ ぜーんぶ 笑って吹き飛ばせ!!
2003年の正月。当時無職で暇だった管理人は、朝、昼のワイドショーを見ていた。特に目を
引いたのがデパートの福袋商戦だった。行列に並んでいる人を見ながら、気の毒でならなか
った。なぜ気の毒と思ったのか、それを解説していこう。
先ほど正月にワイドショーを見たと書いたが、福袋に関する内容は年末のワイドショーでもこ
れでもか、というくらいにやっている。福袋は周知のとおり、5千円、1万円、2万円コース・・・と
あって、そのなかにそれより高額の品物が入っている。デパートで一番売れるのが1万円の
福袋らしい。その気になる中身というのが、たまたま見たワイドショーでは、ブランドものの洋
服、帽子、ハンカチ、ベルト、傘などが入っていた。それぞれを合計すると定価5万相当にもな
るそうで、それが1万円。80%オフである。一瞬、こんなお得なものはないと思いそうだが、
そうでもない。
ブランド物といっても、ピンキリである。たとえばブランドに1〜5のレベルを設定するとして、ル
イヴィトンが5だとしたら、福袋に入っているブランドのレベルはせいぜい3である。とてもでは
ないが、ルイヴィトンを買ったような勢いで友達に自慢できるブランド力はない。
次に価格について。忘れてはいけないのが、価格はあくまで売る側が決めるものであって、
時価とは違う。いい例なのが、今回のタイトルの「福袋」である。店頭で8千円では売れない洋
服、5千円では売れない傘・・・これらを5万円分集めて、袋に入れて、1万円にしたところやっ
と売れた。このときの時価は1万円である。つまりもともとこれらの商品価値は1万円でしかな
ったのだ。福袋を買った人に聞いてみたいのが、デパートを歩いていて、福袋に入っていた洋
服の前を通り過ぎたとしよう。果たして欲しいと思うかどうか。大概が普通に通り過ぎるだけで
はないだろうか。やはりせいぜい手にするとしたら福袋として買うくらいである。それらを考える
と、売る側としては福袋なんかはありえない定価をあたかも大安売りのように見せかけた「在
庫一掃セール」のようなものだ。
反対意見がある人は考えてもらいたい。いままでに高島屋でルイヴィトンの在庫一掃セールや
福袋を見たことがあるだろうか。答えはNOである。もともとヴィトンは値段を下げなくても十分
売れる。定価10万円のバッグでも実際に10万円で飛ぶように売れている。つまり時価10万
円なのだ。それを福袋にして80%オフで売るなんてどう考えても正気の沙汰ではない。さっき
も言ったが売れないものほど大安売りと見せかけて売りつくしてしまおうという魂胆だ。そんな
に「お客様のため」を思うなら一年に一度くらいヴィトンの半額セールでもやってもらいたいも
のだ。
定価と時価、どっちが正しい値段かといったらどう考えても後者である。
あと、高校生のときにうちの近くに大型電器量販店ができて限定10台の1000円のテレビを
買うために長時間並んだときのことだ。
どうもほかの客たちは定価5万円が5千円になったワープロが目当てだったらしい。広告で見
たがそのワープロというのが、戦後間もない東京裁判のときに書記官が使っていたようなワー
プロで、タダでも要らないようなものだった。
当時からワープロは使えた管理人は売られたワープロの性能は知っていたが、周りの客たち
は定価5万円→5千円 と、ワープロという未知の道具の安売りということで売り手にまんまと
だまされたわけである。ちなみに1000円のテレビは6年ほど使っているがこれといった故障
はまだない。
そんなわけで、正月のワイドショーを見ながら、これからデパートの在庫一掃セールのカモにな
るために朝早くから並んでいる人たちを見て非常に気の毒に思えた。
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