それでも作る女達
知り合いに、いわゆるブリッコ、の10代の女の子がいる。多分女から見ても、男から見てもブリッコなんだろう。男の前では話し方も蚊の泣くような声。クビをかしげるのが癖(意図的かもしれないが)。困ると、「え〜ん」といって泣くふりをする。きっと私がやったら気持ち悪い女でしか見えないだろう。彼女は、天才だ。アイドルにも、いるじゃないですか。わかると思いますが、彼女はブリッコだろうが、かわいいし、自分もある、ぶりっこだとは思うが、彼女がブリッコだなんて誰も思ってないだろう、同じ女としてすごいと思う。
だが、知り合いのブリッコには、尊敬できない。この違いはなんなんだろう。嫌な感じを受ける子と良い印象をうけるブリッコの子の違い。
何だろう。
彼女はとても変わったファッションをしている。普通の格好か?とおもいきや、首に本物の首輪をしていたり。パンクっぽい格好かと思いきやなんか髪型とのバランスが取れていなかったり。かわいい格好をしてるのに、イキナリ頭にゴーグル。これは個性的なのか、なんなのかわからないけれども、周囲を圧倒させることは間違いない。そんなうえにぶりっこで、女からしてみると、
「ひっかかる男なんているのか」
と思う。これが、結構いるのだ。男は、彼女がブリッコって事を知っている。やはり、男はできる女よりもちょっぴり、頼りなさそうな女の方が好きな人が多いのか。
彼女本人に聞いたことがある。
「あんたって、ブリッコでしょ?」
彼女は言った。
「う〜ん。そうかもしれないけど・・・。何でかわからないけど勝手にそうなっちゃう。」
彼女は自覚もしているし、認めてもいる。だが、やめようっていう気はないような感じだった。
ブリッコってわかってても、わかられてても、彼女は自分自身を自分なりにかわいくしていたいのだろう。
「あのこ、ブリッコだからね〜」
などと、昔はやっかまれるってことは多かったと思うけど、今は、そうでもないのかもしれない。
むしろ、男の前でかわいくなれる女の子達が魅力的だと思うようにすらなるのかもしれない。
そのうち、ブリッコしてなんぼの世界が来るのかもしれないと思った。
皆に認められたブリッコは、もはやブリッコではないのだ。