……ようこそ。ここでは私が過去に目にしてきた本を有名無名・新旧取り混ぜてつぶさにご紹介していくページです。主観を元に語らせていただきます。
記念すべき第1回は、いたいけな少女(自称)だった私の頭に脳挫傷クラスのショックをお見舞いしてくれた
「YES.YES.YES」 著・比留間久夫
河出書房新社 1989
賞を取った作品なので、いまさら私が紹介するまでもありませんが、内容をちょっとだけ。
高校のバンドでボーカルをしていた少年・ジュンは、あるとき自分の中に「歌」がないことに気づき、以来歌えなくなってしまったのを契機に、「自分をこわすため」にゲイバーで躯を売るようになります。ジュンはそこでの「体験」や「遍歴」を経て、自分の中に結論を導きだし……。
かなりアブノーマルな世界が展開されています。
徹底的な自己破壊というのは、抑圧された殻からの脱却と同義に近く、また私にとって強い憧れでもありました。しかし、思ってはみても実行できないのが世の中で、人生それほど悲観もしていないので「あこがれ」に過ぎませんでしたが。
文学がどーのというカタイ話はおもしろくないので、好奇心と興味とちょっとのスケベ心で読んでみましょう。あなたの知らない世界が覗けるはずです。
河出書房から文庫で出てます。長くもなく、短くもないです。
注!! 全編に渡って男同士のからみがでてきます。ボーイズラブ(当時は新耽美小説)に免疫のある人は無理なく読めると思います。文学だと思っても生理的に受け付けない人はやめときましょう。
読んだことのある方、事務室から私に熱いメッセージを!!
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