これは 別れ という恋

     白い紙の手をふるあなた
     バラをあげます ふようの花を
     青むらさきに透けるよな別れの花をあげましょう
 
 

     かそけき顔がふりかえる
     虹の彼方の欄干に
 

     思いとどまる人影が
     ひとつふたつと点る頃
     わたしにあてた涙の紙が
     コトリとドアに おちました
     
     窓から呼んでも
     呼んでも夢は
     夢は夢よと
     にげるだけ
 

     
     さようなら、あなた。
 

     いとしい人。
     つたのからまる恋でした。
     夜明けの空に青白く夢のちらばる恋でした。
 

     
     さやうなら、あなた。
     かなしいひと。