穴からの声

コラム

今話しても仕方のないこと。
でも言いたくて仕方のないこと。

読書の秋

この文章は、
ある特定の人に向けて書かれたものであり、
その特定の人でない人にとっては、
何のことやら意味が解らずつまらないものだと思う。
もし、これは自分に向けられた文章ではない、
と思ったら、他のコンテンツ(ヘロインとか)に飛んでください。

ここ数ヶ月ほど、ずっといろんなことでごたごたしていて
まとまった余暇というものが全然なかった。
その反動のためか、
今週はいっきに四冊の本を完読した。
すべてひとりの有名な作家の短編集だ。

「TVピープル」「回転木馬のデッド・ヒート」
「中国行きのスロウ・ボート」「パン屋再襲撃」を読み。
そして今は、「蛍・納屋を焼く・その他短編」を読んでいる。

これを聞いて解ったよね?
そうです、貴方に向けて書いています。

まず「TVピープル」について。
何のことを抽象化しているのだろう?
と考えると、きっと上手く読み取れない作品群だと思う。
でも気になるなぁ〜。
TVピープルって一体、何者なんだろう?
「眠り」も良かった。主人公が女性で、
それが一人称で書かれているのが新鮮だった。

「回転木馬のデッド・ヒート」
「嘔吐1979」と「野球場」が個人的には好き。
僕に似た登場人物はいませんでした。
なんつって。

「中国行きのスロウ・ボート」
これは全部良かった。いろんな意味で。
出版が中央公論ってとこも渋い!
「羊男」も出てくるしね。

「パン屋再襲撃」
全編に漂うアンニュイなユーモアがいいね。
これも秀作だな。
「ファミリー・アフェア」がちょっと新鮮。
「双子と沈んだ大陸」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」は、
ファンにはうれしい作品。
「ねじまき鳥〜」は同名長編の第一章そのままなんだね。

これらの短編集はいつか読もうと思って、
何故だかずっと読めないでいた。
理由は特にないんだけど、まあいつかは読むだろうと思って。
それで、そのいつかが今週だったわけだ。
でも、ここまでまとめて読むとは思わなかった。
面白いからぜんぜん疲れはしないけど。

僕の読書欲はまだまだ満たされておりません。
いい作品があったらおせーてください。

おしまい。

13th・11・2001



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