はじめに

×0'年代という言い方でよく物事は10年毎に括られます。
80年代のキーワードはヤッピー。証券業界で働くヤングエリートがリッチだった「アメリカン・サイコ」の世界は、男性が強かった時代でもあります。
90年代は一方でウーマンリブ。男性が弱くなり、女性が強かった時代です。80年代に活躍した女性といえばサッチャー元英首相が挙げられますが彼女の場合は「鉄の女」。しかし、90年代に華やかに政治の表舞台に上がった女性といえば、ヒラリー・クリントンでしょう。この時代に理想とされたのは、精神的にも経済的にも自立した魅力的な女性だった訳です。

しかし、20世紀から21世紀へ移り変わる中、新たなヒロイン像が台頭してきました。この女性達は仕事を持ち、表面的には自立していますが、悩んだり壁にぶつかったり。でも、一方で明るく可愛らしく人生を歩んでゆく等身大の姿として描かれています。
この一連のヒロイン達の筆頭に立つのは、おそらくブリジット・ジョーンズ、またはアリー・マクビールでしょう。従属しているわけではない。社会慣習の中に縛られているわけでもない。しかし順風満帆な生活という訳でもない。そういった生身に近い女性の姿は広く受け入れられ、世界中で作品は愛されています。そして、彼女達の系譜を受け継いだ(あるものは模倣ですが)作品が次々と世の中に出てきています。
このHPでは、これらの作品について紹介していきたいと思います。

ヒロイン像の共通点

シングルトン物、というカテゴリーなのですから、当然主人公は独身です。完全な共通点は、これだけと言ってもいいと思います。ヒロインの年齢が30以上でなければいけない、なんてこともありません。20代の女性が活躍する本も少なくないですし、10代が主人公でも「これはシングルトン本でしょ、ふふっ」というステキな本があります。
で、完全な共通点という点に限らない場合は、もちろん例外はありますが、それ以外にも彼女たちは多くの共通点を持っています。キャラクターは異なっていても境遇が、年齢は違っていても背景が、というようにどこか重なりあう部分があります。また、悲しいかな、この一連の本の中には2番煎じの物も多く、より一層この傾向が顕著となっています。(真剣に議論する訳じゃない以上、これらの本が楽しくて面白ければ、それもまたよし、なのですが。似たようなテイストの本が読みたくても、同じ作者が同じクオリティが同じような話ばかり書いていても、ファンはいいとしてそれは作家としての幅を狭めるばかりですし)

さて、共通点を挙げていきたいと思います。

出版業界勤務が多い
基本的に総合職、中産階級、学歴あり
イギリスに一般職/総合職という分け方があるのかはともかく、お茶汲み・コピー取りだけで給料もらってる人は少ないようです。ルーチンワークにも悩みは付物ですが、仕事上の悩みなんかとしては話を膨らませにくいのか。作家自身が学歴もあり自分と同じくらいと考えるランクのヒロイン像を描いてるせいかも知れませんが。

男運が悪い
甘い
悩むが前向きでもある
とびきりの美人ではないがキュート

ストーリー上の共通点

好き嫌い





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