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/////////LongLongSaga外伝 古よりの記憶編///////////////////////////////////////
////////////////////////////////////////////////////第2号//////////////////////
////////////////////////////////////////////////////発行者:菅野紘//////////////
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今号の目次
1 挨拶
2 作者より
3 LongLongSaga外伝 古よりの記憶編 第一話 神によって選ばれし物の運命 前編
4 あとがき
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1 挨拶
 今回もかけました。読んでください。あとがきのクイズコーナーもよろしく。
正解者には、う〜んと・・・桃太郎異聞録の特別編を進呈しましょう。
そうですか?最近では僕も桃太郎異聞録の方が書きたくて、書きたくて仕方がないんです
よ。
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2 作者より
 やっと出ました。外伝の2号。この話は構想に三日、書くのに二時間を要しています。
しかし、やはりめちゃくちゃな文章が直らないんですねぇ。困ってますよ。本当に。
次回の本編あたりで、僕の友達が書いた小説を載せようかなぁと思っています。
みなさんソッチの小説に乗り換えないでくださいね。
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3 LongLongSaga外伝 古よりの記憶編

  第一話 神によって選ばれし者の運命(さだめ) 前編

 シュネータと呼ばれたその青年はその日、この国の兵によって捕らえられた。罪状は一
切明かされぬまま二日が経とうとしていた。
 

時はガリア王国第二王朝ムビラ一世の統治下であった。
 そもそもこのシュネータという青年、この国のラビア・ニーダにかよう十八才のごくご
く普通の青年である。いや、最近になってその実力をグングンと伸ばし始めた、将来を期
待されている、悪く言えば末の恐ろしい青年だ。
 今このガリア王国では国内に大きな勢力を持つ二大宗派、チェザリ派とミテルス派が宗
教戦争を繰り広げている。
 特に最近では、この二大勢力は、実はこの戦争に乗じて国王を暗殺し、さらにはこの国
の実験を一手に握り、支配しようとしていると言うもっぱらの噂である。
 その折、傭兵を育成・訓練するラビア・ニーダのシュネータという青年が頭角を現し初
め、未だ学生でありながらも、第一線にてはたらいている王家御用達の屈強な傭兵を悉く
蹴散らしたと言う噂が王宮内に広まったのだ。事実、王宮内最強とうたわれた男が怪我と
精神的な傷のために辞めていった。この噂は王宮内特別親衛隊の隊長の耳にも入った。当
然のごとく親衛隊長は最悪の事態を避けるために思案を重ねた。最悪の事態とは、シュネ
ータがどちらかの勢力に雇われ国王暗殺の任を請け、この国の王ムビラ一世を殺してしま
うと言うシナリオだ。
 親衛隊長は考えた。
(仮に切り捨ててしまうにしても、国王陛下のもっとも信頼していた男が赤子のようにあ
しらわれたと聞いては、手向かわれた場合を考えると得策とは言えまい。とすればいっそ
のことこちらに引き込めはしないだろうか。しかし、ヤツがどんな男かもわからずに雇う
というのもいかがな物だろう。)
 普段は体が資本である隊長もこのときばかりは筋肉化した脳みそをフル回転させてい
た。
回転すればするほど不安の要因は増えていくばかりのような気がしてくる隊長であった。
 結局隊長自らが一度シュネータを観察しそこで決めてみようと言うことになった。だ
が、その場合に何処まで真実を語り、何処まで嘘で押し通すべきか悩んだ。
元来この隊長は西洋で言えば騎士道、又東洋で言えば武士道などと言った物を絵に描い
た様な人物であり、嘘という物をつくのが苦手なのだ。この前もカミさんに嘘をついた
のがその場でばれて、エラい目にあったばかりである。
 隊長は考えた。
(私がカミさんに嘘をつく→ばれる。つまり、カミさんよりも数段上を行くであろうシュ
ネータに嘘をつく→即ばれる。であるから、嘘など無用。)
こうして導き出した答により、シュネータには全て真実を語るが、しかしその内容は極力
薄い物にし、あまり多くを悟られないようにしようということにした。
 その日のうちに国王の名で、二日後に隊長が訪ねると言う旨の手紙がシュネータのもと
に届けられた。
 二日後、隊長はラビア・ニーダの男子寮の三階にあるシュネータの部屋を訪ねた。
 隊長はシュネータを見て驚きを隠せなかった。その理由は容姿にある。流れるような窓
からの風になびく少し長めの黒髪、目は右目は黒色の瞳だが、左目は何というのだろうか
、色が抜けたかのように白目の部分は真っ白く、しかし本来黒めである部分は赤い。体躯
は華奢で隊長の顎のあたりに額が来るくらいの身の丈である。まくり上げられた袖の下か
らは細く白い腕が見えている。後ろ姿は間違いなく女性のそれに近かろう。ただ一つ前か
ら見たシュネータを男性だとわからせる要因は顎に生やした無精ヒゲである。
 このヒゲさえなければ、前から見ても女性とは行かないまでも中性的な魅力は放ち続け
ることだろう。
 隊長は改めて疑問に思った。果たしてこの青年が、本当にあの王宮きっての猛者であっ
たあの男にけんかで勝ったのか、と。そして同時にその姿形を思い出してみる。やはり無
理だろう。確かにあの男はシュネータの倍は在りそうな体格だった。
 疑問を払拭すべくまずこう聞いた。
「君がシュネータ君かい?」
反対側に座るシュネータは静かに、しかしハッキリと
「はい」
 とだけ答えた。
 その正面を見る目はまるで何もかもを見透かしているかのようでもあった。隊長には解
っていた。彼はその見た目や実際の年齢以上の物を、その内面に秘めていると。
 しばらくの沈黙がこの部屋の中を行き交っていた。だが、その空気には気まずさなどと
言った物は混じっておらず、本当に黙っていることこそが一番考えていることを伝えるた
めの手段にすら感じられる。
 ふと隊長が口を開いた。
「今のこの国の現状を、君とて少なからず解っているだろう。」
 その言葉にシュネータは軽くうなずくことを返答手段に用いた。
「それは実に悲しいことだ。同じ国に暮らす、同じ民族が、ただ思想の相違のみを理由に
血を流している。」
「チェザリとミテルスですか。」
 シュネータはいっそう声を小さくしてつぶやいた。
「うむ。彼らはムビラ一世陛下の命を狙ってるそうだ。君のところにそれに関係しそうな
話が持ち込まれたことは無いかい?」
 一気に隊長は本題に入ろうとしていた。
「いえ。何も。だって僕はまだ学生ですよ。」
 シュネータはほほえみを浮かべ、こちらを見ながら答えた。
「そうか。まだ来てないか。」
 隊長はそう言いながらも、次にどう切り出すべきかを思い悩んでいた。
「実は君は、かなり危険な存在だと認識されているのだよ。先日きみは我が王宮に仕える
一人の男をけんかで倒しているんだ。」
「僕がですか。何時、何処で?」
「ついこの間のことだよ。橋のところだ。このくらいの大きさの男さ。」
 そう言いながら隊長は右手を高く挙げその男の身長の如何ほどかをシュネータに示し
た。
「はぁ。橋のところですか。確かに大きい男に絡まれましたね。彼はそんなにすごい男な
んですか。」
「あぁ。君が思う以上に彼は強いヤツさ。王宮内でも一、二だろう。そこでだが、君に一
度我が国の軍に捕まってほしいのだ。そうすれば王の身の危険も和らごう。その後で、王
に君を謁見させ正式な国の兵士になるように取りはからおうじゃないか。」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ。何でいきなり捕まれなんて訳のわからないことを言
い始めるんですか。」
「解っている。私がいかに無茶なことを君に対して行っているかなどと言うことは解って
いるんだ。だが、このままではこの国そのものが無くなってしまうかも知れないんだぞ。
私にはこの国が無くなるなどと言うことは考えられん。頼む!一度でいいから捕まってく
れ。」
 何か隊長の言葉の最後の方は一見するとどこかおかしい。しかし、この国が無くなるか
も知れないと言うことは嘘ではない。
「ちょっとだけ待っていてください。」
 シュネータは席を立った。シュネータは寮の反対側にあるテラスに出た。
(僕が危険人物?国の存亡の鍵?この国が無くなる?いっぺんにこんな事を言われるなん
て。何だってんだ。くっ!)
 シュネータは思いっきりテラスの手すりを叩いた。
 ゴン!
 乾いた音だけが響いた。
(くそっ!)
 ゴン!
 乾いた音は変わらない。
 興奮したシュネータの体は自然に涙を流していた。それは頬を伝い、そしてテラスの
手すりへと流れた。その涙は薄い紅色を含んでいたが、シュネータにはそんなことなど
見えていなかった。
 一通り涙が落ち着くとシュネータは部屋で待つ隊長のところへと戻っていった。
(続く)
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5 あとがき
 あとがきです。今回、ようやく外伝を書けました。それにしても不思議なのが外伝と
本編の読者数があわないことです。僕の構想の中では外伝と本編はしっかりとつながって
いるので、併せて読まないといつか解らなくなるはず何ですが、それなのにみなさん本編
ばっかり、読んでるんですねぇ。
まぁ、いいですが・・・。
さて、本編の2号で出したクイズの答とまいりましょう。
問題はリードのモデルになった人は?と言うことです。
ヒントは『四角』『最後』『8』『主人公』『種』でした。
それでは謎解きと洒落込みましょうか。まず『四角』これは、あるゲームメーカーのこと
です。そう、SQUARE(綴り合ってる?)ですね。次に『最後』これはファイナルです。
ここまでで解るのはSQUAREのファイナル。つまりファイナルファンタジー。次に『8』
ですから、ファイナルファンタジー8となります。『主人公』はそのままにして、
『種』というのはSeeDの事ですね。と言うわけで正解は『スコール』でした。
それと、外伝の主人公の方も問題にしておきましたが、こちらの答はシュネータ・ラビア
ですね。
それでは、今回のクイズにしましょう。
これは私もLongLongSagaを書き始めてから気付いた事なのですが、実はニーダという人物
が、やはりFF8に出ているんです。
そこで、FF8のニーダ君の居場所を答えてください。
ヒント:『蒼い色の庭』『3』
これで十分です。
答は、本編の3号で。
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書いた人
菅野紘(まだまだペンネーム募集中)
技術協力
Y.S君(未だ出演交渉中)

Long Long Saga Official HomePage
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菅野紘(もっとペンネーム募集中)にメール
hiroshi_k@cat-v.ne.jp