|
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// /////////LongLongSaga
〜終わらない〜//////////////////////////////////////////// ////////////////////////////////////////////////////第2話////////////////////// ////////////////////////////////////////////////////発行者:菅野紘////////////// ////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
今号の目次 1
挨拶 2 LongLongSaga 〜終わらない〜 紅の章 第一章 第1幕 「始まるとき」 3 オススメ本 4 最近思うこと 5
発刊の辞
________________________________________________________________________________
1
挨拶 今回、無事に第2部を発行出来たことを心から喜びたいと思います。 今回も皆様、最後まで読んでください。よろしくお願いします。 ________________________________________________________________________________
2
LongLongSaga〜終わらない〜
紅の章 第一章 第1幕 「始まる時」
「くっ!まだ頭が痛い。」 全くその通りだ。また変な夢を見て、目が覚めたと思ったら頭が割れるほどにいたい。 もうろうとする意識の中、この「紅の章」の主人公になるであろう人物は 重たげに上半身を起こすと、窓の外へと目をやる。 それにしても毎回変な夢だ。体全体を覆う痛み。永遠に続くかと思われる闇と孤独。 そういえば、血のような匂いも嗅いだ気がする。 だが、不思議とおぞましさや恐怖と言った類の者は感じない。 むしろ、その環境に身を置くことを望んでいるかのごとく心の中には曇りはない。 だが、頭はいたいのだ。 奇妙な夢についていろいろな思いを巡らしつつ、窓の外の光景を見る。 それは我々が住む地球とは違う環境だった。 無論、この物語の主人公となる彼は生まれたときからこの景色を見続けている。 半ば飽きてきた日常的な景色だ。しかし、地球人から見ればどうだろう。 人々は、クリーム色をした薄手の布で出来たシャツのような物に、男性は同じ生地で 出来たハーフパンツのような物。女性も同じ生地で出来たスカートをはいている。 装飾などはほとんど施されていない。が、地球人の服装よりもいっそう文化的に 見えるのは彼らの賢そうな眼と左耳に取り付けられたなにやら不思議な形をした機械のせ いかもしれない。 建物にしても服装と同じだ。白い粘土のような物で作られた箱に人々は暮らしているらしい。 だが、彼のいる部屋の壁は少なくとも我々の知っているような内壁の質感ではない。 彼の家も他の家と同じく、外は粘土で作られたような質感を持っている。 ただし、内壁には決して粘土を使って出来ているとは思えないほどに見た目は金属質で、 しかしそれでいて感触は何とも言えない、地球上で例えるならばプラスチック、、、 いやもっと、、、。 そんなことはこの物語の進行上おそらくこの時点では何の支障もないと考えられる ので、話さないことにする。むしろ、話したからどうしたと言った方向に進み物語が にっちもさっちもいかなくなる可能性すら有るためここはひとまず、この紅の章を 担っていく主人公を紹介することにしよう。 彼の名は、、、。 「お〜い。リード!朝飯食おっぜぃ」 おや?誰かが先に主人公の名前を呼んでしまった。 そう。いまリードと呼ばれた人物こそがこの紅の章を担う主人公。 リード。年齢と言えばまだ18を過ぎたばかりだ。長身では有るが割と細身でさらに顔つ きも中性的で現代日本ならモテモテだろう。服装は一応、寝間着なのだが外の人が着てい る服とさほど変わり無い気もする。 言い忘れたが、この世界では生まれてから成長し、24歳で職に就く(この国の法律から 24歳になった時点であらかじめ選んだ職に就く。選ぶ仕組みは後ほど。)まで名字とい う物はつかないのが普通だ。 例を挙げるとするならば、鍛冶屋だと「ルイースキン」「ファインナム」 「ボレック」等が特に有名だ。 この世界独特の価値観というのだろうか。自らの血を分けた家族や親戚と同じくらいに同 じ職に就いている者に対しての、何というか、、、仲間意識という物の一種の発展系なのか も知れないが愛情を抱くと言っていいだろう。 さて、肝心の主人公リードは先ほど言ったように18歳だ。この世界では16歳になれば 職を手にするためのある種、修行を受けるため自分が志望する職業に関する知識また、技 術の習得を目的とした「ニーダ」と呼ばれる訓練施設にはいるのが普通と言うことになっ ている。 リードもその「普通・一般」の枠から漏れることなく、16歳になるときに政府に雇われ る傭兵==と言っても今では専ら要人の警護に当たるボディーガードのような物だが==の 一派であるラビア一族の経営する「ラビア・ニーダ」に入った。 普通、大工や鍛冶屋などは名字ではなく大工を意味する単語である「バイリ」や、鍛冶屋 を意味する単語、「セロイズ」などを頭につけた「バイリ・ニーダ」や「セロイズ・ニー ダ」等の名前で国が経営するが、傭兵の場合は例外で戦乱の続いた昔は戦場で命を賭して 戦う大きな戦力、時代が変わりある程度の平和が保証された今でも政府要人や各界の大物 などの警護としてその役目が大きいため、それぞれの族に補助金を出しニーダを経営させ て、さらに5年に一度の武闘大会などによって各ニーダの実力の向上を図りそこで成績の いい者には軍の上層部への就職や、国家的重要施設警備、など一般人なら見ることも出来 ないような奥底での、しかも高給な仕事が待っている。 ここで説明しておきたいのだが、この国では「傭」の字がつかない兵は大昔よりこの国の 主である王を守り通してきた、「レイド」「ニクシス」「ラベル」「ライカー」の四士族 と呼ばれる血を引く者のみであるとされてきた。さらに言えば、傭兵だからと言って任務 が終われば解雇されると言うことも長い歴史の中でほとんど行われなくなってきた。今と なっては就職してしまえばこっちのモノの様な部分さえ無いわけではない。 さて、リードは「ラビア・ニーダ」に所属するわけだが、この「ラビア・ニーダ」ともう 一つ、「キャリド・ニーダ」が現在傭兵の養成施設として国内の2大勢力として日々鍛錬 に励み、国を背負ってゆくべく互いのライバルとしての認識の元に各学年実力をメキメキ と付けている。 さらに、リードがこの「ラビア・ニーダ」を選んだ理由を上げるとすれば、自分の家の隣 にあるから、、、なのだが、それ以上に選択できる進路の豊富さも有るだろう。 「ラビア・ニーダ」は現在「Aクラス傭兵養成科」「Bクラス傭兵養成科」 「Cクラス傭兵養成科」「Aクラス特殊工作兵養成科」「Bクラス特殊工作兵養成科」が 新入生を募集しうるだけの席の余裕を持っている。 さらに、「AAクラス傭兵養成科」「AAクラス特殊工作兵養成科」が定員を満たしきり、 先3年間は新入生は来ないことになっている。 ここで、先ほど傭兵を養成するためのニーダであると言ったのに、何故特殊工作兵養成科 が有るかというと、勿論意味もなく開いた訳ではなく国から今まで特殊工作作業も傭兵の 仕事として依頼していたが、どうにも失敗することが多いため、専門の正式には「特殊工 作傭兵」として特に特殊工作作業に従事する者を養成してほしいとの通達が来たからであ る。であるから、まだまだ知名度は低く生徒の数も多くはない。 さらにさらに、このニーダの「AAクラス傭兵養成科」において特に優れて才能を見せた 者のみにその道へ進む権利が与えられるという「Sクラス傭兵養成科」と言うのが有る。 この学科は過去に7人しかその門をくぐっておらず不可能とさえ言われてきた。 リードは現在、「Aクラス傭兵養成科」に所属し学校生活ならぬニーダ生活を満喫してい るところなのだが、それなりの夢という物がある。その一つと言えば4ヶ月に一度の校内 におけるクラスアップ(クラスダウン)の可能性もある実力試験でまずはAAクラスに、 クラスアップしさらに伝説と言われたSクラスの8人目となることだ。 元々は、AAクラスで入学し17歳の終わり迄AAクラスだった。そろそろSクラスへク ラスアップの誘いでも来るのでは。と内心思っていた。その矢先に例の夢を見始めた。あ の夢を見るときは決まって起きる時間が遅くなる上に激しい頭痛、倦怠感などに襲われる ため学校へなどいけない。 この「ラビア・ニーダ」の場合幸運にも遅刻などはさほど重く見ない。むしろ実力の方を 重点的に見るので曲がりなりにも成績が優秀だったリードに対する評価が遅刻によって下 がることはなかった。 しかし、運悪く例の4ヶ月に一度の実力試験の日にその夢を見てしまったのだ。 この「ラビア・ニーダ」の校則のような物に「4ヶ月に一度の定期実力試験には何人たり とて、いかなる理由があろうとも遅刻及び欠席は許されない」と書かれているため、何と か寝坊だけは免れたリードは急いで試験会場へいった。 実力試験とは名の通り実力を試す場であるから、体を使う。その方法は簡単で、他の生徒 と軽く殴り合ったりする。 いままで、実力試験で引き分けたことはあっても、持ち前の負け嫌いとガッツで何とか負 けることはなかった。 そのガッツの出所と言えば「負けること=クラスダウン」から来るわけであるが、その日 のリードは(悪)夢の後の頭痛や倦怠感のなか、死ぬ3歩前くらいまでボコボコにされた。 無論、負けである。 その日からリードはAクラスにクラスダウンした。その後もいまいち勝つことが出来ず、 しかし負けるでもないためAクラスにずっといるのだが、一番最初に自分を倒した奴がそ の次の試験の翌日から自分の隣の席でAクラスの授業を受けているのも何とも不思議な感 じだ。 その一番最初に自分を倒した奴こそさっき朝飯だぞ〜と叫んでいた男である。 名前はライン。歳はリードと同じであるがもう少し「男!」と言った顔つきをしている。 身長も低い。かろうじて足が長いため、全体のバランスがとれているせいもあるだろうか。 決して不細工には見えない。 文章では職業の仕組みやリードの身の回りに関することを述べてきたが、彼らにしたらそ んなことは関係ないわけであって、話し続けている。 「リードぉ早くメシ食えって!授業始まるから食堂閉まっちゃうぞ!」 そんなことを言われても今日はおそらく出席は出来ないだろうと思い、その旨をラインに 伝えるべく壁に寄りかかりつつラインのいる寮の部屋の玄関までゆっくりと歩を進める。 「よぉ、リード元気かぁ?」 ドアを開けるとラインが聞いてくる。が、元気ではない。 「いや、全然ダメだ。また例の夢を見た。今日も授業には出られそうにない。」 しゃべるのも億劫だが、連絡だけはしっかりとしておきたいので、ラインに授業に出席し ないことを担当のラーグ・ラビアAクラス担当教官に伝えてくれるよう頼む。 ラビアと言うのは勿論のこと、傭兵である証にしてこのニーダの卒業生であることも示し ている。 ラーグ教官は傭兵養成科教官には珍しく女性である。年の頃と言えば見る限りリードとさ ほど変わらないくらい若い上に容姿端麗で有るから男子生徒には勿論ウケが良い。だが、 当の本人はと言えばそんなことなど気にしていないと言わんばかりに常に厳しく生徒に接 するように心がけているようだ。 ラインに欠席連絡を頼んだリードは再び窓際におかれたベッドに潜ろうと方向転換しよう とするが、フラフラとしてなかなか回れない。 やっとの事でベッドの方向に進路を取り1歩2歩と進む、5歩ほど歩きもうすぐベッドと 言うところで不意に両膝から力が抜けた。 (なんだ?) そう考えているうちにリードは床に倒れていった。 ________________________________________________________________________________
3 オススメ本
最近は専らこのLongLongSagaのためだけに時間を割いています。 以前は何をするでもなく、ごろごろとしていました。 そんな私に天啓を与えてくださったのが、「召喚教師 リアルバウトハイスクール」 と言う本です。私はこの本を従兄弟に借りて読んだのですが(と言っても一巻のみ) それを皮切りに私はいろいろな本を読むようになりました。 そこから自分で書いてみようと思うようになったのです。 とりあえず今回のイチオシは「召喚教師 リアルバウトハイスクール」と言うことで。 本屋さんのファンタジーコーナーの富士見ファンタジア文庫の中に有るでしょう。 この本を読んだことのある人は次回の「オススメ本」のコーナーをお楽しみに。 ________________________________________________________________________________
4
最近思うこと
最近、このLongLongSagaを書きながらもブックオフへ入り浸り文庫本を漁っています。 たまには新品で買いたくなり、八文字屋という本屋さんへも行くのです。 そこの本屋さんは、僕の中で需要ナンバー1なんですが、その理由として本の数の豊富 さと、ファンタジー系文庫への一般文庫と同じような扱いが上げられます。 僕の家の近くにもいくつか本屋さんが有ります。 そこではファンタジー系文庫は端の方に寄せられ、肩身の狭い思いをしています。 その中でも一軒、特に問題なのがファンタジー系文庫を仕入れていない店が有るのです。 でも八文字屋は違いました。司馬遼太郎などと同じ区画にしっかりとファンタジー系文庫 が堂々とおかれていました。 先にかいた、品揃えの豊富さもありそこへ行けば何でもそろうと言った感じになっていて もう申し分ないです。 ファンタジー文庫の迫害や差別が一刻も早く無くなり、どんなに小さな本屋さんでも ファンタジー系文庫が買えるようにならないものかと切に願います。 ________________________________________________________________________________
5
発刊の辞
今回インターネットのメールマガジンにおいて、まぐまぐ様よりこのようなすばらしい場 を提供していただいたこと、誠に感謝にたえない次第であります。さて、このメールマガ ジン『LongLongSaga〜終わらない〜』はそのサブタイトルの通り終わりはなかなか来な いものと思います。ですから今、かように未熟な私ではございますが、この話に終わりが 見え始める頃には第1部からの私の成長をもかいま見られるものと思います。このメール マガジンをご購読いただいた皆様。末永く見守ってください。尚、この『LongLongSaga ?終わらない?』にはちゃっかりと外伝が用意されています。そちらもあわせてお読みい ただけるとより一層、この『LongLongSaga?終わらない?』をお楽しみいただけるもの と存じます。 (この発刊の辞はLongLongSaga〜終わらない〜第1話の冒頭に掲載されたものです。) ________________________________________________________________________________
|