北朝鮮がミサイルを発射、日本海は波高し・・・日本人 vs 朝鮮人
1) 7月5日の未明から早朝にかけて、北朝鮮は弾道ミサイル6発を日本海に向けて発射した。 年寄りの私はたまたま早く目が覚めたので、サッカー・ワールドカップのイタリア対ドイツ戦をテレビで見ていたら、「北朝鮮、ミサイルを発射」という速報テロップが出た。
ぼんやりとテレビ観戦していた私は急に目が冴えた。テポドン2号を撃つらしいと言われていた北朝鮮が、本当にミサイルを発射したのだ。 その後、5時間ほどの間に計6発の弾道ミサイルが日本海に撃ち込まれ、テレビ各局は“けたたましく”その報道に追われていた。
日本(北朝鮮)時間の5日はアメリカでは7月4日の「独立記念日」で、スペースシャトル「ディスカバリー」がその日を祝うかのように打ち上げられた。 しかし、そのニュースはほぼ同時刻に発射された北朝鮮のミサイルによって消し飛んだ感じになった。
国内の新聞は号外を出すし、アメリカのCNN放送はミサイル報道一色になった。日本政府は直ちに安全保障会議を開いて対策を協議するなど、国の内外で騒然とした状況になった。 北朝鮮は結局もう1発を含め計7発のミサイルを発射して終ったが、われわれ日本国民に強い衝撃を与えたのである。
2) 衝撃の強さは、政府が直ちに発した北朝鮮への制裁措置にも現われている。それはミサイル発射直後に取られた「マンギョンボン号(万景峰号)」への入港禁止措置である。 この入港禁止措置は拉致被害者の家族らが日頃から求めていたものだが、なかなか実現せずに推移していた。
この2〜3年、私などもジリジリしながら見守ってきたが、政府は経済制裁措置どころか「マンギョンボン号」の入港禁止さえ決めかねていたのである。従って、いい加減に諦めかけていたら、北朝鮮のミサイル発射で直ちにこの措置が取られたのである。そういう意味では、極めて適切でタイミングの良い決断だったと言える。
しかし、ここでもう一つ指摘しておきたいのは、北朝鮮がミサイルを連発している正にその時、韓国の調査船が竹島付近の日本のEEZ(排他的経済水域)内に侵入してきたことである。 北朝鮮と歩調を合わせたかのような韓国の行動は、はたして“偶然”の出来事だったのだろうか。
一部の報道によれば、北朝鮮のミサイル発射は2日ほど前から日米韓3国の間で予測されていたという。この報道の信憑性はどうであれ、調査船の侵入は偶然にしては余りにも出来過ぎではないか。 言葉は悪いが、韓国の行動はまるで“火事場泥棒”のような感を与える。
北のミサイル発射の衝撃が余りに大きかっただけに、韓国船による海洋調査はニュースの片隅に追いやられてしまった。本来なら、トップニュースで扱われるべきものだ。 竹島周辺の日本領海内に入った韓国調査船に対して、わが国の巡視船は退去を求めたが拒絶された。これによって、韓国は一つの既成事実を作ったのである。
こうして見てくると、7月5日というのは『南北朝鮮』による一方的な日本海蹂躙(じゅうりん)の日だったと言える。 北はミサイル発射で軍事的脅威を振りまき、南は日本のEEZや領海内に侵入してきたのだ。しかも韓国(南朝鮮)は今や、北朝鮮に対して親密な“融和政策”を進めているのだ。
3) そこで「日本海」の呼称についてだが、韓国は「東海」とか「韓国海」「朝鮮海」に改めよと主張しているようだ。 しかし「日本海」の呼称は歴史的にも国際的にも確立されていると、われわれ日本国民は思いたい。
この呼称問題について、私はもとより専門家ではないので多くを語ることはできないが、昨今の報道を聞いているとイライラしてくる。 竹島の領有権をめぐって日韓両国が争っているのは分かるが、長年の呼称である「日本海」をなぜ変えなければならないのか。そんな必要性、必然性はまったくない。
どうやら、われわれ日本国民・日本人は、北朝鮮と韓国から同時に挑戦を受けているようだ。両国とも同じ民族だから『朝鮮人』から挑戦を受けていると言ってよい。 私は北朝鮮はともかく、韓国に対してはいつも親近感を持っている。
韓国には昨年も旅行したし、最近は韓国の映画やテレビドラマもよく見ている。韓国料理も好きだ。 頭が“老化”してきたが(覚えが悪くなっている)、ハングルも少しずつ“かじって”いる。はっきり言って韓国が好きだ。
しかし、先の敗戦で日本が大人しくなったのを良いことにして、北朝鮮と韓国が横暴な振舞いをするとすれば、断じて許すわけにはいかない。日本人と朝鮮人は根本的に違うのだ。 7月5日は、いみじくも『南北朝鮮』から挑戦を受けた日と考える。われらの「日本海」はどうなるのか・・・日本海、波高しと言っておこう。(2006年7月6日)