コーヒーを飲みながら、くつろぐ一時、窓から見えるどこにでもある様な日常の一コマ、そんなホンのチョッとした出来事ストーリー。
あなたも、眺めてみませんか?
キキ(オス猫)の居候日記 No.3
早いもので僕がこの家に来てから1年以上になる。
三毛猫の姐さんを横目に見ながら、相変わらずの毎日。
お腹が空けば家に帰り、エサを食べてお母さんに全身マッサージ
してもらい、そのまま気持ち良ーく夢の中へ・・・・・・の日々が、
ずっーと続いていくはずだったのだが、ある夏の日、それは突然に
破られてしまった。僕の弟分になる白い仔猫が我が家にやって
来たのだ。この家のお母さんとお姉さんが、片目の悪いネコの子は、
どこの家でも飼ってくれないだろうから と もらってきたのだ。
さあ、その日から、この家の人達の視線は皆いっせいに仔猫の方に
向いてしまった。仔猫のエサ、室内用のトイレ、寝場所等。
この家のお母さんとお姉さんは、アレコレと準備して仔猫につきっきり。
僕がお腹が空いたので、いつものように、ご飯をもらって食べ、マッサージをしてもらおうと思って横になると、今までの半分位の時間しか
やってくれなくなってしまい、すぐに仔猫の方に行ってしまう。(まあ、仔猫だから一挙手一投足全てが可愛く見えるのも無理無いけど)
仕方ないから僕はエサを食べたら、又、すぐに遊びに出ることにしたんだ
あーあ、あの天にも昇る心地よい日々は(いつになったら)僕のところに
戻って来るのだろうか。しばらくは、我慢の日々。
キキ(オス猫)の居候日記 No.2
早いもので僕がこの家の居候になって1年半、この家の人達にも
すっかり気に入られ、のんびりと快適な毎日を送っている。
お皿の前で待っていると
「お腹が空いたのネ、ハイハイ、たくさん食べなさいネ」
と、言いながら食べきれない程のキャットフードが、出てくるし、
外から帰ってきてニャーンといいながら、スリスリすると、
「ハイハイ、お帰り」 と言って体中をマッサージしてくれるんだ。
その気持ちの良い事といったら・・・・・
あまりの気持ちの良さに、そのまま眠ってしまう事もたびたび
一眠りしたら、又、ご飯を食べて外へ遊びに出かけるんだ。
その時、この家のお母さんは、
「車がたくさん通るところは、行ったらダメヨ」 とか、
「お腹が空いたら早く帰って来るのよ」 と、まるで幼稚園の
子供に言うよな事を言うんだ。そして、早く帰らないと外に向かって
僕の名前を呼ぶ、もう心配症なんだから・・・・・というのも
無理なんだ。実をいうとこの家にお姉ちゃんと僕が来てから
5ケ月目頃、(この家や周囲の地形が大体判って来た頃に)
お姉ちゃんが事故で死んでしまったんだ。
それ以来、僕の帰りが少しでも遅いと家の人達は、とっても、
心配するんだ。こんな調子で毎日を過ごしている僕は、
ほんとうに シ・ア・ワ・セ!! と言いたい所だが、実は僕よりも
大先輩(14年)の姉御が居候の第一号として、どっしりと
居座っているのだ。僕が今より小さかった時は恐かったけど、
今はもう僕のほうが体も大きくなって、大人になった分、無用の
争いはさけたいので、なるべく知らんぷりをしている。
(本気でケンカをすると多分僕の方が勝つと思うが・・・・・)
だけど時々遊び半分でチョッカイを出すと、猛烈な猫パンチの
反撃にあう。まあ、姉御としては一目置いて、当たらずさわらずの
生活が、のんびり出来ていいのかも・・と思う今日この頃である。
その時、ボクとお姉ちゃん(メス猫)は、とってもお腹が
空いていたんだ。おまけに用水路に落ちてズブ濡れ。
寒くて心細くて ミャア ミャア 鳴いていたんだ。
突然、人間達が現れてボク達を追っかけはじめた。
恐くて、必死で逃げ回ったのだけど、とうとう捕まって
しまい、ダンボール箱に入れられてしまった。
近くの家に連れて行かれ、そこで、汚れた体を
洗われて、タオルでクシャクシャに拭かれたんだ。
きれいになったボク達を人間が腕に抱きかかえた時
ホンワリと温かくて、ボクは少しホッとしたんだけど
人間不信になっているボクの姉ちゃんは、敵意むき出しで
全身の毛を逆立て 「フーッ!!」と叫んでたんだ。
だってボク達は生まれて1ヶ月にもならないのに人間達の
勝手で、お母さんのオッパイから引き離され、恐怖と
空腹のまっただ中へ放り出されたのだから・・・・
でも、お姉ちゃんも、ここの人間達はひどい事はしないと
思ったのか、やがてお腹ペコペコのボク達の前に
おいしそうなミルクが置かれた時には、先を争うようにして、
お腹いっぱいになるまで飲んだんだ。いろいろ恐い目や、心細い
思いをして疲れたボク達は、また、温かい腕に抱いてもらった時には
眠気には勝てず、そのまま夢の中へと引き込まれていったのだった。
キキ(オス猫)の居候日記
招かれざる客
「キャー、お母さん早く来てーッ!!」
けたたましい娘の叫び声が家中にこだまする
やれやれ又今年も、そんな季節が巡って来たのか
急いで、部屋へとんで行くと娘はすでに涙目
「何処?」
「あのクッションの後側」
敵に気付かれぬ様そーっとクッションをはぐる
いたいた、黒光りする生物が息をひそめて、あたりを
うかがっていた。
こちらの殺気に気付いたのか、突然逃げ出した。
逃がしてたまるか!次の瞬間ふり降ろされた蝿タタキ
築75年以上たち、あちこちにガタのきている我家で
コギブリやムカデ等と格闘する事30年あまり
この私に目を付けられたが最後。
見事蝿タタキは命中し一件落着。
この様にコギブリはまだ可愛いものだが
これが、ムカデとなるとそうはいかない
かなり昔の話になるが、娘が寝ている時の事。
寝苦しい夜ようやく眠りについた娘の腕にポタリと
それは落ちて来た
何だろう?娘は思いながら明かりをつけた。
次の瞬間、「キャーッ」悲鳴と同時に振り払われた
腕から落ちたのは、体長10cmあまりの黒紫色に光る
ムカデだったのである。
間一髪かまれることはなかったがその時の恐怖が
今だに尾を引いている。
私はと言えば、食事の仕度で、流しの前に立っている時
足の指をよくかまれる。ただし、わずか4〜5cmの
薄緑色の赤ちゃんムカデなので痛みも強くなく
あまり、後には引かない。
かくして、我家は
時たま、カーテンからカーテンへ飛び回るゴキブリや
音もたてずに気が付けば、そこにいるムカデ。
我家の二匹の猫が持って帰る、ヘビ、トカゲ、ヤモリ、鳥
ある時はコウモリなど、様々の招かれざる客の多くなる
季節到来である。