森博嗣のミステリーに共通して言えることは、「他人が動機を理解するのは困難だ」ということである。したがって、こいつらに昔ひどい目に遭わされて、その復讐のため・・・などというドロドロした話は一切ない。探偵役の犀川助教授も謎を全部解き明かした後、「さて動機は何でしょう?どなたか説明できる方・・・」などと平気で言い、警察関係者が唖然とするシーンがあった。だが、動機など他人に分かるはずがない。よく「そんなことで人を殺したというのか?」などと言う人がいるが、だったらどういう理由なら人を殺してもいいのか?復讐のため?金のため?もし、誰もが納得できる動機があるのなら、その殺人者が裁かれることはないだろう、という姿勢ですべての話が書かれている。
ぜひ、読んでみましょう!特に「すべてがFになる」は有名です。
主な登場人物
| 犀川創平 | N大学工学部建築学科助教授。探偵役ですね。しかし、本人は謎解きやる気無し。 |
| 西之園萌絵 | 犀川研の学生。助手役ですね。当たり前ですが、犀川助教授とラブラブの関係・・・か?お約束ですから。亡き父親がN大学元総長で、叔父が愛知県警察トップ。叔母は愛知県知事夫人。ということで、警察でもどこでもやりたい放題。だからこそ事件が解決すると言えないこともないが・・・。 |
森博嗣の「浮遊研究室」 ←週刊更新中だそうです。
森博嗣の浮遊工作室(森博嗣先生のホームページ)。 ←日記の更新は終わってしまいました・・・。
| すべてがFになる THE PERFECT INSIDER | 孤島のハイテク研究所で起こった殺人事件。そこに偶然にも来ていたN大学助教授犀川創平と学生西之園萌絵が事件の謎に挑む・・・。SFっぽい話だった。 |
| 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM | いやにトリックづくりに都合のよい研究室があるものだ。しかし、このように殺人が起こりまくる研究室はいやだ。殺害された院生2人、その前にも1人が・・・。 |
| 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE | トリックは例を見ないくらい簡単(意図的に簡単にしたとか)。作者によると、トリックを見破った人が一番トリックにひっかかっているのだとか・・・。 |
| 詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE | またしてもN大で殺人事件が・・・。理学部のふるーい建物で研究している院生が出てくるが、もしかしてその建物ってE館かな? |
| 封印再度 WHO INSIDE | 今までで最も分厚い。謎解きの場面で「なにー、だまされた、詐欺だインチキだ。責任者を呼べ!」と思った。 |
| 幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC | 思わせぶりな台詞をしゃべって突然黙りこくる主人公。いったいいつ真相を見破っていたんだ? 分かったらはっきり言ってくれ! |
| 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER | ・・・・・・・・・。あんなん、アリか・・・? 何でもアリなんだね、これ。初めて叙述ものの恐ろしさを知った・・・ってネタばれか? |
| 今はもうない SWITCH BACK | えっと、今回主人公は何かしたんか? え? どうなんだ? いや、そもそも主人公って誰なんだ?N大助教授の犀川創平・・・だよな?(違うの?) とりあえず、萌絵ファンの人、やきもきしながら読みましょう!(経験者語る) |
| 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS | 今回の舞台はM工業大学と近くの公会堂。フィギュアマニアがうじゃうじゃ出てくる。登場人物紹介にも○○・・・フィギュアマニア とか書いてある・・・。今回は首切り殺人。げー。 |
| 有限と微小のパン THE PERFECT OUTSIDER | 最終奥義のうちの1つ炸裂!! |
森ミステリー・印象に残った言葉(ネタばれはないはずです。たぶん)
| 黒猫の三角 DELTA IN THE DARKNESS | 黒猫の三角→クロネコのデルタ→クロネッコのデルタ→・・・もう分かりましたね。あ、これ謎解きには関係ないから(たぶん)。 |
| 人形式モナリザ SHAPE OF THINGS HUMAN | 裏表紙を見ると、「ラストの1行で読者を戦慄させる」と書いてあった。それで謎解きが終わっても、最後までドキドキしながら読んだわけだが・・・よーわからん。 |
| 月は幽咽のデバイス THE SOUND WALKS WHEN THE MOON TALKS | すいません。タイトルと中身がどう関係しているのかどうしても分からない・・・。えっと、死体にはまるで猛獣が爪でひっかいたような傷跡がっ・・・・・・。 |
| 夢・出逢い・魔性 YOU MAY DIE IN MY SHOW | 章の終わり毎に犯人の告白がある。その度に犯人候補が減っていくのだが、こいつかな?と思っていた奴ばっかり消えていく。最後の最後もハズレ。 |
| 魔剣天翔 COCKPIT ON KNIFE EDGE | 主人公クラスの1人、逮捕されるー。間抜けな警察・・・じゃなくて結構まともといえますね。 |
| 恋恋蓮歩の演習 A SEA OF DECEITS | 半分まで読んでも何も事件が起こらない。しかし、着々と進んでいたんですねー。気づけるかー!それと、豪華客船に無賃乗船はやめましょう。いくら探偵役に必要でも・・・。 |
| 六人の超音波科学者 SIX SUPERSONIC SCIENTISTS | 「この橋が落ちたら研究所は陸の孤島か」 |
| 捻れ屋敷の利鈍 THE RIDDLE OF TORSINAL NEST | S&MシリーズとこのVシリーズの奇妙な遭遇という感じ。舞台はメビウス状に捻れた屋敷があって、もちろんその中で殺人事件が。西之園萌絵と瀬在丸紅子の意外な関係とは一体?(分かりませんでした) |
| 朽ちる散る落ちる ROT OFF AND DROP AWAY | 謎解きの伏線か?とピーンと来た。しかし、まさかそんなトリックがあるかと自分を信じることが出来なかった。完敗です。 |
| 赤緑黒白 READ GREEN BLACK AND WHITE | ついにVシリーズ完結。S&Mシリーズみたいにミステリ最終奥義をかましてくれるかも、と思っていたが・・・。ところで、最後に出てきたキシオってもしかして。 |
| まどろみ消去 MISSING UNDER THE MISTLETOE | N大のどっかの屋上で焚き火ををするとは・・・ 一体N大ミステリー研究会は何考えとる! 最初おもしろくないと書いていたが、読み返してみると結構おもしろいと感じた。うーむ、文学が分かるようになったか? |
| 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE | 「片方のピアス」逆転、再逆転また再々逆転・・・どうなったかわかんなくなった。まあいつものことだが。 |
| 今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM | ミステリーなのか? 非常に分かりにくいものもあるので、また今度読み返さないと分からないなあ。で、読み返した・・・やっぱりわからん・・・(しくしく) |
| 虚空の逆マトリクス INVERSE OF VOID MATRIX | 何が凄いってあなた、回文ですよ。「しんぶんし」とか「たけやぶやけた」とかいうやつ。無茶苦茶長い意味の通じる文章で回文をいくつも作っちゃうんだから・・・。森先生の頭脳はどうなっているんだ・・・。 |
| そして二人だけになった UNTILL DEATH DO US PART |
トリックを解いたと思っていた人が実は一番トリックにかかっていた・・・!というケース。 しかし、最後のオチはちょっと・・・うーん、頭痛い・・・。 |
| 女王の百年密室
GOD SAVE THE QUEEN |
未来の話。つまりなんか奇天烈な装置があったりしても驚いてはいけない。 特別な街の話で、そこの常識は世間一般の常識とはかけ離れているのも何となくわかる。しかし・・・。 |
| 工学部・水柿助教授の日常
ORDINARY OF DR. MIZUKAKI |
これってミステリーじゃないじゃん! あ、タイトル通りか・・・ |
| スカイ・クロラ THE SKY CRAWLERS |
冬眠中 |
| 堕ちていく僕たち FALLING ROPEWALKERS |
冬眠中 |
| 奥様はネットワーカ WIFE AT NETWORK |
6人の視点から事件を描く。実は途中でごちゃごちゃになった。絶対視点切り替えの叙述トリックがあるに違いないと気をつけていたのに・・・その前に混乱していては話にならないですね。 |
金田一少年の事件簿シリーズ
スタートレック・ヴォイジャー
| 惑星管理者(CARETAKER) | TV放送においても第1話で、邦題は「遙かなる地球(ふるさと)へ」である。TVは見ていなかったので、この小説を呼んで、ヴォイジャーはいかにして銀河の反対側にとばされたのかわかった。 |
| 脱出 (THE ESCAPE) | 時間旅行の話。時間軸が複雑に絡み合い、さらに並行世界まで出てきてごちゃごちゃ・・・。でも、宇宙に進出するのをやめて、過去や未来に進出したにもかかわらず、因果律などに矛盾しないようによく工夫されていると思った。 |
| 最終戦争領域 (RAGNAROK) | 2つの文明が数百年以上も宇宙戦争をしている領域での話。なんでそんな領域にわざわざ行くかというと・・・まあいい。しかし、なぜかヴォイジャー1隻がかなり強かったような・・・。 |
| 複合違反 (VIOLATIONS) | メインプロセッサーを盗まれ、取り戻しに行くと大がかりな陰謀に巻き込まれ・・・。いつものパターンだな。で、敵味方とも違反行為のオンパレード。タイトルが「複合違反」ですからねえ。 |
| フラッシュバック (FLASHBACK) | 伝説のヒカル・スルー艦長が登場、さらなるエピソード満載・・・と言われてもヴォイジャーシリーズから見始めた私は知らないんですけど。まあいいか。 |