小中学校
小学生の時の友人(実は幼稚園も同じだった)にTKがいました。 彼は知識を得ることが好きで、合理主義者で、まるでバルカン人の宇宙艦隊仕官のようでした。 そんな彼とB5サイズ26穴のバインダに理科学辞典から書き移した (まだコピーなど手軽に使える時代ではなかった)データベースを作っていました。
高学年のときの流行りはメカニカルペンシルと26穴のバインダ。 当時は、金属金具で背が2インチはある大きなものが流行り(流行らせ)ました。 学校の先生はメカニカルペンシルもバインダも嫌って排除しようとしていました。
メカニカルペンシルを嫌う理由は「鉛筆と違って物を大切にするという考えが育たない」というものです。 しかし、教室には必要以上に芯を尖らせ、必要以上に無駄に削ってしまう 電動の鉛筆削りがあって、ナイフで削るなんてことはありません。 短くなった鉛筆を鉛筆ホルダーに入れて使うとか、ナイフでちゃんと削るなんてことは教えないんです。
バインダは、ノートがバラバラになる(それが利点なんですが)、ノートで紙飛行機を作る、 という理由で禁止令まででました。先生は情報処理のなんたるかを教えないんでしょうか。 最近、知人の外科医の娘さんに中学の国語の教科書を見せてもらいました。 作文の項で、「カードを使う」「カードには一枚に一つのことを書く」 「カードを並べて文章に仕上げる」と書いてはあるのです。 しかし、カードを具体的にどう取るのか、カードのサイズや紙質 (梅棹忠夫氏は105Kgの画紙をペンの滑べりとタイプライタの打ち具合からあえて裏を使うらしい)にも 触れず、KJ法やMN法という情報を断片から編集する方法も教えないのです。 これではカードは小さなサイズのノートかメモという印象しか与えないのではないでしょうか。
あとで聞いた話ですが、メカニカルペンシルもバインダもメカニカルな部分があって、 それが音を出す・機械的なトラブルが起こる・構造や動きに興味を持ってしまうので、 授業よりもそちらに興味がいくのを避けるために、排除しようとしたのが本音のようです。
高校
小学校からの友人TKの影響もあって「知的生産の技術」や 現在では“自己啓発”と呼ばれる分野の本を読むようになりました。 この頃読んだのが、 “知的生活の方法”、 “続知的生活の方法”、 “考える技術・書く技術”、 “続考える技術・書く技術”です。 また、 “発想法”、 “`続発想法”を読んでKJ法を実際に使ってみたのもこの頃です。
大学
たまたま書店で“文房具(知識と使いこなし)”を見付けて買いました。 著者がアメリカ留学で実際に接した、(いわゆる)洋物の文房具が紹介されています。 この本がその後の文房具ヲタクを加速させる起爆剤になったようです。 (通学経路にある) Sony Plazaに通って、 3穴バインダ・3穴パンチ・3穴のフィラー(ノート)・リーガルパッドなどを入手しました。 ボールペンのインクを全て青にしたのもこの頃からです。
わたしが学生の頃は“学部週間”という名前で黄金週間は長い連休になりました。 4回生の黄金週間に filofax を購入。以後、基本的に filofax を使い続けています。
大学院
文房具に関しては大学の延長。特に変化はありません。 この頃から使い始めたのが、A4サイズのフォルダ( KOKUYOだと個別フォルダー( A4-IFK))と Rotringの萬年筆600(M)です。
就職後
まだ、東芝の初代DyanaBook(Alan C. Key の DynaBook とは全然違いますが)が店頭に並んでいた時代です。 NotePC を購入していわゆるPIMソフトウェア(Side Kick)を試してみたり、 社会人だからと Time/Sytemを使ってみたりしましたが。結局 filofax に戻って来ます。 電子手帳の類も Visorを含め試して見ましたが、 電源や一覧性の問題などあって、結局 filofax に落ち着きました。 手帳ネタは 手帳遍歴を見てください。
大学に居ると出入業者さんと仲良くなっていろいろ無理をお願いできたりします。 板坂元が著書でよくふれており、昔から欲しかった“A Bottle of ink in a pencil” と書かれた鉛筆も 無理をお願いして仕入れてもらいました。箱(6ダース)単位でしか買えないので、しかたなく12ダース買いました。 最近は鉛筆を使うことはすくないのでおそらく一生使い切れないでしょう。 黄色軸でお尻に消しゴムの付いた“イエローペンシル”も一生使い切れないぐらいストックしました。 アメリカに旅行に言った際にも文房具を買い漁って別送したら税関で「売り物か」と聞かれることもありました。
学生時代に憧れた(いわゆる)洋物文房具が買える経済状態になったので、 あれもこれもと買っているとどんどん置き場所を取るようになりました。 ちょいと整理をしないと、買い控えないとと思いつつ、やはり足は文房具屋に向かうのでした。
