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○ JFKのルーツ
アメリカでのケネディ家の歴史は、アイルランドを襲ったジャガイモ飢饉の最中、
1848年にJFKの曽祖父にあたるパトリック・ケネディがアメリカへ渡ったところからはじまる。
パトリックは、ボストンのノドルス島(現在のイースト・ボストン。今は地続きになっている)に上陸し、
そこで樽の製造などの単純労働工をしていたという。
JFK祖父パトリック・ジョセフ・ケネディ(1858年生)の代になると
ノドルス島内で酒場の経営に乗り出し、地元のアイルランド系の顔役になっていたということだ。
そしてJFKの父ジョセフ・パトリック(1887年生)は、
WASPの最高学府ともいえるハーバード大に入学・卒業すると
25才でボストンのローカル・バンク買収・合併の阻止に奔走し、
それに成功したことからで同銀行の頭取に就任、
1914年には同じくアイリッシュ系である当時のボストン市長フィッツジェラルドの娘ローズと結婚した。
○ JFKの生家
1915年にジョセフ・パトリックは、住居をイースト・ボストンから
ボストンのWASPの代表的な住宅地ブルックリンのビールズSt(Beals St)へ移す。
1917年5月29日、そこでJFKことジョン・フィッツジェラルド・ケネディは生まれた。
このJFKの生家は、歴史的顕彰施設(Historic Site)として、現在も保存・公開されている。
ボストン中心からは、地下鉄グリーンラインC線をクーリッジ・コーナーで下車、
そこからハーバードStを北上し、ビールズStを東に入ったところにある。
成金趣味からかけ離れた、つつましやかな標準的なWASPの住宅で、
入館時に配布される再生装置で母ローズが語るところの各部屋の説明を聞くことができる。
(全てを聞いていると30分ぐらいはかかる。日本語もあるので大丈夫。入館料3ドル)
○ ハーバード大学周辺
その後ジョセフ・パトリックは、映画制作や禁酒法の撤廃を見越しての酒類輸入の代理店契約などで巨万の富を得て
またフランクリン・ローズヴェルト政権下ではロンドン大使を勤め、アイルランドの元の支配国イギリスに乗り込む。
おそらくジョセフ・パトリック自身が「アメリカ大統領」になりたくて仕方のなかった人物なのだが
ロンドン大使時代に対ナチス融和政策に組したことから政治的には失脚、
息子に大統領職を「買ってやる」ことに自分の夢を託すことになる。
JFKは、一旦WASP色の薄いニュージャージー州プリンストン大に入学するが、腰椎の不調をきっかけに退学、
結局父ジョセフ・パトリックと同様にハーバード大に1936年に入学し、1940年に卒業する。
ハーバード大のあるケンブリッジは、ボストン中心部から北西へ約3km、ボストン中心から地下鉄で簡単に行ける。
もう少し閑静な、格調高い街か、と思っていたのだが、予想よりも俗っぽい、小便の匂いの漂う街であった。
大学生協では、日本人と思しき観光客が「Harvard」ロゴ入りグッズにむらがっていた。
○ マサチューセッツ州議事堂
太平洋戦争の開戦とともに、JFKは海軍に志願入隊、
JFKが艦長を勤める魚雷艇がソロモン諸島沖で日本の駆逐艦と衝突・沈没するという伝説的な事件がおきる。
終戦後は、兄ジョセフJrがベルギーで戦没したことから、父ジョセフ・パトリックの大統領職への夢を背負って
1946年にまずマサチューセッツ州の下院議員に、次いで1952年には同州の上院議員に当選、
1960年の大統領選に民主党候補として出馬して共和党候補であるニクソンと競った結果、
11月8日の大統領選挙で勝利し、1961年1月20日に第35代大統領に就任した。
現在のマサチューセッツ州議事堂前には同州の出身者として大統領を務めたJFKを記念して銅像が設けられている。
○ JFKライヴラリー
またJFKの没後には、ボストン郊外マサチューセッツ大学構内にJFKライヴラリーが設けられた。
JFKの幼い頃のプライベート映像から、大統領選候補就任演説、これまた伝説的なニクソンとのTV討論、
大統領就任演説など、節目節目の主要な映像が各ブースでエンドレスに放映されており、
実に見ごたえのある資料館である。(入館料12$)
○ 旅の食事
ボストンは港町、ということで、ここでは海の幸を。
ユニオン・オイスター・ハウスは、ボストンを代表する老舗レストラン。
クインシー・マーケットからフリーダム・トレイル(ボストンの史跡を結んだ散策コース)に沿って
北へ少し入ったところ。
オイスターなどの魚介のお試しセットとクラムチャウダーで約20$。
まあ、おいしいけれど、海の幸に恵まれている日本人にとっては感動するほどではない。
もうひとつ、サンドウィッチなどのチェーン店「FINAGLE」(フィナグルと読むのだろうか)。
トリニティ教会の北側や、パークStの駅前、クーリッジ・コーナーの駅前などにあった。
写真のオーガニックのオレンジ・ジュースは、2$ほどして少し高いけれど、
気に入って、のどが渇くとしょっちゅう飲んでいた。(ベーグルは3$ぐらい)
○ 旅の宿
ボストンでの宿は、JFKの生家の近くでB&Bを探して見つけた「BEECHTREE INN」。
地下鉄グリーンラインC線のクーリッジ・コーナーのひとつ手前のセント・ポールStで下車、
セント・ポールStを南進して、ロングウッドAvとの交差点あたりにある。
古き良きB&Bという感じでとてもくつろげる。自家製マフィンの朝食もおいしい。
(部屋と時期によって変わるけれど、だいたい1泊90$ぐらい) (2009年5月旅行)

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