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○ アントウェルペン MAS博物館
ファン・エイクの時代(14世紀末から15世紀前半)には、
アントウェルペンは、大きな町ではなかったが
ヘントやブリュージュで運河づたいの港湾機能が陳腐化したことや、
これらの街の反抗心に富んだ市民を嫌ったハプスブルグ家の当主に庇護されることによって、
アントウェルペンは、16世紀には国際的な貿易港になっていた。
この街も「聖バルバラ」と「泉の聖母子」の2つのファン・エイク作品を擁しているが、
これを通常展示しているアントウェルペン王立美術館が改修中で
MAS博物館で開催している「アントウェルペン王立美術館名品展」で見ることができた。
MAS博物館へは、アントウェルペン中央駅の駅前広場から1ブロック西側にあるバス・ターミナルの
25番バス停から17番バスに乗車、バス停「V. SCHOONBEKE-PLEIN」下車、すぐ。
「聖バルバラ」は、1437年の作品。画集でよく目にしていたものだが、
実物は、、、驚くほど小さい。(約41cm×27cm)
「泉の聖母子」は、1439年の作品で、ファン・エイク最後の作品とされている。
これまで鋼鉄の描写を誇った彼も、ここに至って、ピントのゆるみが感じられる。
これは、眼の衰えによるものか? 手の衰えによるものか?
○ アントウェルペン プランタン・モレトゥス博物館
ファン・エイクの時代からズレることになるが、
アントウェルペンには16世紀後半の世界最大の活版印刷所が、博物館として公開されている。
私自身も、見る時間も準備も十分でなく、「見ただけ」になってしまったが、
印刷物の製造過程とこの時代の人々の暮らしぶりが実感できるすばらしい博物館だ。
アントウェルペンを訪れた際は、是非見に行くべし。
○ ブリュッセル 王立美術館
ブリュッセルは、現在のベルギーの首府だけあって、
ここの王立美術館は、ファン・エイクこそないが、
彼より少し後代のファン・デル・ウェイデン、メムリング、ペトルス・クリストゥス、
また16世紀のブリューゲル、ボスなどの作品を納め、
実に見応えのある美術館である。
近代部門は改装中で、クノップフやデルヴォーは見れなかったが、
その代わりに特別展「写真家としてのスタンリー・キューブリック展」が開催されていた。
○ 旅の食事
私だけなのかもしれないが、ブリュッセルの食といえば、「ムール貝」を連想する。
ムール貝にセロリなどの香草を加えて蒸煮にしたもので、まあ、貝の酒蒸みたいなものだ。
グラン・プラスの北西側、にぎやかなイロ・サクレ地区の老舗「レオン」に行った。
ムール貝とフレンチ・ポテト、ビールにセットで約14ユーロ。
貝そのものよりも、貝から出たスープにパンをひたして食べると、とてもおいしい。
ちょっと下品な食べ方かもしれないが。
○ 旅の宿
ヴィクトル・ユゴーが「世界一美しい広場」と称したというブリュッセルのグラン・プラスの
南西の一角が「ホテル・サン・ミッシェル」としてホテルになっている。
期待して泊まってみたが、かつてのギルドハウスを彷彿させるものは何も残っておらず、
ただの設備の古い建物になっている。
またグラン・プラスは、夜中の2時頃までライトアップされており、その間は広場で騒ぐ者がおり、
朝の6時頃からは、広場を清掃車が走るので、かなり騒がしい。
とはいえ、グラン・プラス側の部屋も、1泊109ユーロと暴利に高いわけではないので、
便利な立地のホテルと割り切ると、窓の外の絶景が特典に感じられる。(2012年4月旅行)

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