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でんじろう先生
<教育論>
<2018年>
[6] 2/18/5/6 自然教育論(尾木直樹/山と渓谷社)
[5] 5/3 将来賢くなる子は「遊び方」が違う(松永暢史/KKベストセラーズ)
[4] 4/9 運動が得意になる子どもの育て方(上州アスリートクラブ)
[3] 4/8 男の子はもっと遊ばせろ(松永暢史/幻冬舎)
[2] 3/14 ヨコミネ式子供が天才になる4つのスイッチ(横峯吉文/日本文芸社)
<2017年>
[1] 7/14 強育論(宮本哲也/ディスカバー21)
<小説>
[2] 7/29 わすれものの森(岡田淳+浦川良治/BL出版)
[1] 7/18 スイーツ駅伝(二宮由紀子/文渓堂)
約2割の親が、
「3歳までの時期に積極的に体を動かす遊びをたくさんしていない」
と答えています。
子どもは、外遊びのさまざまな動きから体の使い方を学んで行くんです。
木登りひとつとっても、どう体を使えばうまく安全に登れるか、
木の上でバランスを保っていられるか、
いろいろ試す中で自然に体の動かし方を覚えていくのです。
危険を察知したり、避ける力は、自分の身を守るためにとても重要ですよね。
だから基本的な運動の動作ができないということは、とても懸念するべき深刻な問題なのです。
スポーツは同じ動きが多いため、特定の部位ばかり発達しやすい。
それに比べ、野外活動はその時々の状況に合わせて体を動かす必要があるから、
運動器を多用に使い、複合的に体を鍛えることができるんです。
自然体験が豊かな子ほど生活体験も豊かであるという結果も出ています。
そして、自然体験や生活体験が豊かな子ほど、
体力や学習面にも自信があることもわかっています。
バーベキューはアウトドアの「入門」にピッタリです。
・山や海のレジャーに比べてリスクが少ない
・近所のちょっとした公園でも、庭でも、手軽にできて便利
・炊事など生活と直結しているから、子どもにとって親しみやすい、
普段やっているお手伝いなどの生活体験でつけた力を発揮できる
・バーベキューと一緒に楽しめるアクティビティもいろいろ(川遊び、木登りや虫取りなど)などで、
いい運動になる
・身のまわりの自然に注意が向き、自然や生き物への好奇心が育つ
・自然の中で、のびのびリラックスした気持ちになり、精神的にくつろげて癒される
・開放的で楽しい雰囲気の中で、家族やお友だちとのコミュニケーションも活発になる
乳幼児期というのは、日常生活の中で、子どもの発達段階に見合った素材を使って、
その子の理解や思考の土台となる力をつけるようなアプローチをしてあげることが重要なんです。
早期教育や習い事を早くからは始めて、機械的に覚えさせたりできるようにさせたりすることより、
ずっと大切なこと。
具体的な学習課題は、土台があれば後からいくらでも身についていくんです。
乳幼児期の段階から「五感をフルに使ったプリミティブ(原始的)な体験」をたくさんすること。
例えば、土や木の感触を味わったり、水の冷たさや温かさを感じたり、
昆虫や動物を間近に観たり触れ合ったり、美しいものを見たり、多彩な音を聴いたり、
そういった五感を刺激する原始的な体験をたくさん積んでおくことが、本当に重要です。
それは脳に良質の刺激を与えることになるからです。
早期教育なんてしなくても、小さい子供の脳はすごく柔軟で、どんどん発達していくもの。
それだけ子どもが元々持ってる力をというのはすごいんです。
自然の中で草の匂いを嗅いだり、土を触るといった自然に触れる体験が、
嗅覚や触覚といった五感を刺激し、脳の前頭連合野を活性化して、
その結果、考えたり工夫したり、物事を実行したりする力が高まっていく。
つまり、「地頭がよくなる」のです。
自然の中で多様な動きをしたり、さまざまな体を動かす体験が、子どもに体力がついていく自信を与える。
自然体験の中ではさまざまな苦労や失敗を重ねるため、克服・前進する体験が自信を深め、
自己肯定につながる。
自然体験が豊富な子は、そうでない子に比べて、道徳観や正義感が非常に強いことがわかります。
自立の度合いも高い。
自然の中では、環境に適応するためにルールを守ることや、
自分の身を守るために自立的な行動が身につくからではないか。
自然体験が豊富な子ほど、社会的な問題にも関心が高い。
原体験は、子どもの心身の健全な成長や、能力の発達にとても重要な役割を持っています。
自然にふれる「原体験」は地頭をよくする前提となるだけでなく、
体力をつけ、感性を豊かにする教育的な要素が宝のように詰まっているんです。
自然に触れる「原体験」には8つの領域があります。
アウトドアのキャンプや登山には、この8つが全部そろっているんです。
1.動物の体験
動物の匂いを嗅いだり、鳴き声を聞いたり、触ってみることが、子どものこころをほぐしてくれるんです。
動物の死に向き合う体験もするでしょう。命について考えたり、
死別の悲しみを乗り越えていくことも、こころを成長させる貴重な体験です。
2.草の体験
匂いを嗅いだり、笹船や笹笛を作って遊んだり、実を食べたり、
草の上に寝転がったりするのが「草の体験」です。
3.木の体験
季節の移ろいとともに、植物は日々変わっていく。
そういう様子を観たり、変化に気づくことも喜びです。
4.水の体験
同じ川でも場所によって水の温度差があったりしますね。
それに、流水の力って、すごく大きくて、ひざくらいまでくると、
足を取られてもう歩けないとか、そういう体験もすごく大事です。
5.火の体験
火は日常生活でも、子どもにとって怪我や事故につながるリスクがあるので、
小さなころから危険性を知り、扱いに注意できるようになることは大事ですね。
6.石の体験
石の模様や素材もいろいろあって、種類によって硬さも本当にいろいろある。
そういった多様性というものを知ることもできます。
7.土の体験
土は形を自由自在に変えてくれるから、子どもは大好きだし、
想像のままに自由に創造的に遊べるから、教育的にも優れているのです。
それに、土遊びをしていると、土の中から生き物が出てきて驚いたり怖がったりする、
それが大事なんです。
ゲームでも仕掛けで変化を作ってありますが、でも所詮はプログラムされた人工的なもの。
自然は、すべてが想定外です。
そこでどう向き合って対処していくのか、
それを体験できることは、生きる力をつけていくことにつながります。
8.ゼロの体験
漆黒の闇や極端な寒さや暑さなどの、人間の力ではどうにもならないような自然体験のこと。
飢餓状態や渇きなどの極限状態の体験も含まれます。
人間の存在の小ささや限界を実感する。
プレ・ゴールデン・エイジ(おおむね3〜8歳)
運動における多様な動きを経験して、基本的な運動能力を身につけておくべき時期。
跳ぶ、投げる、走るといった基本的な動作をしっかりとできるようになることが必要です。
この時期にさまざまな遊びやスポーツを経験させることが非常に効果的だと言われています。
ゴールデン・エイジ(おおむね8〜11歳)
この時期はゴールデン・エイジと言われていて、
自分が思ったように、もっとも自由自在に体を動かせるようになる時期です。
だからこの時期にいろんなスポーツや体を使う活動を経験させることはすごく大切です。
ポスト・ゴールデンエイジ(11歳〜14歳)
この時期には神経系の6割が形成されてしまっています。
けれども、成果の上がる方法を考えてトレーニングするなどしながら、
少しずつ運動能力を伸ばし続けていくことができます。
このように、3歳から11歳はなるべく多様な動きを経験することが大切。
ある特定のスポーツばかりではなくて。
だからこそ、幼児期や学童期の野外活動はとてもおススメなのです。
アスレチックやキャンプ、登山、川遊び…自然の中で身体をさまざまに、自由に使います。
目的地選びで大切なポイントは、
@安全
A子どもの興味を拡げる楽しさがあるか
子どもの年齢や体力に合わせて計画に無理がない山とコースを選ぶこと。
そして、天候の急変や突然のケガ、体調不良にも対応できるエスケープルートを
万全に確保することが最優先課題でしょう。
子どもは体験の中で危険を認知する能力が育まれたり、
危険を回避するテクニックを覚えたりするものです。
その結果、的確な判断力や状況に応じた対応力が身につき、
慎重な行動ができるようになります。
だからリスクは子供の成長にとっては、必要な要素なのです。
一方で、事故につながるハザードは、大人の経験と注意で完全に排除することが大切です。
母子家庭にとって、登山やキャンプは男出がいないことで、
なんとも不安ですし、装備も大変、とても敷居が高い。
車がないから、いっさい遠出はできないという母子家庭は多いです。
バーベキューも、和気あいあいの家族の団欒イメージが湧いてしまって、どうも苦手です。
自然の中にいる体験は絶対に必要なので、だからこそ学校も、
林間学校やスキー教室等の行事を大事にしているんです。
とても大きな教育効果があることを実感しているからです。
「自然教育論」尾木直樹
自分が満足するまでたっぷり遊んだ子どもは、
親が強制しなくても自然と勉強をするようになります。
鬼ごっこや缶蹴りのような群れ遊び、木登りやザリガニ釣りのような自然の中での遊び、
パズルのような知恵を使う遊びです。
チームで勝ち負けを競うこの遊びでは、思考力も判断力も終始フル回転です。
子どもは日々の遊びから、将来、必要となるさまざまな力を身につけていたのです。
一番好きなことをやらせるのが一番伸びるのだよ。
興味を持って集中させること以外に、子どもを伸ばす方法はない。
私の場合は、意味も分らずに入って行った漢籍が、大きな収穫をもたらしている。
その後、大人の書物をよみ出す時に、文字に対する抵抗は全くなかった。
漢字に慣れていたからであろう。慣れるということは怖ろしいことだ。
ただ、祖父の声につれて復唱するだけで、知らずしらず漢字に親しみ、
その後の読書を容易にしてくれたのは事実である。
勉強ができる子の家庭にはいくつかの共通点があります。
1つにはリビングに本棚があること。
日常的に本が目に触れる場所に置かれているのです。
2つ目は地球儀や地図があること。
新聞などで知らない国の名前がでてきたときには、
どこにあるのかをすぐに確認する習慣がつきます。
一方で、置いていないものもあります。それはテレビです。
さして広くないリビングに大画面のテレビがデンと鎮座している家庭の子どもは、
大抵、勉強ができません。
「感受性が豊か」「感受性が強い」という言い方をよくしますが、
それは感じ取る"もの"や"こと"が多いということ。
他人が気づかないような小さなことにも反応できるアンテナが、
頭の上にたくさん伸びているというイメージです。
感受性が豊かであれば、日常のささいなことにも美しさ、心地よさ、面白さなどを
感じることができるようになります。
感受性を豊かにするのは、目にしたものだけではありません。
手や肌に伝わる感触、音、におい、味など、
五感から感じるものすべてが感受性を生み出すもととなります。
日常の生活の中でも感受性を育てる機会はたくさんありますが、
最も効果的なのは自然の中に連れ出して、リアルな体験をたくさんさせてあげることです。
たとえば、家族でキャンプに行けば、虫捕り、木登り、釣り、焚き火など
五感は刺激をされまくりです。
自然こそ感受性を育てるのに最良の環境です。
自然の中で"ナマ"の体験をする機会としては、家族で山登りをするのもオススメです。
さまざまな鳥や虫の鳴き声がして、風に揺れる木々の葉ずれの音も聞こえてきます。
時折、外周を威嚇する鉄砲音が遠くで響くなんてこともあります。
においも同様で、土のにおい、木のにおいなどいろいろなにおいが立ち込めています。
山道は気の根っこなどが地面にはびこっていますし、
木の枝やゴツゴツした岩を手と足で捉えながら登るような場面も出てきます。
自然に導かれて、何時間もかけて山に登っていく。
それだけでも感受性は伸びますが、さらに、その先に待つのは山頂からの雄大な眺め。
そのときの感覚はもう、言葉にはなりません。
リアルにあってバーチャルにはないもの、それは体感です。
私たちはなにかを見たり聞いたりしているときに、目や耳だけでなく、肌や骨、
つまり全身でその感覚を受け止めています。
その場にいなければ感じ取れないものはたくさんあります。
「面白い」「かっこいい」に反応するのは男の子。
動くものに反応しやすく、車や電車に興味を持つのはそのため。
女の子は自分の身近にある「かわいい」「素敵」を見つけて反応します。
子どもが親の姿に刺激を受けて「自分もなにかに打ち込もう」「もっと勉強しよう」
という気持ちが芽生える確率は高いのです。
自然の中で寝泊まりする時間がさまざまなことを子どもに教えてくれます。
キャンプの魅力と言えるのは、必ずや予想外のアクシデントが起こることです。
突然の強風や雨のときにどう対処するか、
着火剤が水に濡れて使い物にならなくなったときどうやって火を起こすか。
この予想外のアクシデントこそ、問題解決能力や判断力をグングン伸ばしてくれるのです。
「この子は賢く育っているな」と感じる子どもは、十中八九、
なにかしら芸術活動をしています。
芸術は感受性を豊かにする。
また自立心が身につく。
「将来賢くなる子は遊び方が違う」松永暢史
競争があるからこそ子どもは一生懸命走り、どうやったらより速く走れるかを学ぶ。
子どものころからスポーツをしていると、様々な痛みを経験します。
擦り傷、切り傷、筋肉痛、打撲、捻挫、骨折……。
経験を重ねていくうちに、「この程度なら、大したことはない」といった具合に
傷の具合や痛みの予測、対処の仕方を学んでいくのです。
また、自分が痛みを知ることで、他人の痛みに対しても思いやりが持てるようになります。
他人の痛みが理解できるからです。
遊びもまた知能の発達に関与しているのです。
サッカーや水泳などのスポーツ、鬼ごっこやかくれんぼといった遊びは
子供の脳に様々な良い刺激を与えてくれます。
身体を動かすことで太りにくくなるだけではなく、
向上心や、そこから派生する自信を持った大人になる可能性が高まります。
「子どもの運動神経をグングン伸ばす」高野ジェームズ修一
ひとつの場所にとどまって、その場の変化を敏感に感知して対応する感受性にすぐれた女の子に対し、
男の子は結果をあれこれ考える前に出掛けていき、試してみて、
そして創意工夫をこらさずにいられない好奇心にすぐれています
子どもを勉強させるには、まず十分に遊ばせる必要があります。
遊びが十分で、余力があるときに子どもは机に向かい、
「ひとつ勉強でもしてみるか」という気分になります。
子どもに頭が良くなってほしい、よい大人になってほしいと願うなら、
なおさら子どもをたっぷり遊ばせなければならないのです。
子どもを成長させる遊びには
「実体験」「コミュニケーション」「知的向上」の3つの要素が必ず含まれます。
コンピューターゲームには、ひとつとして「リアルなもの」がないです。
さらに言うなら、そこには、「あらかじめ用意されたもの」しかないからです。
子どもたちは遊びながら、「予想外」の出来事に対応し、判断し、自ら決断して動かなければなりません。
そこには「受け取ること」よりも「自分で動いて取りにいくこと」のほうが圧倒時に多くなるのです。
そして、これこそが子どもの頭をよくするのです。
遊びとは、本来能動的な刺激に溢れているものです。
遊びのなかで磨かれる好奇心は、発想力や行動力、そしてエネルギーをも生み出します。
子どもは、遊びながら毎日これらの力を磨いていくのです。
女の子は遊びのなかでも「それ、いけないんだよ!」と相手を糾弾することが、よくあります。
女の子は「正しい」ことを好み、「不正」に対しては容赦しません。
勝ち負けに強烈にこだわることで、
男の子は周りの音が聞こえなくなるくらいの集中力を身につけることができるのです。
子どもの頃に夢中になって博打にのめり込むことで、博打のバカバカしさ、虚しさを学ぶことができます。
大人になって身を持ち崩すほど博打にのめり込む人は、
逆に子ども時代に博打の恐ろしさと虚しさを学びそこねた人かもしれません。
「自分は遊び尽くしたから、もういいや」と思うくらい遊ばせることはとても重要なのです。
男の子は、自分が満足するまで、「おなかいっぱいで、もう食べられない」というまで、
たっぷりと遊ばせる必要があるのです。
本格的に勉強を始めたとき、遊びを通して得たものが突然、
勉強内容と結びついて一気に理解が早まることは、よくあることなのです。
「男の子はもっと遊ばせろ」松永暢史
「かけっこ」こそ、スポーツの原点であり、運動能力向上のためのカギとなるのです。
鬼ごっこなどで、"いつの間にか走っている"という状態を作り出すのです。
また、なわとびやボール投げのような遊びを取り入れ、
楽しみながら身体を動かす環境をつくることが最初の段階では重要となります。
整形外科医など専門家の多くが推奨している小学生の運動時間は、週2〜3回、
1回2時間程度です。
「運動が得意になる子どもの育て方」上州アスリートクラブ
鬼ごっこには、スポーツに必要とされる要素がたくさん詰まっています。
鬼ごっこのよい点は、スポーツ以上に、楽しみながら体力づくりができることにあります。
鬼ごっこは、鬼から逃げて走り回り、障害物を跳び超え、
ときには後ろ向きに歩き、左右にステップを踏み、しゃがみこんで茂みにかくれたりと、
いろいろな動き方をして遊びます。
鬼ごっこをすることで体力がアップすることが証明されました。
いろいろなステップを踏むことで反復横跳びがたくさんできるようになったり、
遠くにボールを投げられるようになったことがわかったのです。
他のテストも、とてもよいデータがでています。
「鬼ごっこはスポーツだ」鬼ごっこ協会
子供は競争したがる
子供は真似をしたがる
子供はちょっとだけ難しいことをしたがる
子供は認められたがる
これらの4つの特性をうまく生かすと、比較的簡単に「スイッチ」が入ります。
子供が楽しいと思うことは、ひと言で言えば「遊び」です。
子供たちに徹底的に「遊び」をさせ、遊びの中から何かを学ばせようと思ったのです。
楽しいと思えることをやらせると、子供はどんどん伸びていきました。
いったん意欲が出ると遊びだけでなく勉強に対する取り組みもまったく変わってきました。
読み書き計算などをやらせても、次々と新しいことを学び取っていこうとするのです。
できることは面白い
面白いから練習する
練習すると上手になる
上手になると大好きになる
そして次の段階に行きたくなる
自然の中で問題にぶち当たり自分の力で問題を解決することによって、
困難な状況を解決していく知恵が育っていきます。
この問題解決能力が「読み・書き・計算」の能力を最大限に生かしてくれるのではないかと思います。
競争している時の子供たちの目は輝いています。
ほめることよりも、認めてあげることのほうが、重要だと思っています。
ほめてばかりいたら、子供はそれになれてきてしまって、うれしくなくなってきます。
本を読みはじめると、脳に重圧がかかります。
本を読みおえた途端に、その重圧から一気に解き放たれて、
顔に赤みが差してくるのではないかと思います。
読書ノートをめくってみると、その子の好きなものが浮かび上がってきます。
甘やかしてしまったら子供は自分の力で壁を乗り越えることができなくなってしまいます。
ちょっとした壁なら子供は自分の力でそれを乗り越えることができます。
1つ壁を乗り越えると、子供は大きく成長します。
子供のケガは「学びの機会」ととらえる発想が大切です。
子育てをするときには一般論で「子供」をとらえるのではなく
「一人ひとりの子」をよく観察して、その子から学びながら育てていくことが大切です。
「子供から学ぶ」ということを忘れてしまったら、子育てはうまくいきません。
「ヨコミネ式子供が天才になる4つのスイッチ」横峯吉文
同じ単位のついた数字のたし算、ひき算は、
まずは数字の部分だけを計算し、
あとから位の単位をつける。
終わりが0の数のかけ算は、0をのぞいて計算した答えに、
のぞいた数だけの0をつけるとよい。
同じものを何回もたすときは、かけ算を用いる。
数を何倍かするときも、かけ算を用いる。
「くわしい算数小学4年」文英堂編集部
算数という教科で一番大切なのは、自分で解き方・組み合わせ方を考えることです。
計算問題をたくさんやらせる学習法は、算数が嫌いな子どもを作る学習法なのです。
自分で図を描くことは、図形分野を得意にするために不可欠なことなのです。
わり算は、ある数の中に別の数がいくつあるかを求める計算でもあります。
図形の世界では、補助線を引くということがとても重要です。
補助線を一本引くだけで得、正三角形を2つの直角三角形に、
正方形を2つの直角二等辺三角形にわけることができます。
問題用紙を横向きにしたり、逆向きにしたりします。
それだけで図形の見え方が、がらりと変わり、
補助線を引くべきところがパッと見えてくることがよくあります。
紙を動かすだけなので、すごく簡単です。簡単でも非常に効果があります。
この作業は、図形の問題で役立つだけでなく、ものを見る目を養うことにもなります。
顔のパーツが出てくる箇所はたいてい心の動きを表します。
派手な音と映像で子どもを引きこむゲームソフトは、子どもがはまるように、
中毒になってどんどんお金を使うように、という狙いで作られています。
「算数と国語を同時に伸ばす方法」宮本哲也
子どもが健やかに成長するために必要な三要素は、食事、睡眠、運動です。
勉強はその次に持ってくるべきものです。
子どもの身体も頭も眠っている間に成長します。
立っているときは足の裏だけで全身を支えますので、このとき、重力は背骨に垂直にかかります。
これに対して寝ているときにはかかとから頭までの全身で身体を支えます。
このとき重力は平行にかかります。だから、「寝る子は育つ」のです。
学習内容を定着させるためには興味を持って取り組むことと、
その内容を脳にしみ込ませるための十分な睡眠時間が必要なのです。
競争原理の否定は生命の否定です。
自然界の掟は適者生存です。人間社会にも当然当てはまります。
子どもに自信をつけさせる唯一の正しい手順とは。
1.問題に興味を持つ(これがなければ算数の学力は身につきません)
2.ひたすら考える(決して教えてはいけません)
3.解けても解けなくても学力は身につく
4.自信がつく
楽していい思いをしようというのが大間違いなのです。
それは犯罪者の精神構造です。
子どもを育てるということは生き方を伝授するということです。
子どもの教育には父親の関与が必要不可欠です。
困っている人や苦しんでいる人をその人の立場に立って助けられる人は、
自らも困難な局面に直面し、それを乗り越えたことのある人だけです。
つまり、大切なのは優しさではなく、強さなのです。
自分自身を伸ばし、高めることほど刺激的でおもしろいことはないのです。
人に親切にするというのは、相手のことを思ってというより、
そういう行動をとることのできる自分に酔っているだけの場合が少なくないのでしょう。
受ける側が負担を感じるような親切はするべきではありません。
修復可能な傷であれば、
体の傷であっても心の傷であっても子供のうちからどんどん負わせるべきです。
その痛み、悲しみ、つらさを経験し、乗り越えることによって、心が強くなり、
他者に対する思いやりややさしさが芽生えるのです。
そういう経験なしに大人になってしまうのはとても恐ろしいことです。
国の経済力と教育力は比例します。
そして、教育力と犯罪発生率は反比例します。
最近の犯罪の増加は、無業者の増加とともに教育の敗北の表れです。
学力とは、いい学校に入るために必要なのではなく、よりよく生きていくために必要なのです。
自分にもっとも合った生き方を模索し、その分野でひたすら能力を磨いていくのが正しい生き方です。
仕事は生活費を稼ぐために必要なのではなく、自分を表現するために必要なのです。
努力に見合わない大きな成果は決して人を幸せにはしないでしょう。
問題が解けるから学力が上がるのではありません。
5秒で解ける問題を百万題解いても無意味です。
解けなくても興味を持って取り組みつづけられる問題に出合うことが大切なのです。
解けた問題の数だけ学力が上がるわけではありません。
頭を使った分だけ賢くなるのです。
いつものことですが、もっとも過酷な選択肢が最後に残ります。
「また、こんな大変なことをしなくちゃならないのかなあ」
とため息をつきながらもそちらへ進みますが、一度も後悔したことはありません。
何かひとつのことを成し遂げるのにもっとも必要な資質は堪え性です。
達成感は問題が解けたときにのみ得られますが、
充足感は問題が解けたか解けないかにかかわらず、頭を使い切ったときに得られます。
人生に成功している人は挑戦する回数がそうでない人よりも多く、
失敗、挫折をその分多く経験し、そこから多くのものを学んでいるので、最終的に成功するのです。
失敗、挫折を経験せずに大成功を収めている人など存在しません。
人が後悔するのは、踏み出すべきときに踏み出すことができず、
チャンスを逸してしまうときでしょう。
人生を大きく左右する大勝負というものは一生のうちに何回もあるものではありません。
挑戦するべきときに勇気が足りなくて挑戦できなかったとき、後悔するのです。
人生は二者択一の連続ですが、楽なほうを選ぶとたいてい後悔することになります。
自分の可能性を高められる機会、広げられる機会があれば、積極的に挑戦するべきです。
困難に直面するとき、人間の真価が問われるのは大人も子どもも同じです。
真面目に生きてきた人間、つまり強い人間だけが勝ち残れるのです。
「ああでもないこうでもない」を繰り返しながら問題を
解き進めていくやり方を試行錯誤型学習と呼びます。
試行錯誤型学習を続けていると、解き方が進化していくのです。
私の考える先生の役割とは「子どもの自立を見守り、促進する」ことだけです。
子どもをほめて伸ばすか?叱って伸ばすか?
どっちも相手の顔色をうかがうようになるだけなのでダメです。
放ったらかしにして伸ばす、これが正解です。
「強育論」宮本哲也
算数の学力とは計算力ではありません。
自分の頭で考え、発見し、さらに考えを推し進めていく力、つまり論理的思考力です。
「強育パズル」宮本哲也
親のいちばん大切な役割は「子どもの自己肯定感を育てること」です。
自己肯定感が育まれると
・何かに挑戦して学んでいける
・壁を乗り越えられる
・相手の気もちや立場を思いやれる
生活リズムを整えて体を育み、
親に認められて愛されていると実感して心を育む。
これが自己肯定感を大きくするための基本です。
「子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ」天野ひかり
子どものうちに、日・月・火・水・木・金・土の自然に触れる体験をできるだけいっぱいさせましょう。
「金」は文明という意味です。
あちこち汚す子どもは元気に育っている証拠。
あまりに清潔になってしまったから
アレルギーやO157などに人びとが悩まされるようになったと言っている学者さんもいます。
子どもが元気で健康な体を作るためには、ある程度汚れることが絶対必要。
親としてやるべきことは、まず子どもをよく観察すること。
親の尋問にまじめに答えて何か言ったところで、
「どうしてなんとかしないのよ」とか「だったら自分で言えばいいじゃないの」とか、
よけい責められるに決まってると子どもはわかっています。
だったら最初からだまっておけと、だんまりを決め込むわけです。
そのうちに、ますます親としゃべりたくなくなってくる。
子どものやることなすこと気になりますから、親はグチグチ言いたくなるのは当然です。
でも、そこをぐっと我慢しましょう。
子どもは親が心配しているのは必ずわかります。
男の子にとっては、一番の愛する存在はまず母親です。
積極的に子どもからあいさつなんて恥ずかしくてとてもできない。
子どもというのは、みんな本来人見知りですから。
お父さんやお母さんが大きな声であいさつしている姿は、一生懸命見せてあげてほしい。
モデルを示してあげるだけでいいのです。
それだけで必ずあいさつできるようになります。
親がやっていたのを見ていた、ちょっただけやったことがある、
それらの体験は自分の人生を自分で手作りできるという自信になります。
生きていく上で、いろいろなことをこまめにやる、
嫌がらずに動ける性格というのは、大事な能力という気がします。
子どもに好きなことを一生懸命やらせて、凝ることの面白さを体験させてやるのです。
そうするうちに、子ども自身、作業することは楽しい、喜びだ、というマメ感覚を身につけていくものです。
手伝いは子どもにやらせるというより、まず親子で共同作業をやってみる。
そしてけっこううまいねと励ます。
そんな小さなことがつみ重なって、
なんでも手作りでやってみようという性格を身につけていくのです。
読み聞かせというのは、親から愛されているという感覚を子どもに伝えるひとつのスタイル。
物語の中身を伝えるだけではないのです。
子どもを育てる時には、バカになれないといけない、
子どもじみたふるまいができないといけない。
そうしないと子どもと共感できないんです。
過剰にきれいにして子どもが遊びにくくなるようなことはしないでほしい。
子どもにとっては、当然ながら両親が一番いい精神状態でいてくれることが一番の安心材料です。
両親の仲のいいことが一番の幸せの要因です。
自分が生きている意味は、自分ひとりで考えていても答えは出ない。
他人が喜んでくれなければわからないと思うのです。
自分がだれかの役に立つことで、自分自身が救われるのです。
親が子育て上手になろうとするのであれば、
とにかくよその子の世話を一緒にするというのがベストです。
子どものためにどれだけ何をしているかではなく、
親が一生懸命生きている姿全体で与えるイメージ、
それを含めて子育てというのではないでしょうか。
「のびのび子育てこんなお母さんなら大丈夫!」汐見稔幸
子どもというのは、親がやめなさいという軽いいたずらが好きなんです。特に男の子は。
じつは、親と子の親密さがしっかり育っているという証拠なんです。
4〜5歳という時期は、ちょうど、うんちだとかおしっこだとか、
下ネタが大好きになる年頃なのです。
排泄することで大きな快感を得る、1歳から3歳の「肛門期」といわれている時期があります。
うんちが大切で、大事にしたくなる特徴的な幼児期です。
6歳くらいになると、子どもには社会性が育ってきます。
人からどう見られているのかな、という関心が育ってくるわけです。
親をからかうことばにまゆをひそめる人もいますが、
これもまた、お尻出しと同じように、
しっかりとした親子の信頼関係が作れていなければ決して出てこないものなのです。
4〜5歳になると、ことばの能力がどんどん高まってきて、
ことばだけでいろいろな世界を作り出せるんだということに、
子どもはとても興味を持つようになります。
楽しんで使うのは、だいたいからかいのことばです。
せまい子どもの人間関係の中で遊ぶには、
だれかをからかうという遊びを入れないと、盛り上がらない。
人をからかうことを楽しめる力がついてきたな、
そういう年齢になったんだな、と思っていればいいでしょう。
さんざんことばで遊んでからかうことをやっておけば、
そのうち、もうあきたと、スカッとして、あっさり卒業できます。
人間というものは、成長していく過程で、そのときどきにやりたいことがあるんですよ。
そのことをやりたいときに、無理やりがまんさせられると、
あとあとまで「やりたいのにできなかった」という気持ちが残ってしまいます。
言いたいうちは言わせておきましょう。
頭にくるけど、おもしろいこと言う子だわ、と思っていればいい。
からかうことはひとつの能力ですから。
人間にとって、「おもしろそう」「気持ちよさそう」で行動できるということが、いちばん大事なこと。
おとなになっても「おもしろそう」「気持ちよさそう」を原点に仕事をしている人は、必ずいい仕事ができるんです。
その感情を原点に持っていれば、間違いがない。
そういう感情を子どもに存分に広げさせるには、
思いっきり遊ばせ、おもしろそう、気持ちよさそうと子ども自身が思うことを、どんどんやらせるべきでしょう。
子どもの行動には、必ず動機があり、理由があります。
なにか工夫してやろうとして失敗してしまっても、その行動は人間力の表れですから、
まずは子どもの気持ちに共感してやってほしい。
何度言ってもわからないのが子ども。
懲りずに何度も言うしかありません。
子どもが失敗したとき、じつはこのときがしつけのチャンス。
「今度からこうやろうね。もうやめようね」とやさしく言ってみてください。
これで子どもは学びますよ。
片付けができるということは、ものすごい能力なんですよ。
子どもの思考能力にくらべて、片付けの基準は多すぎます。
片付け上手になる、というのは、5歳児のテーマではありません。
恋人ができてからのテーマです。好きな人が部屋に来るときに、片付けることができれば、合格。
子どもにとっては、ゴミゴミしている散らかった部屋のほうが、
刺激がいっぱいあって遊びやすいんですよ。
赤ちゃんがなんでも口に入れてみるのは、それが気持ちいいからです。
女性への欲求をどんどん表現するしんちゃんのようなタイプは、
いろんなものに好奇心があって、能動的で、対人関係も意欲的だということです。
これは将来、バイタリティのある、いい仕事をする可能性がある子どもだと思っていいでしょう。
相手の気持を感じとって、ポジティブに評価して返す。
ふたりでおもしろさを共有する。
それを続けて会話のやりとりをする。
しんちゃんとみさえさんのやりとりは最高のコミュニケーションなんですね。
2歳くらいまでの子どもは社会性があまりないので、叱られる意味がわかりません。
なにかガチャンと壊しても、自分が興味を持っていたことをやっていたら壊れただけです。
きょうだいゲンカをしながら子どもは、じつは親の仲裁を待っているもの。
双方の言い分を聞いてやって、仲立ちをしてあげるのがベストです。
下の子のほうが手を出して、こりゃ上の子もエスカレートしそうだというときは、
放置せず、親は介入してやりましょう。
どっちが勝ちとか、負けるとか、そんな考えが始まったとたんに、子育てが窮屈になります。
比べてばかりいると、親はどんどん子育てが難しくなる。
その子のいいところが、だんだん見えなくなってしまう。
子育ては、自分の子の個性、その子らしさを発見して、
向いている方向に伸ばしてあげることしかできません。
登ったり、飛び降りたりして、子どもたちはそのおもしろさを体で覚えていきます。
これこそが、人間の大切な能力を作っていくんです。
走り回って鬼ごっこをするなど、外で遊ぶことで、冒険心を満足させるだけでなく、
友だち同士でじゃれあい、体でふれあうということも学んでいきます。
家の中で遊ぶと、どうしてもやめさせなければいけないことが多くなってしまいます。
子どもが正常に成長しているとしたら、小さなケンカは避けられません。
むしろ、友だち同士で小さなケンカをいっぱいする子どものほうがよく育つのです。
人間にとって大切なものは、自己主張の能力です。
自己主張は、小さなころはケンカになりますが、ある程度成長するとジャンケンになり、
手を出さない口論になる。それが上品になると議論になりますね。
どっちが悪い、と裁判官になっちゃいけないですね。
「何がほしかったの?」「今はだめだって言ってるよ」と仲立ちしてやって、
「じゃ、順番にやんなさい」と、見通しをつけてやればいい。
感性豊かというのは、体のアンテナ、感じる身体の能力が優れているということ。
普通の人にはわからない、微妙な違いも感じられるということです。
その能力を鍛えるのにいちばんいい方法は、
幼児期に、たくさんの自然とじかに触れることです。
「できた」と思うと、飽きてしまい、「もういいの」となる。
飽きてしまうと、そのときはじめて、もっと難しいものにチャレンジしたくなる。
今持っている能力を無理に伸ばそうとして、
親が子に「これやりなさい、あれやりなさい、がんばれ、がんばれ」と言って、
先にレールを敷いていまうことは、よくありません。
なぜかというと、レールを親が敷いてしまうことで、子どもの、
「自分が自分の人生の主人公である」という主人公感覚が育たなくなるからです。
お母さんに言われたからがんばるのではなく、
やりたいこと、チャレンジすることは自分で決める、選ぶのです。
親として大切なのは、子どものタイプ、伸び型をよく知ること。
その子どものタイプではないことを無理強いしないことです。
習い事でも、「やってみる?」と聞いて、「やりたくない」と言うタイプの子であっても、
とりあえず連れて行って、様子を見てやる。
どんな体験も、一応させてあげないとわからない。
まずは子どもに体験させる、という場を作りましょう。
やるかどうかはっきりわからないという場合でも、とりあえずいろいろやらせてみましょう。
いろんなものを体験して、チャレンジしてみなければ、わからないのですから。
人の喜びを自分のことのように感じて喜ぶ能力、
これは人間としてすばらしい能力です。
自分の人生を歩かされたという実感があるため、
親自身も自分が自分の人生の主人公という自尊感情が持てない。
いつも自分に不安を抱いてしまい、今度はその不安を自分の子どもに投影してしまう。
親が遊ばないとダメです。子どもと遊ぶときは、一緒になってどんどん遊ぶといい。
公園に行ったら、砂場で背後霊みたいにじっと子どもを監視していないで、
自分もシャベルを持って存分に遊びましょう。
生まれてから10歳くらいまでは、子どもにとって親がとても大事な時期です。
親といっしょに行動するのは、まあ、10歳くらいまでです。
その間は、できるだけ子ども本位で、生活を考えていくということをやってあげてほしい。
いろいろな人に見てもらうと、
こっちから見たよさ、あっちから見たよさと、子どもの評価が広がります。
「子育てにとても大切な27のヒント」汐見稔幸
母親が有職か無職かの違いは、子どもの発達になんら直接の影響はなく、
それどころか、子どもの自立の発達については、
有職の母親の子どもの方が優れている場合が少なくないことさえも明らかにされています。
「子どもが育つ条件」柏木惠子
被虐待児に多く見られる極端な偏食は、
これまで食べたことがないものがあまりにも多いことに由来する。
感情の乏しさも、被虐待児の特徴です。
「痛みに対して、忍耐強い」
「人の目を見ない、見られるのもいやがる」
「自分自身、人間関係、人生に否定的な考え方を持っている」
「パターンに固執し、柔軟な考えができない」
このような特徴は、「愛着障害」という症状に括られるものだ。
この「愛着障害」こそ、被虐待児のほとんどが抱える問題といっていい。
お母さんとあたたかな時間を過ごした赤ちゃんは、やがて、ハイハイや伝い歩きで行動範囲を広げていく。
しかし、ふっと不安になれば泣き出してお母さんの膝へと舞い戻る。
赤ちゃんにとって、世界は恐怖に満ちているのだ。
戻ることのできるお母さんの膝がきちんとあることを確信し、
安心感をしっかりもらった赤ちゃんは次第に、お母さんと離れて一人でいても平気になってくる。
こうして人は自分の世界を広げていく。これが、成長だ。
赤ちゃんが獲得した「愛着関係」こそ、対人関係の基本となり、自分をコントロールするもととなる。
人を信じ、自分を信じ、世界を信じ、成長していくすべての基盤になるのが、「愛着」なのだ。
被虐待児の問題の多くは、愛着が形成されていないことに由来するという。
生まれたばかりの赤ちゃんには、「心地よくなりたい」という肉体的な要求と、
「甘えたい」という情緒的な欲求があります。
この欲求が継続的に無視されると、他人の気持ちをくみ取る脳の部分が成長せず、
愛着障がいの症状が出てくるといわれています。
愛着とは愛され、守られ、大切にされた記憶。
いつでも戻れるあたたかなお母さんの膝があり、守られてきたことにより、
自分を信じ、他人をも信じることができるのだ。
愛着が育っていない子は、往々にしてスキンシップをすることができない。
その子にとって「触れられる」ということは、即、攻撃になってしまう。
痛みや痺れや怒声だけが養育者のつながりだとしたら、子どもはその感覚だけを頼りに生きていくしかない。
これが虐待者との間に形成される<歪んだ愛情>=<虐待的な絆>だ。
こうして作られた虐待的な絆は、虐待の連鎖へとつながっていく。
教室でじっと座っていることができず動き回る子どもたちに教師が悲鳴を上げているという話をよく聞くが、
この子たちにつく診断名のほとんどが、ADHD(注意欠陥多動性障害)だ。
虐待は脳全体の成長に物理的に影響を及ぼすということだ。
それが脳画像診断によって明確に確認される。
守られている体験、我慢したら褒められる体験があれば、自分で自分をなだめることができる。
そうやって人は苦しいころがあった時に「よしよし、しょうがないよ」と自分を慰め、乗り越える。
親に「よしよし」とされてきたことがない場合、苦しいこと、耐え難いことはバーンと外に出してしまうほかない。
ベビーベッドで寝かせっきりだと、視界に動くものがない。
そうすると人間は見ることをやめてしまう。
人間の瞳は見ることをやめた時に、外に開いてしまうそうです。
人との距離感が取れないのは愛着障害の典型的な行動である。
施設の子、里親の子もほとんどが、実の親のところへ帰りたいと言います。
それほど親のつながりというものは強い。
子どもは、養育者に依存して生きる存在です。
"捨てられた"も同然のように施設や里親処置されても、それを認めたくない。
"見捨てられる"ことへの不安と恐怖を強く抱いています。
しかし時間と共に、事実として向き合わなければいけなくなった時、
それは大きな喪失体験となって子どもを苦しめます。
虐待はトラウマという、傷つけられた体験で語られがちですが、
一番重要なキーワードは、喪失なのだと思います。
わさびをちょっと塗った乳房をふくませた「断乳」の儀式の後、
授乳を求めることなく、一晩ぐっすり眠るようになった。
ネグレストを「発見」するために、歯科医の協力を得る自治体が多いのも、
養育放棄が虫歯に端的に表れるからだ。
トラウマを抱える被害者全般に言えることですが、
本人はまるで悪くないにもかかわらず、自分を責めたり、自己評価が低かったりします。
性的虐待の後遺症がいかに重症であるかが明らかになっている。
解離性障害、PTSD、攻撃的・反抗的な行動を特徴とする行動障害が併存するなど、
最難関の治療対象となるという。
「誕生日を知らない女の子」黒川祥子
子供は、遊びを通じて多くのことを学びます。
遊びを通じて、協調する力を身につけていきます。
遊びを通じて、他者を受け入れる寛容さを身につけていきます。
遊びを通じて、新しい枠組みを作る創造力を身につけていきます。
子供時代につちかわれた能力は、実社会にそのまま生かされます。
幸せな家庭運営から友達とのつきあい、そして経済的な成功。
そうです、子供時代、十分遊んだ人たちは、
とても豊かな人生を送っているのです。
親がなくても生きていけるのが、親孝行。
親の役割は「よい子」にすることではありません。
「よい親」に育て上げるのが、親の仕事だからです。
自立させ自分の元から去っていけるようにする。
それが親が子供に対する愛情であると同時に、
子供が親に対する孝行というものなのですね。
「月ナカ生活」中谷彰宏
からだを動かすことが、脳やこころにも良い効果を生じるのです。
あそびの中で、ワクワク熱中してエネルギーをしっかり発散させると心が落ち着き、
情緒が安定していきます。
ふれあい体操をすると、運動量が増し、睡眠のリズムが整い、食欲が旺盛になります。
そして、健康的な生活リズムが習慣化すると、こころが落ち着き、安定していきます。
生活リズムは、1日のサイクルでつながっているので、ひとつのバランスが良くなると、
つぎつぎ、どんどん良くなっていきます。
いくつかの体操では、パパが行ったほうが、より良いものがあります。
子どもを持ち上げたり、持ち上げたまま移動する動きは、
パパの力強さが子どもに全体の安心感と安全を体験させることができます。
約3割の子どもたちが低体温か高体温だったのです。
生活リズムがくずれていると、体温調節ができにくくなるのです。
からだを動かせば体温異常は治る!
元気な子
10時間以上、たっぷり睡眠をとって、6時起床。
体温が活動に最適な36.5度ぐらいまで高まる。
めいっぱいからだを動かす。
体温がピークに達する3〜5時は、元気で集中力もある時間帯。
しっかりからだを動かして運動エネルギーを発散。情緒の開放をはかる。
赤ちゃんのときは、起きて寝て、寝て起きて、と短い睡眠をくり返していますが、
トータルで、少なくとも16時間は眠る時間をとってあげてください。
朝のうんちは快調のしるし
元気な子は、遅くとも9時には寝て、10時間以上ぐっすり眠っています。
また、朝ごはんをしっかり食べて、朝うんちを出してスッキリしている傾向があります。
「ふれあい体操」前橋明
眠っている間に、記憶を整理して定着させていくのと同時に、
たくさんはたらいて疲れた大脳を休ませ、回復させていきます。
これをくり返していくことで、脳は育っていくのです。
頭が良い子は、情報を定着させるためにきちんと睡眠をとっています。
スキンシップが足りないとうつ病や摂食障害につながる。
乳幼期にスキンシップの足りなかった子どもは、
高校生にあってからカッとなって衝動的に他者を攻撃する傾向が高い、
すなわち「キレやすい」傾向にあることがわかりました。
子どものころに温かなスキンシップが足りず、親に甘えられなかった子どもの多くは、
やはり「自分はあまり愛されなかった」と思っており、
その「愛され感」の不足が問題行動につながってしまうといえます。
体が温かいと人にやさしくなる。
皮膚の温かさを感じると大脳の「島皮質」が興奮し、
人に対して温かい気持ちが高まるというメカニズムがあるのです。
小さいころのスキンシップ体験が多いほど、
体と心の温かさに反応する神経回路が蜜になっていくのです。
小さいときのスキンシップは一生ものです。
その子の脳に生涯影響を与えつづけていくものといえるのです。
母乳育児をしていないお母さんは、赤ちゃんと見つめ合ったり、
語りかけたりしながらベビーマッサージをすると、
赤ちゃんがもっと愛らしくなり、安定した愛着を築きやすくなることが示されました。
オキシトシンはストレス耐性を高める、体を健康にする、学習効果を高めるなど、
たくさんの効果をもたらしてくれる物質であることがわかってきたのです。
温かいスキンシップをすると脳内でオキシトシンが作られて増えるのです。
それはスキンシップをするほうにも、されるほうにもです。
心がやすらぎ、幸福感や愛情も深まり、
人とのきずなも強めるはたらきをしてくれる物質である。
オキシトシンの効果
@親子の愛着関係を深める
母性行動を強くする働きがあることもわかっています。
Aストレスに強くなる
ストレスホルモンの血中濃度を低下させるだけでなく、心拍数や血圧を低下させたり、
不安や恐怖をやわらげてやすらぎの感情を高めてくれるhたらきもあります。
Bセロトニンを活性化させる
セロトニンは心にやすらぎや満足感などを感じさせる脳内物質。
C記憶力がよくなり学習効果が高まる
短期的な記憶力が高まり、学習能力の向上も見られたのです。
D体の成長をうながす
マッサージを行った未熟児は行わなかった未熟児に比べ、体重がぐんと増えました。
短時間でも密なスキンシップで甘えさせてあげることで子どもは十分に満足します。
乳児はしっかり肌を離すな
幼児は肌を離せ、手を離すな
少年は手を離せ、目を離すな
青年は目を離せ、心を離すな
「つねる」「ける」「たたく」といった負のスキンシップもあります。
愛情に裏打ちされた痛みや、少々のつらい目にあうことは、負のスキンシップを学ぶよい機会です。
乳幼児のときにたっぷりとスキンシップをとり、
抱っこをたくさんしてあげたほうが心は満たされ、かえって子どもの自立を早めます。
母親のスキンシップは子どもの情緒を安定させる役割があり、
それに対して父親のスキンシップは子どもの社会性と関わっているといえます。
父親の場合は、「たかいたかい」や「くすぐり遊び」など、
少し刺激的な遊びを通してのスキンシップのほうが、子どもに対するスキンシップ効果が高くなります。
そこから世の中に意識を向け、
自分を出したり引っ込めたりしながら人と協調して何かをしていく社会性が高まっていく。
スキンシップが多い夫婦ほど子どもとの触れあいも多く、
しかも子どもの発育がよくなるデータがある。
「脳はだっこで育つ。」山口創