ひとりごと7♪
水をやらなければ枯れてしまい
やりすぎても枯れてしまう
立派な花を咲かせることは
どれだけ難しいことだろうか
枯れた花にひたすら水をやる
毎日欠かさず決まった量を
たくさんのお日様を添えて
残った植木蜂と
残ったその姿
花を咲かす事なく
うつむいたままの姿
いつまで下向いてるんだろう
いつも一人でいるあの人
誰に話し掛けるでもなく
誰から話し掛けられるわけでもなく
歩く時は少しだけ早足なんだ
いつも一人でいるあの人
なにかをみつめるでもなく
なにかに耳をすましてもなく
笑う時は少しだけ不器用なんだ
話し掛けると
嬉しそうでもなく
嫌そうでもない
視線はめったに合わせない
いつも一人でいるあの人
寂しそうに感じた事は一度も無い
空をみあげてみえる星
それは存在する星のほんの一部なんだって
何かを考えるとき使う脳
それは与えられた脳のほんの一部なんだって
一生で出会える人
それは存在する人のほんの一部なんだって
100年間
それは宇宙の歴史のほんの一部なんだって
ほんの一部の中で生きてる俺
ほんの一部の中でしか生きられない俺
ほんの一部の中で死んでいく俺
でも知ってる?
ほんの一部だから価値があること
感情というものは生き物で
常に変化し続け
日々新しく生まれ変わる
感情には年齢があって
過ぎた時間は戻れない
日記や写真といった記憶の化粧で若さを保とうとするが
シワまでは隠せない
感情は言葉よりも臆病で
思想よりもちょっとだけ野性的なんだ
今まで数えきれないほどの感情に出会ってきた
それらが日々新しく生まれ変わって今の自分がある
忘れちゃいけないのは
年老いた感情
どんなに年老いても決して死ぬことはない
感情というものは死なない生き物
朝起きると生きてることに安心した
食べ残したカレー
返し忘れたメール
聞き忘れたCD
言わなかった言葉
朝起きても死んでいなかったんだ
だから
カレーを食べ
メールを返し
CDを聞く
欲しいもの全てが手に入る
少しだけうんざりすると思う
欲しいものが全く手に入らない
さらに欲しくなる?
それとも少しだけ嫌いになる?
無関心な猫
昼のにぎやかな道で会っても
夜の冷たい道で会っても
無関心
たまに視線を合わせてきても
立ち止まる事は無い
たまに近づいてきても
うつむいたまま
君とは仲良くなれそうな気がするのに
君とは仲良くなれなそうな気もする
やがて君は白くかわいいお嫁さんを連れていた
少しだけ振り向いて笑った
やはり犬が好きだ