○ 第7章 深み ○
いつ頃から俺達はタメ息をつくようになったんだろう。
淳也達が乱闘している横で俺は、フッ と思った。
人は大人になるにつれタメ息が増えるという。
そして色々な事をやってみたい、あぁなりたい、こういう風になったら、
という様々な願望がある。
しかし人間は誰もが自分がなりたい物になれる能力を皆もっている。
ただそうなるための方法を知らなかったり、努力を惜しんだために
今の現状に甘んじている。
神様はいるのか?いや、いないだろう。神は人間が作った究極の偶像である。
人は何かに困ったり欲望が満たされないと、この神様ってヤツを引っ張りだす。
そもそもキリスト教などは偶像を作ってはいけないと説いている。
だから金ピカの十字架、教会などは作ってはならないのだ。
神とは本来一人一人が信じる力そのものなのだ。
しかし、そんな俺でさえ祈る事がある。
「この場から消えたい」と。
時々、俺は誰とも口を聞きたくない時がある。
そんな時は、体に手もふれてほしくない!今がその時だ。
周りの乱闘が目障りだし体にぶつかる通行人に殺意をいだく。
早く家に帰ってパンツを脱ぎたい!
俺のパンツはこの時お尻から太股にかけて、さっきから我慢してた物が
『爆発』していた………。
生理現象には勝てなかった。しかもまだ腹が痛い。
ひさびさのビックウェーブだ。
俺はもらした時いつも無意味に難しい事を考える癖があるらしい。
淳也が組織の人間3人を相手にしてる横で、俺は静かにつぶやいた。
「冷やし中華終わりました・・・」と。
第8章 人生