○ 第8章 人生 ○
組織の人間には勝てなかった。
淳也、ジン、ウンコマンこと俺は、奴等にナイフを突きつけられていた。
奴等が何か話しているのを聞くとどうやら俺達をボスの所に連れて行くらしい。
ジンはおびえていた。俺はもらしたパンツが気持ち悪かった。
しかし、淳也はニヤついていた。
さすがセクシャル淳也、こういう時には頼りになる。
きっと、ボスの所に行くのは望む所だベイべー!
とでも思っているに違いない。しかし淳也の目線の先には、俺のお尻があった。
しっ、しまった!!ウンコもらしをコイツだけには知られちゃいけない!
ばれたら最後、一生ウンコマンのレッテルを貼られてしまう!
ビーバップハイスクールを全巻揃えている俺には耐えられない!
なんとかごまかさなくてはっ!俺はとっさにムーンウォークをやって見せた。
淳也は、アレッ!という顔をしたので、ヨシごまかせた!と思った次の瞬間、
俺はヒロシとトウルの舎弟ノボルを思い出していた。
仲間トウルモデルのボンタンの裾から今にもコンニチハしそうなソイツがいた!
なんとかしなきゃっ!
とっさに靴下を直すフリをして、手でそれを拭き上げた。
もちろん靴下にはソックタッチをほどこしていた。
なんとか淳也をごまかせたようだ。
奴等は俺達5638人を車に乗せ、ボスの待つ場所に走り始めた。
もう後戻りは出来ない、いよいよ決戦だ!
俺達は身動き出来ないようにロープで縛られていた。
しかし、となりに座った淳也が何か合図した!
俺にはなにか分からなかったので、奴等に気づかれないように耳を近づけた。
きっと、何か作戦があるに違いない。さすが淳也、シビレルぜ!
そして淳也は俺の耳にそっとつぶやいた
「ウンコマン!」
と。俺は、ボスの所に着くまで何回も心の中で唱えた。
「ルーラ・・・ルーラ・・」