○ 第6章 幕開け ○




立花さんを病院に運んだ帰りに淳也がまた余計な一言を口にした。

『なぁ、組織のボスを探しにいかないか?』

その場にいた5人は気が進まなかったが淳也が続けた。

『立花さんにあんな大怪我させた奴等を、絶対許せない!』

みんなが『『おまえだよ〜!』』と 静かに突っ込んだが、

カメハメ波より恐ろしい必殺逆ギレをくらってしまった。



しぶしぶ探すハメになったオレ達はまず、喫茶店で作戦を練ることにした。

みんなが注文するなか、ジンが何かに気づきおびえていた。

窓の外を見ると全身黒いスーツに身を包んだ、いかにも組織の人間がカバディをしている。

すかさず淳也がメンチを切った。さすが夕焼け番長、こんな時には頼りになる。

しかし相手がこちらに気づき、近くにいた仲間を呼んだ。

あっと言う間に5人に増えたが淳也はひるまなかった。

「おまえら、どこ中?」

……ちょっぴり淳也がイヤになった。






第7章 深み