K・A・K・E・R・A

「プロローグ」
ここは30世紀。
星は一つの国となり、地球国と呼ばれていた。
この世界の、花・空・星などの自然は、
すべて「プリズム」が支配していた。
「プリズム」はとてもデリケートで、
少しの衝撃でも割れてしまう。
そうならないように、ちゃんとしまわれていたはずなのに
ある日、事件が起こった・・・。
花の「プリズム」が割れてしまったのだ。
「プリズム」の破片は「カケラ」となり、
「カケラ」は意思を持ち、地球国中に散らばってしまった。
世界から、花が消えた。
そして、少女の冒険が始まる・・・。

「旅の始まり」
「・・・で私にカケラを探せと?」
少女―みいはため息をつく。
『あーあ。どうして私がそんなことしなくちゃなんないんだか・・・』
そんなみいの心の叫びが聞こえたかのように、そばにいた女博士―憂は言った。
「私が調べたところ、カケラを作った博士の直系の子孫があなたなの。
 あなたにしかカケラの居場所がわからないのよ。」
みいはもう一度ため息をついた。
「まぁ、いいけど。カケラってどんなの?」
憂は半場馬鹿にしたように
「あなた、ホントに何もしならいのねぇ・・・。」
と言った。
「な、なによ!知らなくってもいいじゃない!!」
みいは馬鹿にされたのを感じたのか声を荒げた。
憂はふぅっとため息をつきまた話し出した。
「いいわ。教えてあげる。カケラはヒトに変身することが出来るのよ。でも・・・」
「ちょっと!そんなんじゃ見つけるの大変じゃない!!」
みいが口をはさむ。
「カケラの輝きはそのまま残るのよ。」
憂が呆れたように言った。
「ほかには?」
みいがむぅっとして言い返す。
「それだけよ。」
「それだけぇ!!」
みいは愕然とした。
『ちょっと・・そんなけじゃみつかりっこないって。』
憂は持っていた本をパタンと閉じ、みいに言った。
「とりあえず、1個目のカケラがどこにあるかは、このシロツメグサのカケラが教え
てくれるから、がんばってね。」
みいは手に渡されたカケラをみてつぶやいた。
「キレイ・・・。」
みいは思い出したように叫んだ。
「あ!ヒトになれるんだったらこのカケラも人間になれるの!!」
「ええ・・・、持ち主のあなたが願えば人間になれるわ。」
『人間になって・・・。』

みいが心の中で願った瞬間、カケラが眩しいほどの白い光を放ち
そしてヒトの形になっていった。

「うわぁ・・・。」

出てきたのは自分より10歳ぐらい年下に見える、女の子だった。

「わぁ。あなたがご主人様ですかぁ。初めまして!シロと言います。」
「シロ・・・?」
「本当はシロツメグサのカケラの精なんですけど、長いので頭文字をとってシロで
す。」

えらくしっかりした喋り方をするもんだなぁと感心していると、
「ほら、何ボーっとしてるの!そろそろ出発しなさい!」
憂がみいの背中をポンッと叩く。
「いったぁ〜い。」
みいは憂をギロッと睨む。
「ほら、旅の準備は出来てるから。」
「アリガトウゴザイマス。」
「なんで棒読みなのUU」

もう朝日があたりを照らし始めていた・・・。

「んじゃ、がんばってね〜〜!!」
「「いってきま〜す!」」


少女―みいの旅が始まろうとしていた。



「Panic Town」

「ねぇ シロ。」
「なんですか?」
「町まであと何キロ?」
「えっとぉ・・・。やく0.6キロです。」

地図を開きながらシロは言った。

「えぇ〜〜!!そんなにあるのぉ!!」

みいはガクッと肩を落とした。
もう1時間・・・いや、2時間は歩いただろうか。
そろそろ休憩がしたいのである。

「うぅ・・・。そろそろきゅうけ・・・」
「ダメです!もう日も暮れかかってるんですし、今休憩したら野宿ですよ!」
「はぁ〜〜」

みいはため息を落とす。

『私今なんでこんなことしてるんだか』

「あぁーーーーーーーーーーーーーー!!」

シロが突然叫んだので、みいはこけそうになった。

「な、なに!!」

驚いて前を向いたみいは目の前の光景に目を輝かせた。

「町・・・町だぁ!!」

みいは嬉しさの余り走り出す。

「あ!ちょっとまってくださいっ」

シロも後から続く。


「町・・・町だぁ」
みいは喜びの声をあげる。今にも小踊りしそうである。
「それにしても・・・にぎやかな町ですね」
シロの言うとおりであった。
今日は特に何の記念日でもないのに、
町中お祭り騒ぎである。
「あ!」
シロが何かを見つけたようだ。
「ん?どしたのシロ」
「ヨウさ〜〜ん」
シロの視線の先を見てみると、その先に男の子がいた。
「ゲッ!シロ」
「ゲッってなんですか!ゲッって!!」
「あ〜〜ゴメンゴメン」
「誰?シロ」
その男の子の髪は深いグリーン。瞳は少しくすんだグリーン。
遠くから見るとそうでもなかったが、こうやって見るとなかなかの美形である。
「あ!この人はヨウさんです。」
「ふ〜ん」
「おいシロ、コイツ誰?」
「コイツ!コイツとはなによ!言葉づかい荒いわねぇ!!」
「だって名前知らねーんだからいいじゃねぇかよ」
「まあまあ二人とも落ち着いてください!!」
しかし両者は睨みあったまま。
「ヨウさん、この方はみいさんです」
「あっそ」
『怒怒怒』

「この町、なんでこんなににぎやかなんですか?」

この二人、しばらく仲直りすることはないだろうということを感じ取ったシロは
ヨウに疑問に思っていたことをたずねてみた。

「それが困ったことに、奴がこの町にいるんだよなぁ」


ヨウが言う、奴とはだれか、
それは次回のお楽しみ♪

これは、わたしの友達杏沙ちゃんの小説!!
すごいでしょ!!わたしも、これ読んでびっくり!!
うちのと、比べもんにならんわ!(あたりまえ)
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