TVレポート
                               NHK総合  おはようサタデー 九州・沖縄版
                                                 H18.4.15(土) 7:41〜7:50

                                サタデートーク
                                          〜ソロ活動30年 新たな挑戦〜


「斬新なユニークな曲からどうぞ」の後、『がんばらんば』のPVが一部分が流れる。

思わず身体が、こう、動いてしまう曲ですよね。

あっはっはっは。
まあ、あのぅ、まさかね。ここまで派手にプロモーションビデオ作りこむと思わなかったですけどね。
かなりスタッフがノリノリで。あれやれこれやれでね。丸3日間、長崎に居たんですけど、恥ずかしかったですよ。
だってもう長崎の主だった観光地で全部やるでしょ?


あ〜はい。

観光地でやるってことは、お客さん止める訳にはいかないですからね。

あっ、皆さん、見てる前で?

周りにお客さんいっぱいおられるんだよ。観光客の方が。

へ〜え。

えぇ、だから恥ずかしかったですよ。

方言と

ええ

ラップの融合

そうですね


あの、こういうタッチにしようというのは、すぐにじゃあその時に決まった・・・

ええ、ずいぶん前にねぇ。冗談で長崎弁でラップやったら面白いぞという話はよくしてたんですよ。

ああ、そうなんですか。

ええ。去年のアルバムをやっている最中に 曲作りをず〜っとスタジオでね、曲作りをしているさなかにね、
ポッと出てきたんですよ、これがね。

で、みんな面白い、面白いってスタッフはのったんですけど、アルバムのどこに置いてもおさまり悪いんですね、これ。


はははは。1つだけ浮いちゃう?

もう浮いちゃうなんてていうものじゃないですよ。完全にねぇ、世界観変わってねぇ。
他のしっとりした曲がね、全部嘘くさく聞こえてくるんですよ。
だからね、これは残念だけどボツだねって言ってたんですよ。
そしたら『みんなのうた』のスタッフがね、あの、のってくださったんで
じゃあ、シングルに来年までとっとこうっていうことで。
さだまさしっていうひとつのこうもうブランドになってしまっているものがあるので常に僕はそれを壊したいし、常にそこを
守りたいし、その活動の一環ですね、『がんばらんば』は。
ええ、ですから、これを聴いて元気出してくれる人がいっぱいいてくれればいいし。

ずっとこう、ま、長崎弁で歌われるのを聴いてですねぇ。すごくこう長崎弁って優しいなぁ・・・

何かねぇ、辛い時とかね、呟く言葉は長崎弁ですね。

ああ、そうですか。

「しもた〜」とかね。「まぁ、よか〜」とかね。「あいた〜」とかね。
「ぁいや〜しもぅた〜」とかね。
ついポッと出てくるのは、長崎弁、多いですね。
「ちぇっ」とか言わないですものね、やっぱりね。


あっははははは・・・

地方人が標準語で話しているとね。どこかね。こう、まっ隔靴掻痒っていうかこう、何かこうはっきりしたとこ、一番痒い所に
手が届かないような気がすることあるんですよ。

あぁ。

ところが、僕の場合には、長崎弁で話をすると、もうどんなに痒いところでもピュッと触れるような表現が出来るんでね。
やっぱり方言って大事ですよね。だからその方言をまぁ、どんどんどんどん方言が聞かれなくなってますんでね。
もう一度そういうものを振り返ってみるのもいいかなと。

夏・長崎からの映像が流れる

この19回の積み重ね、

はい

その功績というか、

はい

これは良かったなと言う所は今、振り返られてどうですか?

う〜ん。少なくとも長崎の人自体が
え〜。まあ平和教育は勿論のことなんだけれども平和についてちゃんと考えようという気持ちを持つ若い人が
増えたんじゃないかという気がしますね。
だけど、やっててねぇ、その間にねぇ。湾岸戦争とイラク戦争とねぇ。二つの大きな戦争があったんですよ。
20年間の間にね。


はい。

こんだけここで俺が、平和について考えようよって毎年毎年歌ってきても、まぁ、蟷螂の斧っていうか、
まあ、あ〜それでも誰かの心にタネを蒔いているんだっていう自負心はあったんですけどね。
まあ、そのいったりきたりですね。


今年で?

最終回。

最終回ってことになさったんですよね?

やめます。

これは端的に理由はどういう?

あのね。20年前ってね。僕はね、えーと映画作って借金して一番苦しい時だったんですよ。
そんな時にね、その無料でコンサートやるったらステージ作ったりすることから計算して
お客様迎えてゲスト迎えてやるとなるとね。ホント下品な話になってごめんなさい。
3000万くらいねぇ、赤字が出るんですね。大規模でやるとね。
でも、あの時期に、何故そんな思いまでして俺は何が伝えたかったんだろう?っていうことをね。
もう一度自分に問い掛けたい。俯瞰でね、客観的に自分の20年を遠くから見てみるとね。
えー、そのことでもってまだ言い足りないと思ったら、ほら、別に、また歌い出したって誰も
文句言う人はそう居ないだろうし、で、いや、もう、このステージでこのフィールドで伝えることは
伝え尽くしたっていう思いがもしあれば、今度はね、もっと伝えなければいけない事のために新しいステージを
考える必要があると思うんですね。常にまあ、トライしていかないとね。


コンサートも年に100本?

そうね。

小説もお書きになって

まぁ、小説は・・・

その小説が映画になったりして

まぁ、ありがたいですね。

ほんとにでもお忙しいですよね。

忙しいっていや、忙しいんですけれどもね。
どれも嫌々やっていることじゃないでしょう?
だから、小説を書く事とか、歌を作る事とか、コンサートをやる事はね、単なる経済活動じゃないんです、僕にとって。
単なる経済活動だったら、しんどいなぁって思うかも解らない。でも、何か、やれる喜びっていうか、
やらして貰える元気があるうちはね。好きなんですよね、きっとね。
辛いですよ、ステージ毎日。辛いです。そりゃ、身体堪えますし、長い時間立って歌っているっていうのは堪えますけれど、でも、
好きなんでしょうね、その辛さが。
ホントに時間さえあったらね。あの、死ぬまで書いても書ききれないほどね、歌のテーマもあるし、小説のテーマもあるんですよね。
でも、俺、怠惰なもんでつい遊んじゃったり、酒飲んじゃったりしてそれが後ろ後ろに下がっていくからこのペースなんですけどね。
もっと凄いペースでやれる日が来るといいですね。




普段なら観られなかった番組ですが、幸運なことに旅先にて、リアルタイムで観る事ができました。
情報をいち早く教えてくださった、あみんの向日葵さん、ありがとうございます(^^)
10分という短いインタビューでしたが、中身は濃いですよね。     MS.パンプキン