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長崎県内、結構まわったけれど全然記録に残していませんでした^^;
情報を、感動を少しでも伝えられたらと、こんな頁を作ってみました。
その1 音浴博物館編
(長崎県西海市大瀬戸町)
目的地の西海市の音浴博物館に向けて長崎半島を巡りました。
市内中心部から西よりの海岸線沿い(東シナ海?)を走り、
途中、こんなスポットも通りました。

『愛し君へ』のロケ地に使われた白浜海岸です。
シーズンオフの海水浴場は、人影も無く撮影には好都合でした。
でも、『愛し君へ』について言わせて頂けば、俊介の実家は烏岩神社の程近く。
実家から坂を下ると白浜海岸。
なーんて設定はありえないですね。
地図で見るとちょうど半島のくびれたあたりから山間部へ。
長崎って海に囲まれているせいか、山が海まで迫っていて
平地が少ないです。
だから、走ってみた印象は、いつも、山と海ばっかり(^_^.)
どんどんどんどん高度も上がっていって、見下ろすとこんな遠景が見えました。

まさしさん所有の詩島。
どれか判りますか?
真ん中より少し左手、半島の向こうにある島がそうです。
あいにくのお天気だったのでもやがかかっていますが。
長崎半島山間部を廻り、どんどん高度の高い山の中に入って
県民の森を抜けるとそこは民家の一軒も無い閑静な山の中。
程なく、右手に音浴博物館という看板を見つけ、山道から歩いて下ったら…。
山の緑の影に、赤い屋根のそれが見えてきました。

こんな人里離れた所にあるっていうのも、一層、趣があって良いものです。
かつては、小学校の分校、そして、ベトナム難民救援施設という歴史をもったこの建物を小学校の名残を活かしながら、
来訪者にやさしくバリアフリーに作り変えられた気遣いもなかなかのものだなと感じました。
お出迎えは、ワンちゃん。
人が訪れるのが嬉しいのか、一足先を行く同行の現地お世話役(笑)の足元にじゃれつく姿に私は身動きできなくなってしまって(>_<)
というのも、恥ずかしい話。
小学校の頃に犬に追っかけられて、泣きながら家まで帰った
トラウマは今でもどこかに残っていて…。
今でも無理して抱っこしようなんて思うと、こっちが硬直しているのがわかるのか、あちらが嫌がる(^^ゞ
もし足元にでもじゃれつかれて私が極端な反応を示したら
ワンちゃんをあおるんじゃないか?などと考えが堂々巡りしていたのですが、それを察したのかどうだか連れは知らんふり。
さっさと先に行ってしまい、うろたえてしまっている私に、
館長さんが「大丈夫よ。そのまま来れば」と中から言葉をかけてくださり、おそるおそる何とか玄関に辿り着きました。
このワンちゃんは番犬の役割を忠実に果たしていて、外からの来訪者には吠える。
けれども館を出て行く者には決して吠えないのです。
賢いのですねぇ。
さて、館長の栗原さんの温かい笑顔に迎えられて館内へ。
まず、入って直ぐに見つけたのが…。
ボウリング場とかに必ずありましたよね。
懐かしいジュークボックス。
100円で3曲かかるっていうそれが置いてありました。
早速、聴いてみました>さださんの『案山子』(^^♪
なかなか味があって良かったです。
玄関口のその部屋には、他には古いプレーヤーやら、年代もののカメラやら置いてあり、
地元、西海市の特産品の竹炭などが並んでいました。
ジュークボックスの横には、ボックスの中に収納されているレコードジャケット写真がファイリングされて置いてあり、
かつての懐かしいジャケット写真を感嘆の声をあげながら見入る私の傍らで、
連れは真空管ラジオやら真空管アンプにたいそう関心を持ったとみえ、館員のおじさまと話が弾んでいました。
ここの館長さんは、以前は倉敷から移住して来られた方だと何かの情報で知っていたので話を切り出したところ、
岡山のご出身では無いのだけれども、岡山にも住んでいらしたということで思わぬローカルな話も飛び交いました。
「さだまさしさんが好きなんです」と言うと
「レコードたくさんありますよ」と奥の部屋に案内して下さいました。
15万枚のあらゆるジャンルのLP,EPレコードを所蔵しているという部屋です。

部屋の中ほどには、今では殆ど見かけなくなっただるまストーブが置かれていてあり、
木製のレコードを並べる棚もシンプルなんだけれど木の温かさっていうのかしら。明るくて。
「まだ全部整理できていないんですよ」と館長さんは仰られながら、『さだまさし』の箇所を教えてくださり、
「夏の日曜はお客さんも多いけれど、冬は少ないからどうぞゆっくりしていってくださいね。お好きなのをかけてくださって良いですから」とのお言葉もくださいました。
まずは、LP盤で聴いてみたいのは、これかなぁ。
ちょうど、連れもグレープだと『紫陽花の詩』が良いって言ってたし、よーし、これに決めよう!と手に取ったのがこちらです。

かつてのレコードレーベルが懐かしかったりして。
館員のおじさまはだるまストーブの薪をせっせとつぎ足し、ストーブの上におかれたやかんから蒸気があがり…。
そんな空間で、
ロッキングチェアに腰掛けて、ゆったりとかつての懐かしい音楽を聴く…なんて、無常の極楽でした(^^♪
そして、館長さんのお心配りのコーヒーが特別美味しかったです。
どれも綺麗に手入れされたレコードですが、やはりレコード盤ならではのバリバリ音があるんですよね。
それも妙に趣があるものです。
広い部屋の片隅にかつて学校で使われたであろう体育用具なんかが無造作に置かれているのがまた面白いものでした。

音を浴びる…本当にぴったりの命名です。
自然光が入る旧校舎の教室の一角で、時間も日頃の喧騒も忘れてゆっくりと音を楽しむ。
本当にあっという間に時間は過ぎていき、日頃のせかせかした自分を
軌道修正してリフレッシュするにはもってこいの所です。
館長さんのお話では、木造だから、音にはより良いそうです。
少しの間、そこは貸し切り状態だったので、目についたものをおもむろに取り出してプレーヤーの針を落としました。
グレープLP三部作。
拓郎、オフコース、そしてSPの数々。
CDに移行した現在では、お目にかかれないんじゃないかなと
思われるまさしさんのレコードのジャケ写をまた楽しみました。

SP盤は本当に懐かしいのたくさんあります。
こんなアーティストもいたっけ?というのも少なくないし。
聞く所、全国の皆さんからの持ち寄りも含めて、ここまで集まったそうです。

実は、この博物館を知ったのは、雨やどりの内山チーフ経由でして、館長さんに話したら、チーフはよくお出でになられるみたいです。
何でも、自由飛行館にてもイベントを催したことがあると
仰られていました。
あらまあ、さすが長崎。
こんな所にもご縁があったのですね(^^)
途中から、お客様が数組みえられたので、奥手の体験交流館なるものに移動しました。
こちらは、学校の音楽室に掲げてあるベートーベンやらモーツァルトの肖像画があったり、年代物のオルガンも並んであったり、言うなれば音楽室?
もしくは作業用の木の机が置かれたあるところから図工室?
の合体したような所で、こちらでもプレーヤーに針を落としてレコードを楽しむことができました。

それとかつての映画のビデオの数々。
こちらは寄付によるものらしいですが相当の本数があって
こちらのビデオ鑑賞もOKとのことでしたが、暫くは時を忘れて
ロッキングチェアに座り、時を過ごしました。
さて、移動の際に廊下に置いてあった真空管アンプ。
こちらで、またまた連れの足が止まり、暫く、熱心に音を聴いていましたが。
あいにくと私はそっち系は詳しくないので(^^ゞ
写真だけ載せておきます。

さて、さらなる部屋には、蓄音機がズラーっと並んでいました。
入り口には、黒板があったり、クラブの木札があったりと
こちらも小学校の名残でしょうか。
入り口程近くには、昔小道具が何気に並んであって、さらに奥には蓄音機…という並びでした。
こちらでも自由に聴いて良いとのことでしたが、見る方に夢中で音までは拾えませんでしたが。
でも、鑑定団に出したらいい値がつくだろうなぁ…なんて邪推も少々(^^ゞ

要所要所で館長さんの説明を受け、時を過ごし、3時間くらい費やしたでしょうか。
「また、必ず来ますね」と約束をして、帰途に着きました。
帰り道は外海の黒崎教会へ寄ってみたかったので海よりのコースを辿ることにしました。
さて、音浴美術館を後にして、帰途を外海経由長崎行きに取りました。
途中、赤、白、青色の橋を渡り外海方面へ。
フランスの国旗の色だと友人に教えられましたが、これって
外海町に深く関わりのある宣教師ド・ロ神父の母国の色なんですって。知らなかった〜。
外海は晴れた日には、遠く五島まで見渡せる絶好のビューポイント。
けれど、この日はあいにくの曇り空。
まあ、雨が降らないだけ良しかぁ…。
外海といえば、知れているのは『沈黙』の遠藤周作文学館ですが、こちらは、以前訪れたので今回はパス。
この日、立ち寄りたかったのは『解夏』で陽子が隆之から聞いた黄色い水仙が咲くというこの地に五島を見に来た際に、祈りを捧げた教会でしたが…。
この地はもともと隠れキリシタンの里でキリスト教の文化が色濃く残る土地だそうです。
なので、なので、教会も手前に出津教会、もう少し先に黒崎教会があって。
もう少し、復習して行けばよかったものを現地にて
「あれ?どっちの教会だった?」と考えあぐねてしまって(^^ゞ
仕方ないから、まるま友達お二人に電話。
残念ながらお二人とも記憶がおぼつかないみたいで…。
「確か、出津教会じゃなかったような…」って私が結論だして、出津教会は通り過ぎて黒崎教会へ行きました。
いやいや、おっちょこちょいです。
帰って調べたら、あらら(@_@)
ロケ地は立ち寄らなかった出津教会の方で黒崎教会は『沈黙』の舞台となった教会でした(^^ゞ

けれど、内部は凄く厳かで、なんとも言葉で言い表しがたい感銘を受け、神様がいらっしゃる壇上に真剣に祈りを捧げてきました。
ステンドグラス、リブ・ヴォールト天井と呼ばれる天井の造りが長崎らしいですね。
間違ったおかげで良いもの見せて貰いました(^^♪
短い長崎滞在でしたが、今回の収穫は、なかなか美味だったなあ…。
今度はどこに行こうといつもいつも宿題を探しています(^^)
追記・それから暫く連れも私も「音浴へ行きたいね〜」が合言葉になり、2ヵ月後にまた再訪することになるとは・・・。
長崎滞在中に時間が取れたら、必ず訪れる場所になったことと思います。
それにもうひとつ、行く道中の山間部では、四季の移り変わりを感じ得ることが出来ます。
これもまた一興ですね。
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