第4章(忙しかったので後先考えずに公開)
「う………、うん」
「起きたようだな」
「あれ、僕はなぜここにいるんですか。たしか何かが胸に当たったような………」
「これのことか。安心しろさっきのは麻酔弾だ」
男は腰にさしていた筒を手に持った。
「あんた、これのこと知らないのか」
「ええ。始めてみる物ですね。何ですか」
「これはな………って、今のあんたの立場わかってんのか」
「え………」 そう言われた僕は、知らない牢屋に入れられていることに気付いた。
「あ………。捕まってるようですね。筒のことに夢中でぜんぜん気付きませんでしたよ。でも捕まってる訳がわかんないんですが……」
「とぼけるな。」男は筒をこっちに向けた。「お前は東の王国から来たんだろうが」
「ええ、そうですけど。それが何か問題ですか」
「東の国といえばここから250ぺジテ(1ペジテ=1Km)離れた剣と魔法の国。そんなとこから来るなんて何かあるんだろうが」
「何もないですよ。僕はただの銀細工職人。ただ師匠に言われて世界を回ってるだけです」
「その旅の目的はなんだ」
「さあ。師匠は何も言ってくれなかったものですから」
「あんた……いつまでしらを切るつもりだ」
男はますます怒っているようだった。
「分かった。職人というぐらいだからこの銃が目的だな」
「銃……。その筒のことですか」
「まだしらを……まあいい。そうだ。これはここでしかできないものだからな……」
突然、奥の扉が開いて違う男の声がした。
「おい、ベルク。スィンクがまたご機嫌斜めだ。急がないとやばいぞ。」
「ちっ、またか。おいちょっと待ってろ。今度こそあんたの正体をあばいてやる」
ベルクといわれたさっきの男はそう言うと部屋を出ていった。
僕は薄暗い部屋の中、見張りと2人になってしまった。見張りは僕の方をじっと見ている。
「………」
「………(汗)」
二人の間には嫌〜な空気が流れた。
『何か会話しないと……間が持たない……』
僕は思いきって見張りに話しかけた。
「スィンクって誰?」
「………」 (会話終了)
『あ〜何も答えてくれない』
僕は会話をあきらめた。