第十四回短編集

 第十四回短編集は2004年3月14日から行なわれた。
 この回のテーマは“斜陽”。
 意味としては、文字を見たままの、太陽が傾いた位置にあると言うことで夕日なのだが、転じて、比喩的に落ち目のような意味に使われるように、昔の小説にこの言葉が使われた頃からなっている。
 今回は、複数投稿は禁止、最大レス数25、投稿期間は8日間という条件の元、54作品の出品があった。
 投票方法は、気に行った作品最大五つまでに一票づつ入れるというもの。
 54も作品がある中でこの投票形式は厳しく、約三分の一に当たる17作品が得票数ゼロに終わった。
 これは、少なくとも17人の作者は自分の作品に対して投票はしていない、ということを差し示すものでもある。

 優勝は、松浦と高橋を軸に、退廃的な世界を描いた“ハート・シェイプト・ボックス”、総投票者二十人のうち半数から得票し強さを見せた。
 二位には、あまり平和ではない中学生活を送る道重と田中を描いた“焼きつけるオレンジ”が入っている。
 MVPはこの“焼きつけるオレンジ”の道重であり、特別賞は“ハート・シェイプト・ボックス”が受賞、この二作が圧倒的な強さを見せた。
 三位には、二人羽織で亀井に何かを伝えようとする田中の“二人羽織”、また、夢を見たリーダーの話“落日バラスト”が入っている。
 投票方法の性質もあり、この三位以下は一票差づつに数作がひしめく混戦であった。
作品名 ポイント数 主演
第一位 ハート・シェイプト・ボックス 10 松浦、高橋
第二位 焼きつけるオレンジ 7 田中、道重
第三位 二人羽織 5 田中
第三位 落日バラスト 5 飯田