第十七回短編集

 第十七回短編集は2005年2月1日から行なわれた。
 今回のテーマは魔法。
 テーマ決めの段階で、キッズがいいの、男娘がいいのと出てきて紛糾。
 運営人が辞退、などということも起きたが、投票の結果、魔法に決まり、開催にこぎつけた。
 テーマ決めしよう、とはっきり意思確定をする人が出てから、およそ三週間程度でコンペが始まる、という展開になっている。

 投票方法は、全体の三分の一に一点投票が出来る。
 その中から、さらに三分の一には二点投票できる。
 そのさらに三分の一には三点投票が出来るというシステム。

 実はこのシステムと実際の投票方の間に、少し問題があったのだが、運営人が投票可能作品数をはっきり明示した結果、誰も突っ込むことは無く、すんなりと投票は成立した。

 優勝は、ダントツで“おねだりさんがくれたもの”。
 田中と道重の、中学校での一こまと、それからの大きな出来事。
 短編コンペ史上、少なくとも優勝作としては最大のテキスト容量(31.5kbyte)というボリュームに、二人の物語を濃縮に詰め込み、圧倒的な支持を得た。
 二位には、ステキだな事件後初のコンペ、ということもあってか、ステキだなキャラの安倍を主人公とした“パクリとフェイク”が入っている。
 三位には、あまり交わっているところを見かけない、飯田と高橋が、保健の先生と生徒という形で関わりあった“香熱”。
 以下は一ポイントづつの差で続く混戦。
 上位作品では唯一リアルもの? 飯田に問われて、さまざまに考える羽目になる矢口の“竜と鼠のゲーム”が四位、外の世界が見たいと言った高橋、見送った道重、なんだか不思議な世界の“リアルアンリアル”が五位に入っている。

 MVPは、スーパー天然状態で世界平和に貢献した“WOMAN FROM TOKYO”のエリザベス亀井と、陽の当たる小さなテラスハウス、素敵なパティシエ石川にかしずきはしないメイド、道重の“Charmy's Cheese Cake Cafe”が輝いた。
 さらに、素敵な魔法賞には、願いがかなう魔法の石(当然条件付)の“願い石”が輝いた。

 今回は、六期、安倍飯田矢口、高橋、と割りとバラエティに飛んだめんばーの主演作品が上位にいながら、いしよしごまみきといった85年組がいないという、ちょっと異質な回となった。
作品名 ポイント数 主演
第一位 おねだりさんがくれたもの 76 田中 道重
第一位 パクリとフェイク 58 安倍
第三位 香熱 50 飯田、高橋
第四位 竜と鼠のゲーム 45 矢口、飯田
第五位 リアルアンリアル 44 道重
MVP WOMAN FROM TOKYO(亀井) 6 亀井
MVP Charmy's Cheese Cake Cafe(道重) 6 道重、石川
素敵な魔法賞 願い石 9 飯田、保田