大切な友が・・・
居なくなった。
大切な人
リリリリリリ〜ッ!!!リリリリリリ〜ッ!!!
今までだったら、寝たふり...なんかもしていたが、鳴り響く電話に敏感に反応してしまう自分。
リリリリリ〜ッ!!!
「早く誰か出ろ!」
俺が叫ぶと曹長が急いで電話に出た。
彼が亡くなってから・・・
彼の存在は思っていた以上に大きかった事を実感する。
ヒューズ・・・。
お前は何を言いたかったのか?
俺が少し早く電話に出れば・・・。
そんな事を考えれば考えるだけ泥沼にはまって行くのに、考えざるえない自分が居る・・・。
セントラルに行って俺は又・・・
大切なモノを失うのか?
「大佐・・・」
コーヒーを差し出す中尉
「ありがとう。」
「お疲れですか?」
中尉に、いつも言われない事を言われて俺は戸惑いながら苦笑した。
「後、2日か?」
「そうですね・・・。」
セントラルに行くまで後2日・・・東方司令部は悪くなかった。
だが・・・中央に行かなければ上層部にくらいつけない。
「向こうに行ったら、離れるなよ。」
中尉とは反対側に椅子を向けて命令する時の声で言う。
「離れるな・・・とは?」
言葉の意味が分からない中尉に、グルッと向きを戻して答える。
「全てだ。」
いきなりの事で戸惑っているのか、沈黙が続き・・・
「大佐が離れないでください。」
いつもとは比べ物にならない位の小さな声で呟いた。
「大佐じゃないだろ?リザ・・・。」
俺はリザの肩を寄せて唇をそっと重ねる。
彼女は絶対に離さない・・・
俺が守る・・・。
「離すものか・・・絶対に。」
「ロイ・・・。」