小さな過去





「マリュー〜!!」

後ろから走って来るのは、同期に入隊した友達で
一緒の部隊でもある。

「そんなに慌ててどうしたのよ?」

私の側まで駆け寄ってハァハァ言っている友達の顔を覗く。

「ジャジャ〜ン!!」

そう言って彼女が見せたのは写真・・・。

写っているのは・・・青年・・・?

金髪で、目は蒼くて、パイロットスーツを着ていた。

「誰・・・?」

私は、その写真の意味が分からなくて聞き返すと彼女は大声で

「知らないの?この彼がエンデュミオンの鷹!」

そう言われて初めて彼女の意味を知る事が出来た。

彼・・・エンデュミオンの鷹のムゥ・ラ・フラガ・・・

最近入隊した若手の腕のたつパイロット・・・

見た事もなかったがルックスも良いと評判で
最近は女の子の話題にたまに出て来たりする。

「彼が3日前までここの基地に居たらしいのよ・・・友達が撮ったから、ってもらったのよ。」

丁度、私達の隊がこの基地に着いたのが2日前であった。


それから数年後、二人は運命的に出会う事を彼女は知らない。