12月(前半)
| 12月12日(金) |
| う〜ん、お腹が痛い。 もう少ししたら横になろう。 帰る方向が全く同じ為、よく話をする会社のディレクターの人。 またもや衝撃の事実が。 クラシックファンには“女性経験ナシ”の人が多いらしい。 一定のカテゴリーで分けた場合、「クラシックファン」に“経験ナシ”が存在する確率はかなり高いそうだ。 マニアックなファン、と言えようか。 私は、クラシックは崇高な音楽であるので、「聖母マリア」のように、肉体のつながりを汚らわしいと見るのか、と思った。 しかし、ディレクターさんに言わせれば、内に内にと向かう人が多いため、人との関わりを積極的に持ちたがらない人が多いという。 今の会社で言えば、アニメオタクと言われる彼と、彼なしでは私の業務が進まない(でもほんとは彼なしで進むことを心から望んでいる)ある人の2人が該当するらしい。 後者の彼はゲイなので外すとしても、私が驚いたのは次の言葉。 「Yさんもそうらしいよ。」 ・・・・・・え――――――――――――っ! まじかまじかまじか!!! このYさんとは紛れもなく、私が心を寄せていた彼であった。 ・・・・・・この人も女に興味なかったの?いや、そんなはずはない。彼が若い女性を好きというのは別の筋から得た情報である。まぁ、興味を持っていても、実際に関係を持つかどうかというのは違うかもしれないが。 私は“女性経験ナシ”の人にそんなに偏見はないし、自分も正直、手練手管に長けているほうではないので、感想の持ちようもないのだが、それを置いても、 なんだか気持ち悪い! だって30後半だよ。びっくりだよ。年を重ねていく過程で捨てよう、とは思わなかったのか。 確かに商売女(ちょっと差別用語のような響き)に捨ててもらうよりは、自分が心から愛する人を見つけるまで待つという考えもアメリカには存在するらしい。貞操観念という、男にも存在したのか、という懐かしいような感情。 話は戻るが、クラシックファンにはそれを言ってはばからない人もいるらしい。 そうだなぁ、女だったらひた隠しにするだろうけど(魅力ない女と思われかねないので)、男はそれがわたくしのポリシーです、と豪語してしまえば、それなりに納得される部分もあるのかも。 ちなみに演奏者や指揮者はそんなことないらしいよ。 |
| 12月9日(火) |
| 土曜日に書いた、サボる彼女に下った制裁。 何もなかった。 最近、私の属する業務チームにおいて若干の変化が起こっている。 社長が「業務は人数が多すぎる!誰か一人出すように」(つまり営業へ異動させるか、辞めさせるか)とこないだ言ったらしい。 業務のメンバーを見るに、いちばん必要がないのは、業務を外注できる編集、レイアウトをやっている2人。 つまり、Mさんと、サボる彼女。 サボる彼女が干されるのは半ば確実。 おそらく、そのことを念頭において、常務は彼女に軽い注意で留めたに違いない、と私は考えている。 来年か、もしかすると年末までには何か動きがあるだろう。 多分、無理難題を押し付けて、自分から辞める方向に持って行こうとしているに違いない。 ところで・・・月曜日はかなり早く出社していた彼女、注意を受けても全然しょげていなかったし、憤慨もしていなかった。 “何でだろう。彼女の性格からして、何で今頃!とキレるかと思っていたのに” その理由を今日知った。 なんとMさんが、土曜日に帰国した彼女の携帯に連絡を取り、全てを話したらしい。 これは今日常務にばれた。 常務は笑っていたが、常務からでないにしろ、変な密告を彼女にしないようにと他の人から忠告があっているはずなのに。 もし、例えば部長から、「彼女には話さないでね」とMさんに話が行っていたとする。 それにも関わらず話したということは、彼女もしかるべき罪に問われてもいいのではないか。 これには正直、私も加担したのかもしれない。 金曜日、彼女へ下る制裁の予測や、悪事が全てばれたことを私はつい、Mさんに話してしまったのだ。 Mさんには課長や部長から事情聴取は行われていたが、「こりゃまずい」とMさんはきっと思ったのであろう。 私の怒りが、逆に、サボる彼女に準備をさせてしまったのだ。 しまったなぁ・・・と思っても後の祭り。女の嫌な団結力を見誤ってしまった。 しかしこのMさん、私に対しては常々、マジでさぼる彼女をさんざん悪く言っていたくせに、土壇場で彼女をかばうとは。 “あんな女しょうがない”という口調で彼女を非難しておきながら、 「月曜日、いろいろ言われるだろうから、覚悟して早く来たほうがいいよ」 なんて、“あんな女”に言ったに違いない。 なんでそんなことができる!?怖くない?陰で悪く言っておきながら、「私はあなたの見方よ」なんて彼女の理解者のフリをする。自分だけいい子ちゃんぶるのもいい加減にしろ。 人間不信になりそうだ。今の会社に来て、“男性不信”に陥りかけたばっかりなのに。 もうサボる彼女やMさんについていろいろ考えるまい。私の精神と時間がもったいない。 いつか私が地獄へ落としてあげる、と思うこともなくはないが、なにも私が落とさなくても、自業自得のツケで間もなく落ちるだろう。 それにあなた、私と戦っても勝負になんないよ。会社のみんな、全員、私の味方なんだから。 まあ、負け戦を敢えて挑むほど頭が足りないなら、それでもいいけどさ。 「ボーナスの明細、もらってなかったですー。」 と常務のところに取りに行っていたけど、これから自分がどうされようとしてるのか、覚悟して次探しといた方がいいよ。 あー、こんな女にも退職金出るなんて腹が立つ! でもやっぱり忘れよう。負のカリスマはあまり持たないほうがいいんだよね、スピリチュアルでは…。 多分後にも先にもないほど、黒い日記だ…。 |
| 12月6日(土) |
| いよいよ12月なんだなぁ。 今週はちょっと…会社関係の1週間になってしまった。 会社にいる、あまり好きではなかった“仕事しない女”の、「実際いかに仕事をしていないか」「どれだけ勤務態度が悪いか」がとうとう明るみに出、社内に大旋風を巻き起こしてしまったのだ。 朝のコーヒー入れを欠かさない常務が、彼女の勤怠をチェックしたところ、11月、彼女が定時で出社した日はなかった。おまけにその遅刻の理由がすべて「電車遅延」。すべて、つまり毎日電車遅延にて遅刻していたのだ。 これが正しいはずはないだろう。ところが直属の上司がそれを全て承認しており、大幅な遅刻が毎日続いているにも関わらず、彼女は定時出社していたことになる。 たまに、というか、2週間に1度は半休を取っていたのであるが(それも当日の電話連絡で)、どうやらそれも何らかの工作で、半休扱いにはなっておらず、定時で出社していることになっていたらしい。 そのほかにも出社して、業務とは無関係のサイトを見ながら朝ご飯を食べていたことや、業務が忙しい時期に敢えて休みを取って旅行に行ったことや、昼休みを1時間を越えて取っていたこと、とにかく、彼女が会社にて今まで行ってきた“悪事”が発覚したのだ。 私が火曜日、19時で退社し、表参道でヴーヴ・クリコを飲んでいた頃、社内ではこれらの事実に今更ながら気づいた常務が激怒し、社内は凄まじい雰囲気になっていた。 彼女はこの日は早退し、翌日から3日間有給を取っていた。よって彼女の不在の中(この有給についても常務は全く聞いていなかったらしかった)、物事がどんどん進んでいき、有給明けに彼女が出社する月曜日、常務が彼女を呼び、判断が下されることになった。 この判断がどういうものであるかはみんな知らない。私は厳重注意か降格、異動かとにらんでいる。解雇はなさそうだ。 彼女の遅刻や勤怠のだらしなさは今に始まったことではない。少なくとも私が入社してから半年、定時に彼女が来たことは1度しかない。私は彼女の隣に座っているので、遅刻や昼休みの時間の長さはすぐに分かるのだ。 ではなぜ、12月2日という時期に事実が常務に知れることになったのか。 それは私が原因。 以前、営業部長と話す機会があった時に、彼女の勤怠に付いて私は入社以来あまりにも憤っていたので営業部長に向かって、それこそ「激怒」したのだ。 「彼女がどれだけ仕事をしていないかご存知ですか?あれで正社員ですか!?」 と。 営業部長もうすうすは気付いていたらしいが、私の激昂ぶりに、あっけにとられたというか、怯えていたような感じであった。 「12月中には何とかします」 とそのとき言った営業部長、この人は三歩歩けば忘れるニワトリなので、その言葉ははっきり言って私は全く信用していなかった。 しかし、営業部長は常務にそれを話したらしい。 時期がちょうど11月分の勤怠を申請する日であり、おまけに彼女が常務への連絡なしに有給に突入してしまった日であったので、いろいろと不運が重なってしまったのだ。 私としては、営業部長に“不満をぶちまける”という程度であったのに、それ以上に、彼女への制裁が下るという事象に発展してしまったのだ。 もちろん私が言ったからだけではない。常務は常務で、社内の人間数名に事情徴収したらしい。結果、彼女をかばったのは「電車遅延」を承認しつづけていた、業務部長のみ。残りの人間は全て、彼女のだらしなさぶりに異口同音を唱えたのであった。 私がきっかけとなった訳だが、私の疑問はひとつ。 “なぜ今まで誰も何も言わなかったのか。なぜ入社半年の私が言わねばならぬ状態になってしまったのか” 私と反対側で彼女の隣の席に座るMさんは言う。 「私も彼女には頭に来ることあったけど、・・・とにかくサボってるしさ、でもそれを誰かに言うのって告げ口みたいで・・・」 そうなんだよね。私も正直、告げ口をしたような後味の悪い思いが残る。“したような”というより“した”のかもしれない。 私はとにかく不真面目な彼女が許せなかった。自分より数段いい給料を貰っているくせにあの勤務態度は許せない。仕事をどう捉えているのか、という思いが毎日あった。 彼女を許そう、と思う時もあった。実際、営業部長に思いの丈を伝えてから1ヶ月は経っていたし、最近スピリチュアルの本を読み返し、人間の捉え方を思い直したこともあって、“彼女は彼女、自分は自分”という方向に向き始めていた。 そんな中で起こった今回の事件。 自分のいない中、物事が全て進んでしまった彼女について気の毒という思いはある。あの時、私が営業部長に彼女のことを言わなければ、きっと今頃は何も起こっていないだろう。 でも自業自得なのである。また、来るべき時が来た、と言うべきか。 |