→白練←
神聖、権威の象徴の色 絹の白

恋はいつもそこにある。
ほとんどの場合は気づかずに通り過ごしてしまうけれども、足元を見ればすぐそこに落ちている。
ただ、拾うのにも見つけるのにも勇気がいるのだ。
勇気さえもっていれば、自然と手の中に入ってくるものなのに。

恋愛感情に理由はないのだろう。
人を好きになるのがどういうことか、愛するのはどういうことなのか、どう好きになってどう愛す
ればいいのか……それに答えはない。
その感情は、気づいたらそこにあるものなのだ。その時にはもう『好きかも知れない』なんて悩ん
だ所ではもう手遅れの状態になっているはず。
だんだん好きになっていく、確かにそれはあると思うのだけれどもそこにも恋にたどり着く何かの
きっかけがあるはずだ。
逆に、理由だとか方法だとかそういうものを作ってしまうと一生本気で向かい合えないと思うのだ。
そんな事に危惧して結論を出して相手に押し付けたらどうだろう。押し付けるつもりがなくても、
絶対的人数が2人の恋愛は知らず知らずのうちに押し付けていることになる。
だから、そんなものを作ってはいけない。

しかし悲しいかな、人間とは弱い生き物なので理由を作って生きていかなければ潰れてしまう。
恋愛の理由がなければ自分の感情が分からない。分からないから苦しくて、相手も悲しそうで、理
由を探す。
現に私もそんな物を探す時があるし、きっと根本的に理論と心情はかみ合わなものなのだろう。
理想としては、理由のいらない無償の愛であるのだが一度恋愛の痛みを知るとそんなものは出来な
くなる。

だから勇気が必要なのだ。
恋愛に必要なのは、勇気と、思いやりと、信頼と、……ほんのちょっとの外見だ。
それさえあれば、風を感じるのと同じ感覚で愛を感じる事ができる。
その先の結果がどうであれ、恋をしている人間は美しい。
踏み切るまでに時間はかかると思うけれども、どうか、恋愛を恐れないで欲しいと思う。
あなたも、私も。




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