NO.022 Key Word: 『米同時多発テロ』



 米国同時多発テロによって亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共にご家族の皆様、被害に遭われました方々には一日も早くご回復なされますよう心よりお祈り申し上げます。

 アメリカでの衝撃的な「テロ」から、まだ数日しか経っていないはずなのに、かなり時間が経っているようにも感じる。それは、少なくとも私が終始注目し続けているが故の事だろうと思う。また、全世界がそうであると、ある意味、願いたい。
 その衝撃的な映像を目にしたのは、たまたま退社が早くなり帰宅した直後だった。玄関に入るや否や居候先の家族からテレビを見るように言われ見た映像が、丁度、2機目の飛行機が貿易センタービルに吸い込まれる映像だった。あまりにも非現実的なその映像は映画のワンシーンのようであり、反面、映画ではあり得ない凄惨さ故に、どちらの世界の事なのかを容易に判断することは出来なかった。ただ、「凄い」と興奮気味しか言えなかった。
 「凄い」...その言葉はあまりにも他人事で非現実的で非常識な言葉なのだが、それ以外に思いつかない。今でも。それは、映像や紙面でしか、N.Y.という都市を知ることはなく、自分で行ったことも見たこともなければ、知り合いなど居るはずもないからである。あくまでその都市は自分の中では、地図上の知識の中で、本当にあるかどうかも解らないという意識があるぐらいなので、どうしても現実感を持つことができないのだ。
 しかし、冷静に考えてみるとこれは遠い異国の話、凄惨な事件が起こった都市の話で終わることはないのである。この事件によって、なんらかの形で私たちが住む小さな島国に関わってくることは確実なのである。

 その一つに世界経済の最大の危機であるということ。この一件によって、ますます経済は不況に輪をかけることはいくら莫迦な私でも容易に想像することができる。確実に日本政府はかなり膨大な額の援助金を出すだろう。そうなるとつい先日、小泉さんが言っていた国債を減らすという政策どころの騒ぎではなくなり、更に多くの国債が発行されることだろう。それに、この間の台風15号、今なお沖縄に停滞し続ける台風16号の被災復旧の資金も膨大な額になることは間違いない。
 もちろん、私としては援助することになんら疑問も持たないし、諸外国が「日本は何時も金だけだ。金だけでなんでも済まされると思っている」と言われたとしても恥じることはないと思う。実際、その「金」が無いと復旧も物資も何も出来ないのだから。それに、自衛隊だって民間のボランティアだって多くの数の人が協力に赴いている。何もしない訳でも、まして諸外国との付き合いや仕方なしにそれらの事を行っているとは思えないのだから。
 それにしても気になったのはアメリカの強気すぎる態度だ。確かに、自国を攻撃されて怒らない方が可笑しいとは思うのだが、そこはやはりアメリカ優位主義という資質が持っている技なのだろうか?確かに、被害にあった人々を勇気づけ、励ますには最適な言葉だろうとは思う。しかし、テロ行為に対して勝つも負けるもないだろう?それに、気になったというか感情的に引っかかったのは、



我々の国は強い。我々の偉大な国民は、偉大な国を守るため動き始めている。


 何だか他の国は、無力で問題外と言われているような気がする。ここではやはり、「この様な非人的行為を行う事を、我が国は断じて許すことは出来ない。我々は愛すべきこの国を守るため動き始めている」とかだとすんなり受け止めることが出来るのだが...。昔からそうだからこれは気質なんだろうが、どうしてこう頂点に立ちたがるのだろうか?これでは、昭和初期の日本と変わらないと思う。
 そもそも今回の一連のテロもなんだかんだ言って、「21世紀の最大の謎」で終わってしまう様な気がしてならない。それこそケネディ大統領の様にスケープ・ゴートよろしくである。米国の映画でも自国の中枢部は怪しいというような内容の映画が多いのが原因かどうかは解らないが、もしかすると犯人視されているのは生け贄であって、本来は自作自演だったのかもしれない。自作自演でなくても情報は持っていたがあえて泳がせた...のかもしれない。
 その理由の一つに米国に対しての火種を一層したかったというのがあるのではないだろうか?常に米国が世界の主導権を握るために、世界を味方につけ、自国が被害国であるという大義名分を背負い火種を一層する...。映画や小説の見過ぎだろうか?しかし、映画でも小説でもないようなことが現実に起こったのだから強ちあり得ない話でもないような気がする。それに世界的に不況な中での出来事、今回の件で景気が右肩上がりになる国か個人が居ないとも言い切れないだろう。




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