俳句・の・ようなもの
御加護   

夕暮れて葱の飛び出す懺悔室

小春日のパンの中にはキリスト

ふつふつと神の御加護で湯豆腐

浄らかやシスターマリアの咳ひとつ

長き祈りのお辞儀着ぶくれてをり

冴え冴えと百円ショップの聖母像

全身で抱きつく枕クリスマス

あたたかき便座にをりぬ聖夜かな

プレゼント開けてあっぷっぷうと聖夜くる

泣くはずだったのに食むクリスマスケーキ


              (や28号より)