〜コラム



牛丼 2001/8/29
-------
並が\280になってから吉野家の牛丼の味が落ちた
気がするのはぼくだけだろうか。やはり国産和牛
からオージービーフにでもなったのだろうか。
紅しょうがの補充頻度も少なくなったのか入れ物
の底にちょろちょろとしかない時もある。従業員
の工数削減なのだろうか。
紅しょうがはやはりあふれんばかりにないと一度
に沢山取ってはいけないのではと気になってしま
う。
あたかも居酒屋で注文したエビチリにほとんどエ
ビが入っていなくて周りを気にして一匹しか食べ
れないみたいに。
小心者丸出し。

ところで吉野家のキャラクターがSMAPの中居君だ
と最近知った。どう見てもTOKIOのリーダとしか思
えなかったのだが。

ぴえーる・かるだん 2001/8/30
-------
駅のトイレで用を足していて不図目の前を見ると
白いタイルにピエール・カルダンと文字が書かれ
ていた。もちろんアルファベットで。
どう考えても誰かのいたずらだろうと顔を近づけ
て見たらマジックで書かれたものではなくタイル
自身に書かれてそのあと窯で焼かれたものとしか
思えないタイルだった。
ちょっと爪でこすったくらいでは絶対に落ちない
正真正銘のぴえーる・かるだんのタイルなのだ。
こんな冗談みたいな本当のことは冗談にしなくて
はいけないと隣のタイルにシャネルのマークをつ
けてトイレを出た。

誰かピエール・カルダンがトイレのタイルを本当
に作っているのか教えてください。

切手 2001/8/31
-----
17:45くらいに郵便局に速達を出しに行った。速
達代金がいくら分からなかったのでとりあえず80
円切手を4枚、計320円分だけ貼って持っていった。
郵便局はちょうどシャッターを閉める間際だった
が無理矢理中に入って足りない分の切手を売って
くれと頼んだが、もう機械の電源を落したから売
ってくれないとのこと。
それでは困るのでこの近所で切手を売っていると
こはあるかと聞いたら、斜め前のampmで売ってい
ると教えてくれた。さすが郵政省。ライバル企業
を紹介するなんて懐が深い、と考えたがampmで切
手を買っても結局その代金は郵便局に行くのか。
不覚。

当初の目的と違うが結果オーライの例としては、
・虫歯で歯医者に行ったらカブト虫をくれた。
・会社の記念パーティーにMr.マリックを呼んだ
 らマギー司郎がきた。
いずれにせよぼくは結果オーライだと思う。

蚊 2001/9/2
----
特命リサーチ200Xでインターネットセクションに
宛てられた質問から蚊に刺されやすい体質につい
てリサーチしていた。
曰く
・汗かきの人
・酒飲み
・血液型がO型
このうち二つはぼくに当てはまる。
それは困ったと刺された後の処置について説明し
だしたので注意して聞いていたら、刺されたらす
ぐ薬を塗ること。だって。
菅野美穂がインターネットセクションから異動し
て森本レオになったのに予算配分がもう底をつい
たのだろうかと心配される。いややはり森本レオ
の方がギャラが高いのだろうか。

2001/9/4
------
会社のトイレは個室が一つあるだけでそれは洋式だ。
大のとき目標を誤り水が溜まっていない部分に落下すると
水を流しても便器に形跡が残ってしまう。
ぼくは小のときはその会社の同僚の形跡を抹消しようと狙
いをさだめる。
きっとぼくの形跡も誰かが消去してくれることもあるとお
もうからだ。いやそうであると願いたい。

お互いもちつもたれつだ。
でもうんちは手に持ちたくない。
それは小学校のころ、夜歩いていてカブトムシだと思い喜
んでつかんだら犬の糞だった苦い思い出があるからだ。

純粋に酒の味を楽しめるようになること 2001/09/12
-----
酒が嫌いとは口が裂けてもいえない私だが、果たして
酒自体をそもそも好きなのかと問われるとはなはだ返
答に窮する。
気の合う仲間と忌憚なく話をするための潤滑油として
の酒を好んでいたり、犬のマーキングのように行きつ
けの店に立ち寄らないと一日を終わった気にならない
ためだったり、仕事の疲れを癒すといった名目であっ
たり、挙句の果てにはそれまでに囚われていた自身の
ある感覚を麻痺させるために飲んだりすることしかな
いのではと思った。遅すぎる理解である。
もう大人なんだから、軽く23杯引っ掛けて「お勘定」
と店を出るくらいの余裕を持って酒を嗜みたいものだ。
まちがっても二十三杯ではなく。

家庭内テロ         2001/9/13
--------
朝家を出ようと靴をはいたら違和感があった。
靴を良く見ると底にガムがついていた。
もしかしてこれもビンラディン氏の仕業なのか?

狂牛病  2001/10/1
-------
すっかり狂牛病である。
牛肉の売れ行きは軒並みダウンしている。
という私も牛丼、ハンバーガーは自粛している。
いくらアメリカ産牛肉といわれても今更本当かと思う。

もう牛は信用できない。
私ももう皮製品は手にとらなくなった。ベルト、革靴、
カバンなどなど。
一番困っているのはスタン・ハンセンかもしれない。

2001/10/20
-----
朝出かけようと箪笥からシャツを出して裏返したらカ
メムシが出てきた。彼は(彼女か?)は長い眠りから突然
起こされたためかご機嫌斜め状態なのでそのままベラ
ンダから命綱なしのバンジージャンプの特典を与えた。
ちょっと機嫌は直ったようだ。
一方ぼくはそのままカメムシの住処であったシャツを
着て家を出た。
一日なんかカメムシコロンを身にまとっているような
感じ。今日のオレ大人の香りカメムシコロン。

2001/10/23
-----
よく人込みはキライと言う人がいる。
確かにぼくも人込みはそんなに得意分野ではないが、
あえてそんなこと言うまでもないのではと常々思って
いる。
というものぼくは人込みに紛れ込んだときに、この人
間が全て犬だったらもっと怖いだろうと想像してしま
うからだワン。
右を向いても左を向いてもイヌ、いぬ、犬。

2001/12/4
------
時代とかいて「とき」と読ませたり、宇宙とかいて
「そら」と読ませるようなものいいは嫌いだ。
だから今回の誘拐事件の子供のなまえの「騎士」と
書いて「ないと」と読ませるような親のセンスには
ちょっとこっちが恥ずかしくなった。
「きし」でいいじゃん。
それとも「内吐」で。

2001/12/31   
---------------
死を殊更重く考えすぎてもいけないし、軽く考えすぎてもいけない。
そういうふうに生きていくだけだ。

昼過ぎに田舎の姉から電話があった。
お互いの近況報告と年末の挨拶を交わしたあと、実家で飼っている
犬が死にそうだと姉が涙混じりに言った。
ぼくが一週間前に帰省したときは耳は遠くなっていたものの元気に
一緒に散歩したので突然の知らせを信じることができなかった。
姉が言うところによると、ぼくがこちらに戻ったあと食べ物を身体
が受け付けなくなり、散歩に行っても途中でうずくまって歩けなく
なるほど衰弱していたとのことだった。
そういわれてみると一週間前の犬との別れのときに気になることが
あったのを思い出した。

帰省してこちらに戻るときはいつも犬に挨拶をしてから実家をあと
にしているのだが、今回の別れのとき彼は遠くを見るような目つき
で何か言いたげな表情を浮かべていた。なにかぼくに伝えたいのだ
が言葉を持たぬ彼にはただぼくを見つめることしかできないのだ、
というような寂しげな表情をしていた。
ぼくはまたすぐ遊びに来るよと彼の頭を撫ぜてその場をあとにした
のだが、彼にしてみれば今生の別れを伝えたかったのかもしれない。
彼が生まれてすぐ我が家に来ていつも一緒に遊びまわったぼくに対
して、彼はいつも最大限の喜びでもってぼくの帰省を祝福してくれ
た。そしてぼくも彼と一緒に遊ぶことを楽しみにいつも帰省をして
いた。
そこには人間と犬といった種を越えたつながりのようなものを少な
くとも人間であるぼくは感じていた。そして家族のものが言うとこ
ろによると、ぼくが帰ってきたときの彼の喜びようは尋常なもので
はないということであった。

昼過ぎに電話があって、それから二時間間隔で姉から電話があり、
四時の電話は犬の死を知らせるものであった。

人と人が分かり合えることなんてないといったペシミズムを抱いて
ぼくは生きてきた。それは人と出会うということに付随する裏切ら
れる可能性をあらかじめ防御してのものである。もしくはいつかは
別れが(それが死という究極のものであろうと)あることを常に心の
どこかにとどめておくことにより、別れのショックを和らげるため
の防衛本能でもある。
そしてそのような姿勢をみて人はぼくのことを醒めていると言う。

この年末の押し迫った日の別れはぼくにはそのような諦念に似た想
いを打ち砕いた。
それは「いつか別れがあるからこそ誰かと、物でも、深く関わるこ
との大切さを教えてくれ、またその方がより豊かに人生を味わうこ
とができるのだ」と。

犬の死がぼくに与えた衝撃を客観的にみることができるにはまだ時
間を要するだろう。しかし彼の死は明らかにぼくのこれからをより
強力に推し進めてくれる何かを与えてくれたと思う。
それを表現すると単純すぎて笑われるだろうが、あえて言葉にする
なら、Let's enjoy my life.ということだ。もしくは肯定的な意味
での「メメント・モリ」となる。




2002/1/25
-------
実家に戻ってアルバムを見ていたら父親の若い頃の
写真が出てきた。だいたい今のおいらと同じくらい
の年だった。
母は丸顔で父は面長。そしてオイラも面長。
母親にオイラに似ているねぇといったら、全然似て
いないわよとものすごい剣幕で否定された。
何か隠していることがあるのだろうか。


2002/7/22
------
大阪「くいだおれ」で食中毒。
まさに食い倒れ、やはり大阪は事件までコテコテだ。
見習うべきものが多々ある。

 
スズメの衆  2002/10/31
--------------------------------
学生の頃に住んでいたアパートの脇に送電線の鉄塔
が建っていた。
いつも夕方になるとその電線に数百羽のスズメが並
びピーピー騒いでいた。
数百羽というのも決して誇張ではなく、送電線にず
らーっとどこまでも彼らは並んでとまっているのだ。
まるで十六部音符が何小節も続いているかのように。
最初その光景を見たときは美味いラーメン屋の順番
でも待っているのかと思ったが(思うわけない)、見
慣れてくるとその異常な光景も当たり前のものとし
て眺めているようになった。あぁ今日も並んでいる
なと。

スズメも一羽や二羽でチュンチュン鳴いているとど
うってことないが、何百羽も集団でいると背筋をツ
ーっと冷たいものが流れたりする。まさにヒッチコ
ックの「鳥」の世界だ。漫画ではそんな時は電流が
流れて鳥の丸焼きが空から降ってくることになるの
だろうが、現実ではせいぜい干した布団にフンを大
量に落とされるのが関の山であった。

食卓に潜む恐怖 2003/4/14
------
深夜、腹が減ったのでうどんを食べた。

ゆでたうどんに卵を割って落とすと、黄身がふたつ
あった。
最近卵には黄身がふたつあることは少なくなったの
でラッキーと喜んだが、田舎に住んでいた頃の恐い
経験を思い出した。

それは卵を割ったらひよこになりかけの鳥のヒナが
出てきたことだ。あれは家族全員凍りついた。
そんなことを思い出したらこれから卵を割ることが
恐ろしくなる。ラッキーどころかアンラッキーな記
憶を呼び起こしてしまった。

いくら今の卵は夢精卵とはいえ卵を割るときにいち
いち思い出してしまうだろう。もしかしてひよこ未
満のものがでるのではと。

コーヒー 2003/12/2
-------
駅から家までの帰り道に晩飯を食べに立ち寄る洋食
屋がある。
週に1,2回、ここ半年くらい通っているからマスター
とどうしても顔なじみになってしまう。

世間話をする段階からいろいろおかずをおまけして
もらえるとこまでくるのに約2ケ月。そこまではな
かなかうれしいことだったのだか、最近食後にコー
ヒーをおまけしてくれるようになった。

実は私はコーヒーが苦手である。
善意に対してコーヒーは嫌いと断ることはできない
大人の私なので、美味しそうに飲んでいるが、内心
ひやひやものである。
せっかく食べた晩飯が数時間後に消化不良で下水を
流れ去るイメージを打ち消しながら、息を止めてコ
ーヒーを飲む今日この頃である。