あれ? こんなところに三毛猫が。
と、思ったら。その猫、どうやら三毛猫ホームズなんていう生意気な猫らしい。
ちょっと、試してやろうと、僕が知っている難解な殺人事件を話してみた。
やっぱり、猫には難しすぎたのか、三毛猫君はそっぽをむいてしまっている。
この猫の正体を教えてくれた後輩の与田君(仮名)は
「猫にそんな事話すなんて、先輩もいじわるだなあ」
なんて笑っている。
ウフフ、まあ、いくら名探偵でも、この事件は無理だろう。
ウフフフフ。
あれ? 三毛猫君、そっぽをむいていたと思ったら、こっちをむいているよ。
「ひょっとして、真相が分ったんじゃないですか」
と、与田君。あはは、まさか、猫なんかに解けるわけが。
といいつつも、どきどきしながら猫に視線を送り続ける僕。
三毛猫君、やっと重い口を開いた。
「ニャーニャーニャー」