揚羽蝶

漆黒【しっこく】の手口で裁【さば】いて  その指で

蹌踉【そうろう】として夜道をたどる獣【けもの】のように

葉月の光さえ贖【あがな】いで消える


嗚呼、揚羽蝶

あの人に伝えて・・・

暗紫色【あんししょく】の羽を幾重にもはばたかせて

今眠る君に  遅すぎる   最期の言霊【ことば】を。





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