マナはおねえちゃん
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| マナちゃんは保育園の年長さん。一番お姉さんらしく、小さいクラスのお友達の世話もよくします。 でもおうちに帰ると一番小さい子。お兄ちゃんにまで赤ちゃん扱いされて、マナちゃんはちょっとおもしろくありません。 ある日、およめに行ったおばちゃんが、おばちゃんの子どものゆみちゃんを連れて、大きなお腹で帰ってきました。もうすぐ赤ちゃんが産まれるのです。 ゆみちゃんは二才の女の子。少しお話しはできるけど、まだまだ赤ちゃんです。おかあさんべったりで、なかなか他の人にはなつきません。でも、マナちゃんにだっこされるととてもよろこびます。マナちゃんはうれしくなりました。 その日からマナちやんは、ゆみちゃんのお姉さんです。ごはんの時も、おふろの時も、うんちの時までせわをやきます。 ゆみちゃんもマナちゃんのことを 「ねーね」 と呼んで何をするにもマナちゃんべったりです。 おかあさんにしかられるので保育園には行きますが、日曜日になると一日中せわをしています。もうおうちで一番小さな子じゃありません。マナちゃんはうれしくてたまりませんでした。 しばらくすると、おばちゃんに赤ちゃんが産まれました。赤ちゃんはふにゃふにゃしてて、マナちゃんにはあまりさわらせてくれません。つまらないけどいいんです。マナちゃんにはゆみちゃんがいますから。 でも、とうとうゆみちゃんがおうちに帰る日がやってきました。ゆみちゃんのおとうさんが三人をむかえにきました。ゆみちゃんは車に乗るのをいやがります。 「ねーね、だっこ、だっこ」 泣きながらまなちゃんの手をにぎってはなしません。でもおかあさんにむりやりはなされて、ドアをしめられてしまいました。ゆみちゃんはわんわん泣いています。 マナちゃんもゆみちゃんとお別れするのはいやでした。でも、泣きません。何日も前からおかあさんに、 「ゆみちゃんはもうすぐおうちに帰るけれど、マナは泣いちゃだめよ。お姉ちゃんなんだからね」 と言われていたのです。 泣いているゆみちゃんを乗せたまま車は出発しました。マナちゃんは笑いながら大きく手をふりました。 「だって、マナはお姉ちゃんなんだもん。お姉ちゃんは泣かないんだもん」 マナちゃんは声に出さないでずっと言いつづけていたのです。 走り出した車の窓からおばちゃんが 「また帰ってくるからねー」 と言って手をふっていました。 まなちゃんは大きな声で 「すぐ帰ってきてねー」 とさけびました。 大きな声といっしょに、大きな涙がひとつずつ、両方の目からこぼれました。 おかあさんが何も言わずにマナちゃんを、ギュっとだきしめてくれました。ちょうど、泣いているゆみちゃんに、マナちゃんがしてあげたように・・・。 |
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おそまつさまでしたm(。^_^。)m
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