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| ●2004/03/29 (月) 高知 |
| 先週1週間で高知に2度行った。ある仕事の進捗状況と造形物の監修が主だった内容である。広告代理店の営業にこんなことさせてもよいのかとも思うのだが、代わりの人間もおらず行く羽目になってしまった。1度目は始めての四国ということもあり楽しむ部分もあったが、さすがに2度は辛かった。 2度目の高知行きを決定したのが、その会社から送られてきたデジタル写真データである。メールでチェックすると問題なく作業が進んでいることがわかった。時間を変え、繰り返し見ると腕の角度が違うことに気付いた。すかさず電話で確認。問題なし。写真撮影時と実制作とは違うとの回答。しかし不安がよぎってくる。5度ぐらい見てようやくそれに気付いたことだ。次 に来る写真データは最終段階。すぐに返事を出さなければいけない。百聞は一見にしかず。現場で実物をみなければ判らないことがある。スポンサーに最終確認をどうするかと訊ねると、私が責任を持って見てきてくれとの返答。どう責任取れと言うんだと思ったが、誰かが現場に行かなければ何も変わらない。不安を解消するそのためだけでも高知に行く価値はあるのかもしれないと思った。だが、2度目の高知行きは金曜の15時に決定し、19時の飛行機に乗らなければいけなかった。 高知の工場には朝から夕方まで滞在しなければいけない。その場でおかしなところを指摘しその場で作業に入る。作業が完了して次の工程に入る前に了承をするというものだ。現場で作業するスタッフはみんな若い。みんな20歳代だろう。そこには仕事上の余裕があった。仕事が混んでいないとか、人数があまってるとかという問題ではない。アイデアがあり、アイデアを了解する上司がいて、そのアイデアを是非スポンサー側でも了承して欲しいとの強い提案があり、自分のアイデアを具現化する努力と楽しみが溢れていたように思う。いい職場だと思った。高知の田舎であったが、ここにもクリエイティブな匂いは立派に存在している。 出張は飛行機で移動した。東京に前日入り、朝一番で高知へ向かう。夕方最終の飛行機で東京に行くともう富山には戻れない。またも東京で一泊。大阪回りという方法もあるが、学生時代に東京に過ごしたことと友人がいることで考える余地もなく東京回りである。1回の飛行時間で約1時間。1度の出張で計4時間ということになる。松本清張の『砂の器』の文庫本を上下巻読むことが出来た。この原作でTBSでもドラマが放送されている。ドラマは見たり見なかったりするが、物語的に面白そうなので手がそれに伸びた。文庫の解説ではスリラー小説と位置づけているが、どうもそう思えなかった。犯人探しは世の探偵モノや刑事モノ、検察モノで溢れかえっているが、被疑者自体も判らず被疑者と犯人の両方を紐解く展開には今読んでも楽しめるものがあった。日曜、ドラマの『砂の器』は最終回。かなり現代風にアレンジされ物語りも脚色されているがかなり面白くなっていると思う。どうラストを締めるのかそれが気掛かりだった。 刑務所の病院に父がもう命いくばくもない状態でベッドに横たわっている。逮捕前に今西刑事が和賀を父の元に連れて行く。和賀はためらいながらも父のいる部屋に一人で入る。 「秀雄か?・・・秀雄なのか」 沈黙が続く。 「あなたを恨んでました。あなたの子供であることを恨んでいました。」 和賀は振り絞るように喋り、鉄格子の前に座り込む。 「人を・・・人を殺してしまいました。三木さんを殺してしまいました。」 父はベッドから手を伸ばす。 「秀雄、秀雄」 ゆっくり、ゆっくり鉄格子から手を伸ばす和賀。両者の手はギリギリで握ることが出来る。 「とうちゃあーん、とうちゃあーん。」 泣き叫ぶ和賀。 俺も泣けた。 土曜、富山行きの最終便が出た。キャンセル待ちは当日30分前の人間には無情だった。4日前の東京とは違い天気は晴れ。東京には空がないといった人がいたが、ビルが建ち並ぶせいで面積的に空は少ないが、真っ青な空が広がっていた。行楽日和。桜も咲いている。MLBも来た。相撲も盛り上がっている。TDL、TDSも最高であろう。午後の7時から空いてるホテルを探すが無理である。どこにも低調に断られた。5件位からは何を今頃と電話を応対したスタッフが言っているようにも聞こえてきた。残るはウルトラDである。 Oとの電話。 「おお、俺。」 「久しぶり、どうした。」 「今日泊めてくれ。」 「いいよ。今どこ?」 「羽田」 「でも11時くらいまで出てるけど。」 「問題ない。飯でも食ってる。」 ベッド確保。 Yとの電話。 「店忙しい?一人だけど大丈夫か。」 「問題ない。何時ごろだ。」 「あと一時間くらい。」 「お待ちしております。」 「おい、そこ、コマの真ん前?」 「そうだよ。」 飯確保。 ウルトラDを三分で完了。これだから東京周りなんですよね。 |
| ●2004/03/08 (月) 純愛って・・・ |
| お酒の席では“愛”だの“恋”だの語りつくされてる感のあるテーマがよく挙がる。まあ、男同士ではそんなことを話したいはずもなく、必ず女性がそこには存在する。野郎だけではあまりにも方法論に終始してしまいがちであるが、女性が介入することで“愛”や“恋”の概念に話が進む。角度を変えればHネタなんだと思うんですが。恋愛経験の薄い時には理想論を話してたと思う。今はどうか。話す相手もそれなりに恋愛を重ね、一つも二つも辛い壁を乗り越えてきた人たちである。ほとんどが経験値からの意見である。経験することで培ってきた意見は、各々に“ずれ”が生じる。これがまた楽しい。その“ずれ”に対して否定したり肯定したり、その本人の恋愛経験の側面を垣間見ることが出来る。 時にズバッと真意を付いている意見もあれば、自分の見当違いもあり、その言葉で沈没さえしてしまうことがある。 「○○君って、純愛しそう。」 持ち上げてる意見なのか適当に言ったのかは判らないが、その言葉に引っ掛かってしまった。純愛っていったい何なの?純愛っていい意見なの?悪い意見なの?純粋に恋愛するってことは高校生みたいな事なんでしょうか?皆さん、今度飲んだ席でご意見下さいね。 |
| ●2004/03/06 (土) 亜空間的運命 |
| 仕込み・設営・運営・撤収。いつもこの繰り返し。結婚式2次会のお手伝い的なイベントは特別な感慨もなく普通に終わっていった。仕込み・設営・運営・撤収。仕込み・設営・運営・撤収・・・終わらない亜空間的運命。 |
| ●2004/03/05 (金) 収穫は靴 |
| 朝から晩まで働いたつもりだったが、生産性のない日だった。予想はしていた。5時過ぎの飲みにいく段取りの連絡を受けて今日1日を振り返る。お客さんの情報や意見を吸収しただけでアクションを起こしていない。頭で考えることもしていない。受け止めるのが精一杯だった。唯一の収穫といえば、スーツを着るときの靴を30分掛けて選んだことぐらいであろうか。これで仕事着のバリエーションが少し増える。これで良しとしましょ。 |
| ●2004/03/04 (木) 今日は雪でした。 |
| 雪が降っています。北陸特有の湿気をたっぷり含んだ重い雪。国道も渋滞気味。裏道を使って事務所に戻る。事務所には誰もいない。3月頑張ろうと思う日記もはかどらない。これで今日は終い。さようなら。 |
| ●2004/03/03 (水) “血” |
| これは自分だけなんだろうか。実家に帰り、肉親や親戚など血の濃い人間に会うといたたまれない気持ちになることがある。上の世代つまりは両親の世代の嫌な話を次の世代つまりは自分の世代に伝えたがるということだ。こんな時、自分の親の味方も親戚の味方も出来ない。ただ聞いてるしかない。田舎の血族によくある問題だと思うのだが、自分はこれだけは我慢が出来ない。自分達のいざこざを次の世代にも認識してもらい味方にしようという思いなんだろうか。なんで当事者で解決できないんだろう。田舎に住む以上は耐え忍ばなければいけないものなのだろうか。高校までが辛かった。こんなことから抜け出したかったのが大学へ行きたかったのが理由の一つである。自分の育った土地は大好きだ。でも“血”というものに甘えて、わめき、突き放し、時にへりくだり、陰口を叩くこんな家族の一面が本当に大嫌いだ。「血は水より濃い」というが、自分は濃い水に精神面で助けられてきたという強い自信がある。せめて自分の水の周りだけは、相手のことを思いやり、自分に自信がある生き方をする空気を作っていきたい。 |
| ●2004/03/02 (火) アンテナ |
| 「お前、最近アンテナ立ってないよな。」 この言葉はプチショックを与えたくれた。充分認識してるつもりだった。しかし、いざ周りの人間から改めて言われるとかなり落ち込む。アンテナの方向はこの場合間違いなく“女性”。別に女性だけにアンテナを立てなくても他に立てるべきものはたくさんあるという意見や、それは年齢と共に減少していくものだとの意見もある。しかしである。男と生まれてきた以上、女性に対してあってしかるべき本能を閉ざしていいのだろうか。もちろん社会的立場や環境が抑止する場合もあるが、どんな状況に置かれようとも、男性本能を必要以上に押さえ込むのもよくない思うのだ。この言葉を言い放った奴らは、最近詩を読むようになったり、慟哭したりとそれ自体どうよとも思うけど、艶っぽくて、おもしろくて、イカしていることには違いない。生き方自体が他人を感動させ、笑わせてくれる。そんな奴らを見習いたい思う。 |
| ●2004/03/01 (月) 睡眠 |
| 罰当たりなほど、思う存分寝かせていただいた。睡眠時間が短かったわけではない。寝入る時と起きる瞬間に仕事ことを考えていた。昨日は何もなかった。空っぽの頭は必要以上に睡眠を求め、そして実行した。ただ眠ること。それが楽しくてしょうがなかった。 |