シャーバスカランダル
シャーバスカランダル
イスラム神秘主義のスーフィーでは、聖者を廟に祭る。
面白いことに、ヒンドゥーの聖者も祭ることがあるらしく、
お祭り会場では時折ヒンドゥー教徒もいた。
シャーバスカランダルも聖者のひとりだ。
約700年程前の話だそうだ。
この聖者、詳しく何をした人なのかは知らないが、
ひとつだけ知っていることがある。
空を飛んだらしい。
お祭りでは翼が生えて空を飛んでいる聖者を描いた
紙とリボンで出来たバッジが売っている。
シャーバスカランダルに似せたような格好をした
ババが色んなところにいる。
話によると聖なる力が働いて、翼が生えたというか、
手が翼になったかはわからないが、とにかく飛べるようになったらしい。
祭り会場では皆が真顔で聖者の話をしてくれた。
おまけに、シャーバスカランダルの子孫なるものが
王様のような優雅な生活をしている。
祭り会場でたまたま会う機会があったが、
王様のようなおっさんは、偉そうに上座の特別席に座っていた。
ちゅうか、空飛ぶ聖者もそうやけどその子孫なるものが
当たり前のように王様のような生活をしていることが私には驚きだった。
そして、そのことを真顔で話すローカルの人たち。
普段やったら、どう考えても絶対に信じることはないが
あの場にいてると、なぜか聖者が空を飛んだことを
すんなりと受け入れることが出来そうな気がするから不思議だ。
そして、そんなお祭りは異教徒の私たちをも快く迎えてくれたのだった。
NEEN
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