マザーシップ
マザーシップ
パキスタンビザの延長申請で
パスポート受け取り期日までの時間を利用して
2ヶ月ぶりにぺシャワールを訪れている。
旅行者に有名なババジィから極上のネタも仕入れ、
ゆるりとした時間が冬の日差しのように
斜めに影を引き伸ばしたまま横たわっていた。
ビザ延長申請で数日滞在した
ピンディ、イスラマでも4つのダルガーを尋ね、
その地にあるスーフィズム
(イスラム教神秘主義)を見てまわったが、
今日はぺシャワールで2つのダルガー
(スーフィーの聖者を祭った聖者廟)に足を運んだ。
旧市街の喧騒を通り抜け、
街外れの田園風景が長い間続いた後で
突如として現れたのは広大な墓地園だった。
東京ドーム3個分はある広さだ。
その広大な敷地を抜けた辺りに
アラハマン・ババ、フン・ババと呼ばれる
2つのダルガーがある。
昼過ぎの少し強い日差しを反射して
ダルガーは白く輝いて見えた。
ダルガーの中で
巡礼者として各地のダルガーを巡っている
宇宙人に会った。
彼らの祈りは深く、また静かだ。
言葉ではなく、テレパシーを使って
彼らに接近してみる。
念に気付いて振り返った宇宙人に笑いかけると
彼らはこれまでに見たことのない
顔の皺だけで笑うような
一瞬の微笑みを返してきた。
私の中でスーフィズムが大切に育まれようとしている。
聖者廟にいるだけで
私は安らぎのようなものを感じているのだ。
キラキラ光っているダルガーは
マザーシップのように集まるものに
手を広げている。
明後日はシャージマハールというマザーシップで
久しぶりに
忘我のスィッチをONするつもりだ。
tripping844
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