コンチキツアー
1日目(3月11日)
・機内にて。
今回使ったのはヴァージンアトランティックエアライン。
ヴァージンメガストアのヴァージンだ。
機内に乗り込むと赤の座席シートで下は紫。
色使いからしてケッコウカコイイ。
ノラジョーンズが流れている。
機内というのは独特の雰囲気で、特に遠くへ行くとなればなおさらだ。
カナダ旅行のときはm-floのcome again が機内ラジオで流れていて
これが「カナダチューン」だったけど
今回はノラジョーンズが「ユーロチューン」だ。
スチュワーデスがパツキンで180センチはあろうかという大女。
香水プンプン。
ジブン犬畜生だもんで(なぜか豊橋弁)
でかくてにおいの強いもんにイカれちまう性分で。
エコノミーだったけどガラガラなので隣の席まで占拠出来て気分よし。
・ヒースロー着。
空港から地下鉄(チューブ、アンダーグラウンド)ピカデリーラインに乗り込む。
目指すはラッセルスクエア。大英博物館のある近くの駅だ。
でも切符を買うところからして戸惑う。
札だとおつりがでないようだ。
切符販売機も少ない。
仕方がないので窓口で買う。
・日本と違うのは初乗り料金が高くて(1.6ポンド=320円)、料金設定はゾーンごとなのでおおざっぱ。
線を乗り換えても値段はゾーン内ならそのままなので乗り換えには便利。
・駅の表示も西方面、北方面とおおざっぱなのでその辺はわかりやすい。
空港からは3.70ポンドのゾーンだった。
・またあとで乗り越し料金を支払うというシステムがなく、
乗り越しすると罰金を取られてしまう。
・ピカデリーラインは天井が台形っぽくて要するに狭い。
電車も止まるときは急停車。
車内の電光掲示板も最終目的地しか表示しないので意味なし。
鉄道発祥の地イギリスだけど要するに日本の地下鉄のほうがいいってこと。
さてと4時に空港着で6時近くにはもうラッセルスクエアに近づいている。
やれやれ、一応無事にはこれたな、と思っていた。
「ロンドン行ったんだって?」「え、なに」「ロンドン」「あ、’ランドン’のこと?」
とか馬鹿なこと考えていた。
ラッセルズスクエアで電車が止まり降りようとする。
・・・けど扉が開かずそのまま電車は発車してしまう。
「え、なに?」
呆然としつつ遠くなりゆく駅を見ながら
理由を考える。
「ロンドンの地下鉄って降りるとき’ボタン’とか押すの?」
「もしかして’快速’?ラッセルズスクエア’だけ’とまらない。」
とりあえず次の駅で降りて、下りの線を探す。
もう夕方のラッシュ時で混雑している。でかい荷物を持っているだけで迷惑そうに見られる。
しかも図体のでかい人ばかりだというのにホームの広さは日本のホームの半分以下。
駅員は人に埋もれていて近づけない。
なんで下り線にぱっと乗る。
でもさっきと同じことがおこる。
’The tube passed away Russel's square station.'
仕方がないので今度はなんとか駅員に尋ねる。
エクスキューズミーとかいって。
そしたら
’Follow the guide.'(案内に従ってくれ。)
directionだったかもしれないけど。
じゃ、あなたはいったいなんなのだと。
しかたなくまた電車に乗る。
’快速でない’電車に乗っていることを祈って。
でもまただめ。
「駅員に聞いてダメならもうだめだ。このままここで輪廻転生しよう。」とか
思っているとまた通り過ぎた。
駅で今度はガイドブックを開く。
なんか書いてあるかもしれない。
おばさんがこっちを「旅行者だわ」って目で見てる。
ちょっとはずかしい。
鼻掛けめがねをしてレンズを通さずにこちらをみると
おばさんは
「どこいくの」と声を掛けてくれる。
「ラッセルズスクエアです。」
「それなら・・・」
「その電車よ。」
クールに指差されたその電車に
「おばさんありがとう!駅員なんて信じないよ!」と思って乗り込む。
・・・が電車はまた通り過ぎる。
結局次の「親切なほうの」駅員さんによるとラッセルズスクエアは閉鎖されてるので
バスに乗りなさい、と。
脱力。
バスだってよく乗り方はわからない。どこから乗るのかだって。
ちなみにバスは1ポンド=200円。日本と大体同じ。
でも外の景色で判断するしかなくてどんな場所かもわからなくて
次の停留所ですぐ降りてしまう。
はぁ、どこにあるのやら。あんまり細かい地図なんてガイドブックにはないし。
そこで日本でもたまにやる技を使う。
バス停留所の掲示をみて方向だけ確認する。
「左車線だからこっちが進行方向、よし方向はあってる。」
こんな原始的な技でホテルまでつく。
ホテル着は9時ごろだ。ハラペコでつかれ切っている。
部屋はイロイロ交流しようと思ってわざとツインにした。
ルームメイトがカギを持っているようだ。
部屋に行くと当然、
「扉が開かない」
外出するならレセプションにあずけるっつうのが・・・・・・
もういい。もうこういうときは素直に途方にくれる。
素直になった僕のところには怪訝そうな眼で見るメイドのおばさん。
もういいよ、またbully(いじめる)されるんだろ。
Exactly(そのとおり)!
「いずいっちゃーず?」
「わっと?」
「いずいっちゃーず!?ゆぅ!ゆぅ!ゆぅ!」
人差し指で胸を突いてくる。
要するに部屋の予約票を持っている自分に対して
「それはあんたの?Is it yours?」って聞いてるだけなんだけど。
ほんとにありえない対応だから、何かしちゃったかと思った。
この’ばばあ’にカギ空けてもらって
やっと一息。
ルームメイトも少し経つと帰ってきた。
愛想よく自己紹介とかして。
明日どこ行く?とか軽く話して、近くの店で飲み物とサンドイッチ買ってきて食べて
11時にはさっさと寝る。
書いているだけで、あの日の疲労感が思い出される1日だ。