世界中のゴミを集めた。

全部飲み込んだ。

綺麗になった。

皆喜ぶ。

汚物になった私を、暖かな憐れみが包む。

 

そこで目が醒めた。

 

世界中の宝石を集めた。

全部投げつけた。

粉々になった。

皆悲しむ。

睨みつける眼差しを、消したくて投げ続ける。

 

ひとり消える。

もうひとり消える。

皆いなくなる。

 

そこで目が醒めた。

 

酷く喉が渇いていた。

水を何倍も飲んでは、吐いた。

 

 

部屋に還る。

カーテンの隙間から、同じ服を来た人。

見下ろして笑う。

なんて愚かなんだろう。

ああはならない。

あそこには混ざらない。

混ざるものか。

 

私は、もっと。

もっと。

 

 

やめた。

 

そこで目を瞑った。

 

差し込む光を避けて、布団の中に入る。

夢の匂いがする。

 

何もいらない。

見たくないもので、下の世界は溢れている。

そう、思った。

 

 

目は、醒めない。

いつまでも。

 

光には、遇えない気がする。