| NORIKOとJANIS JOPLIN |
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| 数日が過ぎ、いつも一緒の仲良しグループが出来た。 学校の帰りは、決まって喫茶店に寄りコーヒーを飲みながら仲間と話した。 初めて顔を合わせたあのシーンとした静けさは、一ヶ月も経たないのに打ち破られた。 学校へ行くのが楽しくて仕方ない。 カメラを持って今日も学校へ行く。 だんだんと行動範囲も広がり直接アパートへ帰る事は少なく成った。 渋谷のブラックホークを教えてくれたのは、主藤 主藤は東京生まれの東京育ち、東京の事は何でも知っていた。 そんな時、日比谷でフリーロックコンサートがあり主藤と行った。 ロックの音がギンギン、手足が自然に動く、日比谷野外音楽堂は、若者でいっぱい。 今日も日比谷であるらしい、主藤を誘うが、何か用があるらしく一人で行く事にした。 たばこを吸いながら、満足感を感じる、音楽と映像そんな事を考えながら。 その時、隣の女の子がライター持ってますかと話掛けてきた。 国立に住むNORIKO、なんとなく気が合い一緒に帰ることにした。 夏が近いのにまだ肌寒く、寒いと言いながらオレの胸に飛び込むNORIKO オレは女の魅力を感じた。 HIROKOとは全く違った女の魅力である。 初めて会ったのにオレの心はNORIKOへ行きそうだ。 オレのアパートと全く逆の国立まで送ることにした。 電車の中でも以前からずっと付き合っている恋人のようにNORIKOはオレに甘える。 新宿、三鷹、国立に近づくにつれあせりを感じる。 これっきりなのだろうか、NORIKOはオレの気持ちをさしたのか最後に言った。 何か言うことないの、・・・・・・・・こんどいつ会える。 そんな会話をしながら国立の駅で別れる。 NORIKOと出会いも有ったし、すばらしい一日だった。 小岩のアパートへ帰ったのは12時を過ぎていた。 寝ようと思っても寝れないHIROKO、NORIKOの事が頭に浮かぶ、 HIROKOを裏切った気がしてごめんな。 今日は、NORIKOと約束した日。 来るかどうか、不安があったが、学校で待っていると、NORIKOがやって来た。 NORIKOはオレの写真に協力的だった。 今日はモデルに成ってくれると言う事なので写真を撮りまくった。 ファインダーから見るNORIKOはとても可愛かった。 NORIKOはJANIS JOPLINを教えてくれた。 その中でもMAYBEは最高に自分の感性にあっている曲だ。 最初、聴いた時。 男性かと思う位ハスキーな声で、絞りだすような歌いかたが気にいった。 JANIS JOPLINの曲を聴くことは、NORIKOの生き方がわかるような気がしてのめり込んだ。 吉祥寺のビ・バップでNORIKOと一緒にJANIS JOPLINの曲をリクエストしては聴いた。 薄暗い地下室の中、ボリュウム一杯に上げ話声など全く聞こえない、 そんな中でただ見つめながらJANIS JOPLINの曲を聴く。 しかし、 楽しかった夢は一ヶ月も続かなかった。 NORIKOはオレから去って行った。 きっと今も、他の男にJANIS JOPLINを聴かしているだろう。 NORIKOさょうなら。 |
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