| 卒業・就職 |
| オレは何とかこの学校を卒業だけはしょうと思う。 MAKOもMISUEも学校にはほとんど来なく成った。 MAKOはその頃オレが大反対したスナックでバイトをしていて、 化粧も濃くなるし、何か変わって行く感じがする。 写真も撮ってないみたいで違う世界へ行ってしまうようだ。 オレに写真だけに専念させようと思うのか、 アパートを探しているらしと、久しぶりに会ったMISUEから聞く。 MAKOに聞いてみると渋谷の店を閉じて、家族は立川の方に行くので、 「私は都内に居たいし、いつまでもSHIMAに甘えるわけにもいかないし・・・」 遠まわしに別れを告げているのだろうか、 直接別れようとは言わないが、そんな気がしてならない。 MAKOはMISUEとはよく会っているようで、 オレはその頃バイトでトラックの運転をしていたので忙しく、 学校と運送会社とアパートの往復の日々だった。 MAKOから荻窪にアパートが見つかったと連絡があり、オレのアパートに置いていた。 自分の荷物を取りに来た。 「MAKO本当に行ってしまうのか」「またSHIMAの所にも来るから」「荻窪にも遊びに来なよ」 と言って荻窪に行ってしまった。 オレの心にポッカリ穴があいたみたいで、何もする気にならない。 オレはMAKOを独占したかったが、MAKOは違った。 色んな人間と出会って自分を磨きたい、そんな気持ちだったのだろうか。 オレもそろそろ卒業を控え、本格的に就職活動をしなければならない時期に成っていた。 学校へ行っては、何処か良い就職先が無いかと探すが自分の気に入った会社がなかなか無い。 そんな時、大和航空で一人募集していると聞き、早速面接に行く事にした。 学校で紹介状を貰い、面接に行ってみると、すんなり決ってしまった。 会社の工場と分譲地を空から撮影する仕事だと聞き、被写体としては何の魅力も無いが、 写真の仕事に付けるだけでも良い思い、雇って貰う事にした。 就職先も決ったし、これから頑張るぞ。 MAKOにすぐ就職先が決った事を連絡したら就職祝いだと言ってお寿司を持って来てくれた。 久しぶりに会うMAKOは益々輝いていた。 これでまたMAKOと一緒に暮らす事が出来れば最高なのに、 後は卒業してこの会社で頑張るだけだった。 |
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