不倫疑惑



あれは一昨年のクリスマスイブ

直属の上司にクリスマスカードをいただいた。

帰りの車の中で開けてみたのだが、何のへんてつもない

黒地にツリーの絵のカードであった。(のように見えた)





特に何も書かれていなかったので娘にあげた。

1日たった晩に娘が聞いてきた。


娘 「あのクリスマスカードって誰にもらった?」

私 「会社のおじさん。」


娘 「誰から誰へのもの?」


妙なことを聞くなぁ〜?と思いながらやましいことはなく

私 「会社のおじさんがママにくれたんだよ。」

娘 「その人とママってどういう関係?」

私 「ただの上司と部下で、それ以上でもそれ以下でもない。」

娘 「・・・なんか書いてあったよ。」


まじまじと見てみたが別になにもなかった。



私 「???これがー・・・どうかした?」

娘 「ほら、ココ」

そこには手が込んだことに、黒地に黒ボールペンでこう書かれていた。






なにぃー!?僕も??僕もとはなんぞや!!!(-_-;)

誤解するのも当然だ!!



私 「その人はねー、結婚してるのに家に帰ってないらしく、

   髪がベトベトでフケだらけで、お風呂も入ってないみたいだし、

   丸顔に丸いメガネにゲゲゲの鬼太郎みたいな髪型で、

   仕事中もどこ行ってるかわかんないような人!!」




←Mr.O氏 こんな感じ



娘 「面食いのママが付き合うわけないっか。」 と納得。



そんなに納得しなくても・・・というくらいすご〜く納得!!

だいいち私は既婚者お断りだ!(当たり前だけど)
まったく冗談じゃないよ!!!おかげでこっちは尋問にあったんだから。(ーー;)

明朝、早速派遣会社の担当営業マンU氏に電話した。

このお兄ちゃんがまた頼りないっちゅーか、いい加減っちゅーか、

変わり者なんだなぁ・・・。

これは、某電機メーカーへ同じ派遣会社から行った私たち派遣8名

全員一致の意見だ。

案の定、U氏は渋った。が、仕事だろうがー!?

仕方なくU氏は私の上司の上司である社長の元へとやってきた。

だが、だがである。

社長は急に所用ができ、私にこう言ったのだ。




社長 「今日の1時に派遣会社の人が来ることになってるが、

    私はどうしても抜けられんから、Oに代わりに聞いて

    もらってくれ。」



エッ!?マジで!?本人のことを本人に直接言うの?


私 「かしこまりました。」



とは言ったものの何となくヤバイ状況だ。(-_-;)
まぁ〜ここは腹をくくるしかないっか。

話が終わった後、


O氏 「ごめんなさい。冗談のつもりだったんだけど。」 と謝ってきた。

私 「冗談にも言っていいことと悪いことがあります。」


今回はU氏も一応ちゃんと言ってくれたようでよかった。

社長が戻り、社長室に用があったので入っていくと、早速聞かれた。



社長 「今日は何だったんだ?」

私 「書類を渡すときに手を握ろうとしてきたり、クリスマスカードに

   “僕も君を愛している”と書いてきたり・・・」



とこれまでの全てをぶちまけた。



社長 「そういうことか・・・(ーー;)

    今度そういうことがあったら、バカタレー!!と

    蹴飛ばしてやれ!!」



あーすっきりした。


PS.

私はこのO氏のお陰でずいぶん得もした。

NO!を言わない上司だったので、ある意味働きやすかった。

それゆえ、仕事上、迷惑を被ったこともあるのだが・・・

会社を辞めたのは、親会社・子会社ともに統廃合が実施され、

子会社の女性の行き場がなくなってしまったからだ。

私の席は、社員さんたちの「憩いの場」となっていたので、

辞めることが決定した時は、この上司はずいぶん責められたそうだ。

O氏は私のことを「バニーちゃん」と呼んだりする。(;^_^A

O氏宛に来た贈答品はすべて私の自由になっていたし、

部の飲み会でも全てO氏が支払っていたので、実は全部タダだった。

そういう時はちゃっかり 「ごちそうさまでした。」と済ませていた。(^凹^)

まんざら悪いことばかりではない。


おしまい