infoCarry VNW-V15 Sony製(2000/11/13時点で実売 19,800円)

・ブックリーダがほしかった
 ライトノベルが好きで、バイトの時は必ず1冊はもっていき、電車の中で読んでいる。月の本代も馬鹿にならないので、オンラインテキストが電車の中でも読めるといいなとずっと考えていた。
 方法のひとつにプリンタで出力して持ち歩くというのがある。しかし、この方法は、インク代、紙代がかかる、出力データの整形に手間がかかる、出力に時間がかかると欠点がいろいろあるため、あきらめていた。
 V10/Aが13,000円、これなら買ってもいいかなと思っていたら、新製品がでてるとの情報を得る。V5とV15、縦書き表示が可能なのが魅力。値段的にV5(実売 12,800円)に傾いていたのだが、バックライトがないのが気になった。海外旅行で飛行機に乗るとき、暗い座席で見るのに必要、などと考えてしまい。V15に決定となった。

・特徴
 ブックリーダとしての操作がしっかり考えられている。本を読む動作が指一本、ジョグダイヤルだけでできる。ボタンを探さずにすむのは読書の妨げにならないのでとてもいい。また、ページをめくる動作もジョグダイヤルの場合、一動作で1〜6ページめくれる。(無理をすれば10ページくらいめくれる)つまり、自分の読みたいページに簡単に移動できるということだ。非常にうれしい機能である。キーのみの操作ではできないことだ。 sonyのPDA、Clieだけはジョグダイヤルがついてるので、同じ操作ができるのかもしれないが値段が45,000円するので今回は見送ることにした。

・ハード的にはほぼ不満が見つからない
 大きさは文庫本の上にちょうど2台並べることができる。液晶が大きくとってあるので横書き表示時で20文字×19行、縦書き表示で20文字×15行(共に行間4ドットの時)と結構な量の文章を表示できる。
 重さは電池・ケース・ストラップ込みで135g、文庫本1冊と同じ重さだった。ジャケットのポケットに入れておいてもよいと思える重さだ。
 電源は単4電池1本、これで30時間持つらしい。バックライトを使っていると急激に電池を消耗するとの話を聞いているが、具体的な時間は試していないのでわからない。ちなみにアルカリ電池は40本セットで1980円で売っていた。ここらへんはもう少し使ってからコメントすることにする。なお、USBケーブル接続時は電池なしでも動作する。また、電池の交換ではデータが消えたりすることはないようである。
 メモリの容量は4MBと記載されているが、フリーエリアは3MBのようである。まあ、小説のデータ量を考えてみると2B×42文字×17行×250ページなので、1冊分で約350kBとなり、約8冊分入ることになる。画像データを抑えれば、旅行のときでも安心できる容量だ。

・付属品もよく考えられている
 ソフトケースがまず良い。ケースの端に本体を固定し、海苔巻状に巻き、フックで留めるようになっている。液晶部分にあたるところは、少し硬くなっていて、また素材が少し毛羽立った布を使っているので、しまったときに液晶部分が保護されている形になる。また、ケースを使用せずに使おうとすると本体の角が手のひらにあたってしまうが、ケースを使うと手のひらに直線的にあたるので、長時間の使用でも負担が少なくなると思われる。
 ストラップの長さも良い。手を通す時にすんなり通る長さなのだ。これより短いと通す時に手にあたるし、これ以上長いと邪魔になる。絶妙な長さだ。手首を通し、手の甲の側から親指と人差し指の間に通しておけば、手が滑って本体を落としたときでも10cm位落下するだけですむので安心だ。

・ソフトは未評価
 買って間もないので、読書以外の用途にはまだ使用していない。Web converterについて1つだけ書いておく。Web上の文章で、スタイルシートを使わない場合、HTMLの特性上行間が狭い。そこで、わざと改行を入れて見やすくしていることがある。この余分な改行を除去する機能があるとうれしかった。

・前のモデル(V10/A)と比べると
 ページスクロールがジョグダイヤルを押しながら回さないとできないとか、データ転送でしおりが消えるとかあったようだが、いずれも改善されている。

・現在見つかっている不具合
 簡易メモ作成機能で「ぽ」を入力すると、「ぺ」に変わってしまう。これは後日アップデートを配布する予定とのこと。
 しおりをはさんだ後、コンピュータからデータを転送する。その後しおりを挟んだページを開くと表示がおかしくなる。これは1・2ページ分ずらして戻すときちんと表示されるので、あまり問題ない。

・まとめ
 ブックリーダとしては大満足である。Web上の文章ページや掲示板を読むのに使うのには良い機器だろう。後は、例のソニータイマーが搭載されていないことを祈るだけである。
 それ以外の目的でinfoCarryを買おうと考えている人は良く考えたほうがいい。文章の入力はメモ程度のことしかできない。住所録やスケジュールはテキストでの表示だけで入力・編集はコンピュータ本体で行わなくてはいけないのである。自宅以外で入力を伴う操作を必要とするなら素直にPDAを買うことをお勧めする。

・使用環境
 自作機-Pentium MMX200,P/I-XP55T2P4
 もう3年くらい使ってるがまだまだ現役。マザーボードにUSBポートがないので、PlanexのPX-220MというUSBアダプタをつけてinfoCarryと接続している。

・リンク  infoCarryに関するレヴューを探しているときは、次のページを訪れることを薦める。
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